『モンスターハンターワイルズ』の超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』に、奇怪竜フルフルの登場が確定した。判明したのは東京ゲームショウ2026・カプコンブースで2026年9月19日に実施された「スペシャルステージ」の世界初実機プレイで、同時期に公式サイトのMONSTERSページにもフルフルの項目が正式掲載されている。つまり会場での目撃情報ではなく、カプコンによる公式発表だ。
気になる発売時期は「2027年発売予定」までしか出ていない。具体的な発売日も価格も、2026年9月20日時点で未発表のままだ。CERO区分にいたっては公式サイト上で「審査中」と記載されている段階である。
それでも今回の一報が刺さる理由は分かりやすい。フルフルは初代『モンスターハンター』からの古参モンスターでありながら、新大陸を舞台にした『モンスターハンター:ワールド』『アイスボーン』では出番がなく、『ワイルズ』本編にも不在だった。そのフルフルが、天空に浮かぶ新フィールド「雲居の遺跡群」の洞窟から首をニョキッと伸ばしてくる――この絵面だけで語れる情報量がとんでもない。
この記事では、公式サイトとカプコン公式ステージで確認できた一次情報だけを使って、「フルフルは本当に出るのか」「どこで発表されたのか」「いつ遊べるのか」を整理していく。未発表の項目は正直に未発表と書く。
順番に、公式が「出した情報」と「まだ出していない情報」の境界線をはっきりさせていく。ここを曖昧にした記事が多すぎる。
『モンハンワイルズ:アセンダンス』にフルフルは登場する?
登場する。『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』公式サイトのMONSTERSページに「奇怪竜 フルフル」として正式に掲載されており、推測や噂の段階ではない。
公式サイトのモンスター一覧は、古龍枠の「雷霆龍 グンドラージャ」「炎王龍 テオ・テスカトル」「鋼龍 クシャルダオラ」「老山龍 ラオシャンロン」と、新たな物語を彩るモンスター枠の「噴衝鳥 アラケータ」「奇怪竜 フルフル」という構成になっている。フルフルは古龍枠ではなく、後者のグループに置かれている点も押さえておきたい。
主に洞窟などの暗所に生息する不気味な飛竜。体内の発電器官から生じる電気で獲物を麻痺させ、壁や天井から襲いかかる。別名「奇怪竜」とも呼ばれる。
引用元:モンスターハンターワイルズ:アセンダンス 公式サイト
この短い紹介文、シリーズを追ってきた側からすると情報が詰まっている。「体内の発電器官から生じる電気で獲物を麻痺させ」という一文は、フルフルの電撃が単なる属性ダメージではなく麻痺を伴う設計として明言されたということだ。そして「壁や天井から襲いかかる」。洞窟の天井に張り付いてぶら下がってくる、あのフルフルの動きが『ワイルズ』のエンジンで再現されると公式が言っている。
なお、フルフル亜種の有無、弱点属性、危険度といった細かい仕様は公式サイトに記載がない。シリーズ通例では原種に火属性が有効とされてきたが、『アセンダンス』での弱点が同じである保証はどこにもないので、ここは断定を避けておく。
フルフル登場はどこで判明した?公式発表か会場での目撃か
カプコン公式のステージイベントで公開された、正真正銘の公式発表だ。会場の来場者がプレイ中に偶然見つけた、という類の目撃情報ではない。
舞台は東京ゲームショウ2026のカプコンブースで2026年9月19日に行われた「『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』スペシャルステージ」。プロデューサーの辻本良三氏、エグゼクティブ・ディレクター兼アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの平岡拓朗氏が登壇し、『アセンダンス』の世界初実機プレイを披露した。その実機プレイの最中、新フィールド「雲居の遺跡群」の洞窟で新モンスター・アラケータと戦っている場面に、壁からフルフルの頭部が現れて雷ブレスを吐く様子が映し出された、という流れである。
ここが今回いちばん誤解されやすいポイントなので、時系列で整理しておく。
- 公開形式:カプコン公式ステージでの世界初実機プレイ映像
- 公開日:2026年9月19日(東京ゲームショウ2026会期中)
- 登壇者:辻本良三P/藤岡要ED/平岡拓朗D
- 裏付け:公式サイトのMONSTERSページにフルフルの項目と紹介文が掲載
「実機プレイで映っただけ」で止まっていたなら記事としては慎重に扱うべき案件だった。だが公式サイトに紹介文付きで載った時点で、これは確定情報として扱っていい。開発陣からは、『アセンダンス』のフルフルには新たな攻撃も追加されているという趣旨の言及もあった。
実機プレイで公開された映像では、フルフルが帯電する、首を伸ばして攻撃する、壁や隙間から首だけを出す、さらにハンターを丸呑みしようとする、といった挙動が確認されている。丸呑みは従来のフルフルにはなかった見せ方で、「新たな攻撃」の一端がここに当たる可能性は高い。ただし技の正式名称や性能は公式に出ていないので、そこは断定しない。あと正直に言うと、あの首が壁からニョキッと出てくるカットを初めて見たとき、Steam Deckの画面越しに思わず「ヒッ」って声が出た。
新フィールド「雲居の遺跡群」とはどんな場所?
