「METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)」の価格は137,500円(税込)、発売は2027年1月予定だ。予約開始は2026年8月27日、一般店頭販売商品として展開される。
全高約310mm。ABS・PVC・ダイキャストの複合素材。そして約2,500パーツ。数字を並べただけで、これが何のジャンルの製品なのかがわかる人にはわかるはずだ。解体匠機シリーズの3体目、νガンダム・サザビーに続く新作である。
2023年の魂ネイションで試作品が初公開されてから約3年。ようやく値段が付いた。……13万7,500円。秋葉原の帰りに何度もこの数字を見返して、そのたび財布の中身を思い出す。バツ2のオレが払える額かどうかは、正直まだ答えが出ていない。
本記事では、確定した価格と発売日、約2,500パーツで何を再現したのか、装甲展開の3形態と発光ギミック、そしてνガンダム・サザビーとの決定的な違いまで、2026年8月時点の公式情報をもとに整理する。
解体匠機は「解体」と「構築」をコンセプトに掲げるシリーズだ。完成品でありながら、内部まで見せることを前提に設計されている。そこが普通のフィギュアと決定的に違う。
解体匠機 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)の価格・発売日は?
「METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)」は137,500円(税込)、2027年1月発売予定だ。予約開始は2026年8月27日である。
基本スペックを整理する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式商品名 | METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様) |
| 価格 | 137,500円(税込) |
| 予約開始 | 2026年8月27日 |
| 発売時期 | 2027年1月予定 |
| 販売ルート | 一般店頭販売商品 |
| 全高 | 約310mm |
| 素材 | ABS、PVC、ダイキャスト |
| パーツ数 | 約2,500パーツ |
| 対象年齢 | 15才以上 |
| 電池 | 必要(発光ギミック搭載) |
| 原作 | 機動戦士Zガンダム |
注目したいのが「一般店頭販売商品」という点だ。解体匠機シリーズは過去に抽選販売や受注生産の形を取ってきた経緯がある。今回は一般流通に乗る。店頭やオンラインショップでの予約が可能ということになる。
ただし13万円台の商品が潤沢に流通するとは考えにくい。予約枠は早期に埋まる前提で動くべきだ。
セット内容と付属品
付属品は以下の通りだ。
- 本体
- ビーム・ライフル
- ハイパー・バズーカ
- バルカン・ポッド・システム
- シールド
- 予備Eパック×2
- Eパック用ジョイントパーツ
- バズーカ予備カートリッジ
- 台座一式
- ビームエフェクトパーツ各種
- フィギュア一式
予備Eパック、Eパック用ジョイント、バズーカ予備カートリッジ——この3つが並んでいる時点で、「弾薬の管理まで再現する」という設計思想が透けて見える。ガンダムMk-IIという機体は、劇中でEパックの交換描写がある。そこを立体で拾いにきているわけだ。
約2,500パーツで何を再現した?装甲展開と3つの形態
本製品の核心は約2,500パーツによる「解体」と「構築」にある。公式はコンセプトを次のように表現している。
“ガンダム”の系譜を刻み始めた”道標”を解体する。そこに存在した個は、匠が織りなす「解体」と「構築」により濃密な存在へと昇華。素材、技巧、彩色の贅をつくし「解体匠機」が刻を顕現する。ガンダムMk-IIに課せられた役割を検証・分析し、これを解体。2500にも及ぶパーツを、部位ごとに選定された複合素材で再び構築。
引用元:TAMASHII NATIONS 公式サイト
「部位ごとに選定された複合素材」という一文が重要だ。ABS・PVC・ダイキャストを、見た目のためではなく機能のために使い分けているという宣言である。荷重のかかる部位には金属を、装甲の質感が要る部位には樹脂を——という設計だろう。
ハッチ開閉で3つの形態を切り替えられる
装甲まわりのギミックは、3つの形態として整理されている。
| 形態 | 状態 |
|---|---|
| 通常形態 | ハッチを閉じた戦闘状態。大型アクションフィギュアとして成立する |
| 高機動戦闘形態 | パネルを展開した状態 |
| フルメンテナンス形態 | 装甲を全開にし、内部構造を露出させた整備状態 |
そして注目すべきは装甲の開き方だ。シリーズ第1弾のνガンダムがスライド式の開閉機構だったのに対し、本製品は「開き戸のように前後に開閉するギミック」を採用している。
これは単なる仕様変更ではない。『Zガンダム』時代のメカをイメージした設計という意図がある。νガンダムは第二次ネオ・ジオン抗争期、Mk-IIはグリプス戦役期。作品世代が違えば、整備の作法も違うはずだ——という理屈を、開閉機構の形式にまで落とし込んでいる。
正直、ここを聞いたときに唸った。ギミックの形式そのものを時代考証の道具にするという発想は、なかなか出てこない。全塗装無改造派として長年キットと向き合ってきたが、こういう設計思想の提示は素直に嬉しい。
武装も分解できる
武装まわりにもギミックが仕込まれている。ビーム・ライフルとハイパー・バズーカは、銃身・マガジン・グリップといった要素に分解可能だ。組み替えによる装備バリエーションを楽しめる設計になっている。
付属する予備Eパック×2とEパック用ジョイントパーツ、バズーカ予備カートリッジは、この分解ギミックと組み合わせて機能する。「弾を撃ち尽くしてEパックを交換する」という劇中の一場面を、そのまま卓上で再現できるということだ。
発光ギミックと台座は何ができる?
