Mortal Shell II 評価レビュー|スタミナ制廃止のソウルライクは買いか?価格・8シェル解説

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ソウルライクアクションRPG『Mortal Shell II』が2026年8月20日にPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで正式リリースされた。価格はPC・Xbox版が6,480円、PS5版が6,490円(いずれも税込)だ。

本作最大の特徴は、ソウルライクの常識だったスタミナ制を完全に廃止したことにある。息切れを気にせず攻め続けられる設計で、『SEKIRO』と『Bloodborne』を足したような攻防が展開される。

評価はすでに出ている。海外レビュー集積サイトmetacriticで84/100、Steamのオープンベータでは約5,700件のレビュー中91%が高評価という「非常に好評」だ。リリース前のベータ段階でSteam同時接続約2万人を記録している。

前作『Mortal Shell』(2020年)は「ボリューム不足」と「マップが狭い」が最大の弱点だった。そこを正面から潰してきたのが本作だ。正直、続編でここまで別物になるとは思っていなかった。

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『Mortal Shell II』の価格と対応機種は?発売日・エディション整理

発売日は2026年8月20日、対応プラットフォームはPC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|Sの3機種だ。日本語に対応している。

プラットフォーム 価格(税込)
PC(Steam) 6,480円
Xbox Series X|S 6,480円
PlayStation 5 6,490円

開発は前作から続投のCold Symmetry、パブリッシャーはPlaystack。上位版として「Devout Edition」へのアップグレードも用意されている。

フルプライスのAAAタイトルが1万円前後になった今、6,480円という価格設定はかなり良心的だ。ソウルライクを試してみたい人にとっても、手を出しやすい水準に収まっている。

スタミナ制廃止で何が変わった?攻めっぱなしの戦闘設計

本作最大の変更点は、ソウルライクの根幹だったスタミナゲージを撤廃したことだ。回避も攻撃も、スタミナ残量を気にせず繰り出せる。

これは想像以上に体験を変える。従来のソウルライクは「攻撃3回入れたらスタミナが尽きるから、そこで引く」というリズム管理のゲームだった。それがなくなると、判断基準が敵の挙動だけになる。隙を見つけたら、そのまま踏み込んで殴り続けられる。

ただし、これは易化を意味しない。プレイヤーが攻め続けられるということは、敵も同様に容赦なく攻めてくるということだ。パリィとジャストガードで敵の攻撃を受け止め、そこから重い一撃か高速連撃を叩き込む——攻防のテンポは前作より明確に速い。

『SEKIRO』の「弾き」の気持ちよさと、『Bloodborne』の「攻めて回復する」思想を混ぜたような手触り、と表現されているのがしっくりくる。待ちのゲームではなく、前に出るゲームだ。

「シェル」システムとは?8体それぞれに記憶が紐づく

『Mortal Shell』シリーズの看板システムが「シェル(殻)」だ。プレイヤーは世界各地に散らばる、忘れ去られた戦士の亡骸に憑依して戦う。本作では全8体のシェルが用意されている。

要素 内容
シェル数 全8体
バリエーション 盗賊・貴族・シスター・錬金術師 など
特徴 各シェルに固有の戦闘スタイルと「記憶」が紐づく

面白いのは、各シェルに記憶が関連づけられている点だ。シェルを使い込むと、その戦士が何者だったのかが断片的に明らかになる。単なるジョブチェンジではなく、キャラクターの物語を掘る行為でもある。

これ、ソウルライク特有の「断片的なテキストでロアを推測する」文化を、システムに正しく落とし込んでいると思う。アイテム説明文を読み込むのが好きな人ほどハマる作りだ。

前作から何が改善された?マップ・ボリューム・育成の自由度

前作の課題は明確だった。「ボリュームが少ない」「マップ設計が単調」「戦闘と育成の自由度が低い」の3点だ。本作はこの3つすべてに手を入れている。

  • ボリューム:コンパクトなオープンワールドに60以上のダンジョンを配置
  • マップ:探索に報酬が用意され、寄り道する理由がある設計に変更
  • 育成:シェル8体+近接・遠距離武器の戦略的アップグレードで構築の幅が拡大

60以上のダンジョンというボリュームは、前作を知っている人ほど驚く数字だろう。前作は数時間でクリアできてしまう規模だったので、そこからのスケールアップ幅が大きい。

敵についても「歪んだ思想に突き動かされる存在」として設計されており、単なる障害物ではなくロアの一部になっている。世界観の作り込みが前作より一段深い。

『Mortal Shell II』は初心者でも遊べる?ソウルライク入門としての評価

結論から言えば、ソウルライク経験者向けだ。難易度は高く、初めてこのジャンルに触れる人にとっては厳しい部類に入る。

ただし、スタミナ管理という「見えない制約」がない分、覚えることは減っている。従来のソウルライクは「敵の攻撃パターン」と「自分のスタミナ配分」の2軸を同時に管理する必要があったが、本作は前者に集中できる。その意味では、意外と入りやすい面もある。

とはいえパリィとジャストガードの精度が要求されるため、反射神経とパターン学習は避けて通れない。「死んで覚える」を受け入れられるかどうかが分水嶺になる。

逆に、『SEKIRO』のリズムが好きだった人には強く勧められる。あの「弾いて崩す」快感を、より攻撃的な方向に伸ばしたのが本作だ。metacritic 84点とSteam 91%好評という数字は、そういう層からの支持を反映していると見ていい。

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まとめ|スタミナを捨てたソウルライクは、想像以上に別物だった

『Mortal Shell II』は2026年8月20日にPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで発売。価格はPC・Xbox版6,480円、PS5版6,490円(いずれも税込)。開発はCold Symmetry、発売はPlaystackだ。

スタミナ制を廃止した攻撃的な戦闘、8体のシェルによるビルド構築、コンパクトなオープンワールドに配置された60以上のダンジョン——前作の弱点だったボリューム・マップ・育成の自由度が、すべて手当てされている。

評価はmetacriticで84/100、Steamオープンベータでは約5,700件のレビュー中91%が高評価。ベータ段階でSteam同時接続約2万人を記録しており、リリース前から注目度は高かった。

SPOTGEEKS VERDICT

「フロム・ソフトウェアのフォロワー」という枠から、本作は明確に一歩出た。スタミナ制の撤廃は思いつきではなく、攻めのリズムを軸に据えるという設計思想の表明だ。前作の弱点を素直に認めて全部潰しにきた姿勢も好感が持てる。難易度は高く万人向けではないが、6,480円という価格で60以上のダンジョンを詰めた密度は評価に値する。ソウルライクに飽きたと言っていた人ほど、一度触ってみる価値がある。

スタミナゲージがない戦闘、想像より20倍くらい攻撃的。覚悟して踏み込んでほしい。

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WRITER
小田のっこ

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