「雲居の遺跡群(くもいのいせきぐん)」は、竜都の空を覆っていた霧が晴れたことで、はるか上空に発見された天空に浮かぶ太古の遺跡群だ。英語表記は「Skybound Eyrie」。
公式サイトのFIELDページには、このフィールドの性格がはっきり書かれている。
竜都の空を覆っていた霧が晴れたことにより、はるか上空で発見された遺跡群。これまで禁足地では確認されていなかった生物たちの姿が見られ、独自の生態系が築かれていることがうかがえる。
引用元:モンスターハンターワイルズ:アセンダンス 公式サイト
「これまで禁足地では確認されていなかった生物たち」――この一文が効いている。『ワイルズ』本編に不在だったフルフルが自然に出てくる理屈が、フィールド設定の側で用意されているわけだ。単に人気モンスターを足したのではなく、新エリアの生態系という枠組みで復活させている。この段取りの良さはさすがにうまい。
フィールド構造としては、離れた浮島で構成され、ところどころで上昇気流が吹き上がる。乗用生物セクレトに乗って滑空移動ができるとされており、TGS2026の試遊バージョンでは上昇気流に乗ってから高速で滑空するという、かなり開放的な移動が体験できる作りになっていた。天空フィールドと、暗所に潜むフルフルという組み合わせは一見ちぐはぐに思えるが、実機プレイで映っていたのは遺跡群内部の洞窟だ。浮島の内側にきっちり暗がりが用意されている。
フルフルはどんなモンスター?シリーズ登場作品一覧で見る22年
フルフルは2004年の初代『モンスターハンター』から登場している飛竜種で、シリーズ22年選手だ。『ライズ』で「奇怪竜」という別名が与えられ、以降その呼称が定着している。
特徴は、洞窟などの暗所に生息すること、体内の発電器官による電撃、壁や天井に張り付いての奇襲。白く弛んだ皮膚と目立たない目、ゆらりとした動きという気味の悪さで、シリーズ屈指の「生理的に来る」モンスターとして語り継がれてきた。ホラー系が苦手な人が最初につまずくのは大体こいつだ。
シリーズごとの登場状況を整理すると、こうなる。
| タイトル(発売年) | フルフルの登場 |
|---|---|
| 『モンスターハンター』(2004年) | 登場(シリーズ初登場) |
| 『ドス』『ポータブル2nd』『2ndG』(2006〜2008年) | 登場 |
| 『トライ』『3G』(2009〜2011年) | 未登場 |
| 『4』『4G』(2013〜2014年) | 登場(亜種も) |
| 『クロス』『ダブルクロス』(2015〜2017年) | 登場 |
| 『ワールド』『アイスボーン』(2018〜2019年) | 未登場 |
| 『ライズ』『サンブレイク』(2021〜2022年) | 登場(別名「奇怪竜」が定着) |
| 『モンスターハンターワイルズ』本編(2025年) | 未登場 |
| 『ワイルズ:アセンダンス』(2027年発売予定) | 登場(今回判明) |
表にすると、フルフルの「空白期間」の意味が見えてくる。『トライ』系で一度外れ、『4』系で復帰。そして新大陸編の『ワールド』『アイスボーン』でまた外れ、Switchの『ライズ』で復活。つまりフルフルは、ナンバリングの舞台が切り替わるタイミングで落とされやすいモンスターだった。『ワイルズ』本編にも不在だったため、「またしばらく会えないのでは」と諦めていたファンは相当いたはずだ。そこへの『アセンダンス』での復帰である。
ちなみに実機プレイの映像には、フルフルベビーらしき小さな生物がハンターに飛びかかる場面も映っていた。従来のシリーズでフルフルベビーはアイテム扱いだったため、モンスターまたは環境生物への格上げではないかと指摘する声も出ている。ただしこれは公式に説明されていない。現時点では「そう見える映像がある」以上のことは言えない。
『アセンダンス』はいつ発売?価格・対応機種の判明情報と未発表項目
『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』の発売時期は「2027年発売予定」で、具体的な発売日と価格は2026年9月20日時点で未発表だ。
公式サイトに記載されている確定情報と、まだ出ていない情報を分けて整理する。ここを混同したまま予約情報を探しても、そもそもまだ何も始まっていない。
| 項目 | 現時点の公式情報(2026年9月20日時点) |
|---|---|
| 正式名称 | モンスターハンターワイルズ:アセンダンス(MONSTER HUNTER WILDS: ASCENDANCE) |
| 発売時期 | 2027年発売予定(月日は未発表) |
| 価格 | 未発表 |
| 対応ハード | PlayStation 5/XBOX Series X|S/Nintendo Switch 2/Steam(クロスプレイ対応) |