本製品には本体と台座の両方に発光ギミックが内蔵されている。電池が必要なのはこのためだ。
発光箇所は以下の通りである。
- メインカメラ
- カメラアイ
- 胸部センサー
- コクピット内部
特筆すべきはコクピット内部だ。装甲を開いてコクピットを露出させた状態で、内部が光る。フルメンテナンス形態と組み合わせたときの説得力が段違いになる。
台座はメンテナンスハンガーとして機能する
付属する台座一式は、単なるディスプレイ台ではない。メンテナンスハンガーの演出とカタパルト展開のギミックを備えている。
さらに可動アームが付属し、整備シーンの再現に使える。そこにエゥーゴのメンテナンスクルーのミニフィギュアが加わることで、スケール感が生まれる仕組みだ。
公式はこれを「メンテナンスにおける巨大感を演出」と説明している。約310mmという全高に対して、人のサイズを置くことで一気にリアリティが立ち上がる——この手法自体は目新しくないが、13万円台の製品でそこまでやり切るのは別の話だ。
そして重要なのが、装甲を全て閉じてドックから取り出せば、大型のアクションフィギュアとしても成立するという点である。ディスプレイモデル専用ではない。飾り方の選択肢が2軸ある。
解体匠機シリーズ3体目|νガンダム・サザビーとの違いは?
本製品は解体匠機シリーズの3体目にあたる。過去2作との比較を整理する。
| 商品名 | 発売 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-93 νガンダム | 2019年 | 110,000円 |
| METAL STRUCTURE 解体匠機 MSN-04 サザビー | 2022年12月 | 189,200円 |
| METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様) | 2027年1月予定 | 137,500円 |
価格の推移が興味深い。νガンダム11万円 → サザビー18万9,200円 → Mk-II 13万7,500円。サザビーから5万円以上下がっている。
これは機体サイズの差が大きいだろう。サザビーは全高25.6mの大型MSであり、モビルスーツとしての体積そのものが違う。ガンダムMk-IIは18.5m級だ。同じ約310mmの立体でも、内部に詰め込む構造の量が変わる。
とはいえ13万7,500円である。安いという話ではまったくない。シリーズ史上最安ではあるが、フィギュア全体で見れば最上位クラスの価格帯だ。
ファンが理想とするプロポーションを狙った
造形面での方針も過去作と異なる。本製品は設定資料や過去の立体化作品を参考に、「Zガンダム世代が理想とするプロポーション」を狙った設計とされている。
ガンダムMk-IIは1985年の機体だ。40年以上にわたって無数の立体化がなされてきた。その蓄積の上で「理想形」を出すというのは、相当に重いハードルを自分に課したことになる。
加えて、無数のメンテナンスハッチが開閉するギミックにより「Zガンダム世代が頭に描く理想のメンテナンス時のスタイル」を実現したとされている。『Zガンダム』という作品には、アーガマの格納庫でMSが整備されている描写が繰り返し出てくる。あの画を立体で持ちたいという欲望は、世代を直撃する。
……オレはドリキャス世代だと自称しているが、実のところ最初に触れたガンダムはZの再放送だった。格納庫でMk-IIが整備されているカット、いまでも覚えている。そこを狙われると弱い。わかっていて狙ってきているのが、また質が悪い。
137,500円は買いか?予約前に確認すべきこと
本製品は一般店頭販売商品だが、価格帯を考えれば予約は必須と考えるべきだ。予約開始は2026年8月27日、発売は2027年1月予定である。
購入判断の前に押さえておくべき点を整理する。
- 発売まで約5か月ある——2026年8月予約、2027年1月発売。決済タイミングは販売店により異なる
- 全高約310mmの設置スペースが必要——さらに台座はメンテナンスハンガー形状のため、専有面積は本体寸法より大きくなる
- 電池が必要——発光ギミックの駆動用。ランニングコストも発生する
- フルメンテナンス形態では、さらに横幅を取る——装甲を全開にする以上、展示スペースの想定は余裕を持つべきだ
- ダイキャスト採用のため相応の重量がある——棚の耐荷重も確認しておきたい
そして最も重要な点。これは組み立てキットではなく完成品フィギュアだ。ガンプラの延長で考えると認識がズレる。塗装済み・組み立て済みで届く、いわゆる完成品トイのカテゴリである。
「自分で組みたい」「塗りたい」という欲求がある人にとっては、そこが物足りなさになる可能性がある。逆に「完成した理想形を、いますぐ手元に置きたい」人にとっては、これ以上ない選択肢だ。
気になる点も正直に書いておく。約2,500パーツという構成は、可動と装甲展開を繰り返せば、どこかに負荷が集中することを意味する。この価格帯の製品で頻繁に触るかどうかは、購入前に自分の付き合い方を決めておいたほうがいい。飾りっぱなしにするのか、動かして遊ぶのか。答えによって満足度が変わる。
解体匠機 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)最新情報まとめ
最後に、2026年8月時点の確定情報を再掲する。
- 「METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)」の価格は137,500円(税込)
- 予約開始は2026年8月27日、発売は2027年1月予定。一般店頭販売商品として展開
- 全高約310mm、素材はABS・PVC・ダイキャスト、対象年齢15才以上
- 約2,500パーツを部位ごとに選定した複合素材で構築
- セット内容は本体/ビーム・ライフル/ハイパー・バズーカ/バルカン・ポッド・システム/シールド/予備Eパック×2/Eパック用ジョイントパーツ/バズーカ予備カートリッジ/台座一式/ビームエフェクトパーツ各種/フィギュア一式
- 通常形態・高機動戦闘形態・フルメンテナンス形態の3形態に対応
- 装甲は「開き戸のように前後に開閉する」ギミックを採用。νガンダムのスライド式とは異なり、『Zガンダム』時代のメカをイメージした設計
- ビーム・ライフルとハイパー・バズーカは銃身・マガジン・グリップなどに分解可能。組み替えで装備バリエーションを楽しめる
- 発光ギミックを本体と台座に内蔵(電池必要)。メインカメラ・カメラアイ・胸部センサー・コクピット内部が発光
- 台座はメンテナンスハンガー演出とカタパルト展開ギミックを搭載。可動アームとエゥーゴのメンテナンスクルーのミニフィギュアが付属
- 装甲を全て閉じれば大型アクションフィギュアとしても成立
- シリーズ3体目。RX-93 νガンダム(2019年・110,000円)、MSN-04 サザビー(2022年12月・189,200円)に続く新作
スポットギークス編集部の評価は「装甲の開き方を時代考証にまで結びつけた設計思想が白眉」だ。νガンダムのスライド式に対し、Mk-IIは開き戸式。同じシリーズで機構の形式そのものを作品世代に合わせて変えるという判断は、ギミックを飾りではなく解釈として扱っている証拠である。発光箇所にコクピット内部が含まれる点、台座にカタパルト展開まで仕込んだ点も、フルメンテナンス形態を本気で見せにきている。一方で137,500円という価格は、シリーズ最安であっても万人向けではない。完成品トイであるため組む楽しみはなく、装甲展開を繰り返せば経年での負荷も避けられない。「動かして遊ぶ」のか「格納庫の一場面として飾り切る」のか、購入前に自分の答えを決めておくべき製品だ。
アーガマの格納庫が、13万7,500円で机の上に来る。高いか安いかは、あのカットを覚えているかどうかで決まる。
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スニッカー北村











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