| プレイ条件 | 『ワイルズ』本編+★7任務クエスト「夢から覚めて」(Chapter6-1)クリア |
| CERO | 審査中 |
| メインモンスター | 未公開 |
| プレイ人数 | 1人(オンライン1〜4人) |
対応ハードについて補足しておく。2026年6月の発表時点では PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam の3機種だったが、2026年9月9日の「Nintendo Direct 2026.9.9」で『ワイルズ』本編のNintendo Switch 2版が2026年12月4日発売と決まり、『アセンダンス』もSwitch 2対応となった。現在の公式サイトには4機種が並んでいる。「PS5とXboxとSteamだけ」という古い情報が残っている場所もあるので注意したい。
コンテンツ面では、公式が追加要素を以下のようにまとめている。
『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』は、『モンスターハンターワイルズ』本編から続くさらなるストーリー、フィールドやモンスター、ハンターのアクション、より歯ごたえのある新たなクエストランクとして「マスターランク」が登場するなど、様々なコンテンツが追加となります。
引用元:株式会社カプコン プレスリリース
マスターランクの実装が明言されている以上、『アセンダンス』は『アイスボーン』『サンブレイク』と同じ系譜の大型拡張という位置づけになる。加えてTGS2026の試遊では、全14武器種に対応する新要素「ブーストブレイサー」が体験でき、ディレクターの平岡氏はリリース時点でやり応えのあるエンドコンテンツを用意したい旨を語っている。
そして最大の「まだ出ていない情報」がメインモンスターだ。公式サイトのMONSTERSページに雷霆龍グンドラージャという新古龍が載ったことで、ユーザー間では「これがメインだろう」という見方が広まった。だがTGS2026のインタビューで辻本プロデューサーはメインモンスターを「まだ公開していない」と明言し、グンドラージャがメインモンスターであることも否定している。つまりパッケージを飾る本命は、まだ完全に伏せられている。
気になる点も書いておく。発売まで1年以上ある拡張で、ここまで情報を小出しにする戦略は、盛り上がりを維持するには有効でも、待つ側の消耗は大きい。発売日も価格も出ていない段階で予約もできないし、「2027年」としか言われていないのは年末の可能性すらあるということだ。期待値だけ上げられて待たされる感覚は、正直しんどい。
まとめ|フルフル復活は確定、発売日と価格はこれから
要点をもう一度整理する。『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』へのフルフル登場は、東京ゲームショウ2026・カプコンブースで2026年9月19日に行われたスペシャルステージの世界初実機プレイで公開され、公式サイトのMONSTERSページにも「奇怪竜 フルフル」として掲載された確定情報だ。会場での目撃情報ではなく、カプコンの公式発表である。
公式の説明は「主に洞窟などの暗所に生息する不気味な飛竜。体内の発電器官から生じる電気で獲物を麻痺させ、壁や天井から襲いかかる」。舞台となる新フィールドは天空に浮かぶ「雲居の遺跡群」で、英語表記はSkybound Eyrie。実機プレイの映像では、帯電・首伸ばし・壁からの奇襲に加え、ハンターを丸呑みしようとする新しい挙動も確認できた。
一方で、『アセンダンス』の発売は2027年予定というだけで、具体的な発売日・価格・CERO区分はすべて未発表。メインモンスターも辻本プロデューサーが「まだ公開していない」と明言している。対応ハードはPlayStation 5/XBOX Series X|S/Nintendo Switch 2/Steamの4機種で、プレイには『ワイルズ』本編と★7任務クエスト「夢から覚めて」のクリアが必要になる(2026年9月20日時点、公式サイト確認)。
今回の発表で評価したいのは、フルフルを「人気だから出した」のではなく、雲居の遺跡群という新しい生態系の住人として配置してきた点だ。『ワールド』『ワイルズ』本編で外され続けたモンスターを、フィールド設定ごと連れ戻す。この筋の通し方は素直に強い。逆に気になるのは情報の出し惜しみで、発売日も価格もメインモンスターも伏せたまま2027年まで走る構えなのは、待つ側の体力をそこそこ削ってくる。
壁から首だけ出してくるあの動き、『ワイルズ』の画づくりで見ると想像の3倍怖い。ホラー耐性ゼロ勢は今から覚悟しておいたほうがいい。
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