ボトムズのプラモデルを買いたいけど、どれを選べばいいかわからない。
そんな悩みを抱えたまま、積みプラの山だけが増えていませんか?
本記事は、そんなすべてのボトムズファン・プラモデラーに向けた「ボトムズプラモデル完全攻略ガイド」です。
バンダイ・ウェーブ・マックスファクトリー、各メーカーのラインナップ、スケールの違い、初心者向け〜玄人向けのおすすめキット、2025〜2026年の最新リリース情報まで、すべてをこの一記事に詰め込みました。
これを読めば、あなたにとって「最初の一体」も「次の一体」も迷わず決まります。
そもそも「装甲騎兵ボトムズ」とは
知っている人は読み飛ばしてOK。でも改めておさらいしておきましょう。
『装甲騎兵ボトムズ』は1983年にサンライズが制作したSFロボットアニメです。監督は高橋良輔、メカデザインは大河原邦男。
主人公・キリコ・キュービィーは、百年戦争という長期戦争に巻き込まれた一介の兵士。彼が乗り込む「AT(アーマードトルーパー)」は、ガンダムのような「特別な主役ロボット」ではありません。
量産品。消耗品。鉄の棺桶。
そんな機体を乗り換えながら、キリコは戦場から戦場へと逃げ続ける。これがボトムズの根幹にある物語です。
だからこそプラモデルも面白い。「主役ロボット」ではなく、劇中で傷つき、破壊され、乗り換えられる無数のATたちをモデル化する楽しさがあります。同じスコープドッグでも、どの場面のキリコ機か、どの部隊の機体か。そこに深みが生まれます。
2024年にはシリーズ40周年を迎え、各メーカーが一斉にボトムズ関連キットを強化。まさに今が「ボトムズプラモの黄金期」と言える状況です。
登場AT(アーマードトルーパー)全機体解説
プラモを選ぶ前に、まず「どの機体が欲しいか」を整理しましょう。ボトムズに登場する主要ATを解説します。
スコープドッグ(ATM-09-ST)── 主役にして量産機
ボトムズの顔であり、最も多くキット化されている機体。
メルキアが開発したギルガメス軍の正式主力ATで、百年戦争中に最も多く生産された機体です。全高3804mm、重量6627kg。頭部には3つのカメラレンズ(標準ズーム・精密照準・広角)を搭載し、あのゴーグルのような外見が特徴的です。
装備は降着機構、アームパンチ、グライディングホイールと汎用性が高く、様々な環境での運用が可能。だからこそ百年戦争を通じて最も多く使われ、そして最も多く壊れた機体でもあります。
キリコが物語を通じて最も長く搭乗した機体であり、ボトムズといえばまずこれ。プラモデルも最も種類が豊富です。
スコープドッグ ターボカスタム── 強化型の決定版
スコープドッグに高出力エンジンとジェットローラーダッシュ機構を組み合わせた高性能派生型。
OVA「ザ・ラストレッドショルダー」でのキリコ機として登場し、圧倒的な速度と機動性で強敵を圧倒します。ジェットローラーダッシュによる高速移動と降着姿勢からの急発進は、劇中でも特に印象的なシーンを生み出しました。
ウェーブの1/24キット(BK-182)では、このジェットローラーダッシュのブースターノズル展開や降着機構の完全再現を実現。「バンダイですら実現できなかった」と評されるほどの完成度です。
スコープドッグ レッドショルダーカスタム── 精鋭部隊の証
キリコが所属していたエリート部隊「赤い肩」(レッドショルダー)仕様の機体。
通常のスコープドッグと基本構造は同じながら、赤く塗られた左肩装甲が最大の特徴。この赤い肩は戦場において「生き残り」の証であると同時に、「恐怖の象徴」として敵に恐れられました。
カラーリングの違いだけでなく、機体各部に独自のカスタマイズが施されており、同じスコープドッグでも印象がまるで違います。ウェーブの1/24版(BK-181)でキット化されています。
ブラッドサッカー── 異形の暗殺者
バラランド軍のATながら、その異形のシルエットが強烈な印象を残す機体。
クモのような多脚型のシルエットと、強力なクローアームが特徴。重力下ではあまり活躍しませんが、その造形的な個性からプラモデルとして人気が高い機体です。ウェーブの1/35シリーズでキット化されています。
ダイビングビートル── 水中特化の奇異な姿
水中戦闘に特化した特殊AT。甲虫(ビートル)を思わせる独特のフォルムを持ちます。
物語の「クメン編」で登場。陸上ではやや不格好に見えますが、水中での機動性は圧倒的。ウェーブの1/35シリーズでラインナップされており、「スコープドッグだけじゃつまらない」というコレクターに人気の機体です。
ストライクドッグ(X・ATH-02)── 後半戦のライバル機
物語後半に登場する高性能AT。スタンダードなスコープドッグとは一線を画す重武装・高機動機体です。
バーナムの私設軍隊が運用した機体で、重厚なシルエットと強力な武装が特徴。キリコの前に立ちはだかる強敵として登場します。マックスファクトリーのPLAMAXシリーズ(SV-01)で1/24スケールキット化され、高い完成度と評価を得ています。
ラビドリードッグ(X・ATH-02-DT)── キリコ唯一の専用機
物語の最終局面においてキリコが搭乗する、ストライクドッグの発展改修機。
ストライクドッグをベースにしながら、専用の新規パーツを追加することで別物に仕上げられた機体です。マックスファクトリーのPLAMAX SV-04として1/24キット化。ストライクドッグ(SV-01)と並べることで、その違いと共通性を楽しむことができます。
バーグラリードッグ── OVA「赫奕たる異端」の主役機
OVA「赫奕たる異端」に登場する、重武装の特殊AT。キリコが搭乗します。
大型のミッションパックを装備した重武装型で、通常のスコープドッグとは異なる迫力があります。バンダイのHGシリーズで2024年にキット化。抜群のプロポーションと複雑なギミックが評価されています。
ブルーティッシュドッグ── フィアナ専用機
ヒロインであるフィアナが搭乗する機体。バーグラリードッグ系の派生型です。
バンダイのHGシリーズとして2026年6月発売予定。降着ポーズやアームパンチも再現可能なキットとして発表されており、フィアナファンには見逃せない一品。
ツヴァーク── バラランド軍の主力AT
ギルガメスと対立するバラランド陣営の主力AT機体。スコープドッグとは対照的な角張ったシルエットが特徴です。ウェーブの1/35シリーズでキット化されており、対戦相手として並べるコレクションに最適。
宝(タカラ)とウェーブ:40年の継承史
ボトムズのプラモデルを語る上で、絶対に知っておきたい歴史がある。宝(現タカラトミー)からウェーブへと受け継がれた40年の系譜だ。
「SAK」という革命──宝の1/24シリーズ
宝が展開したプラモデルシリーズの名称は「SAK(スケールアニメキット)」だ。これはスケールモデルに挑戦するという宣言でもあった。当時、スケールモデルのユーザーはキャラクターモデルを下に見る傾向があったが、宝はその流れに正面から抗い、1983年に1/24スコープドッグを世に送り出した。
伝説の設計者・泉さん
宝の1/24シリーズを語る上で絶対に外せない人物が設計者の泉さんだ。モデラーたちの間では畏敬を込めてこう語られる。
「泉さんはアストラギウス銀河まで行って、実物のスコープドッグを取材してから模型を作ってきた」
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=lZ880_yMD0M
もちろんフィクションだが、それほどの設計精度だということだ。アニメの作画では「線を減らせ」という制約がある。大河原邦男さん自身も1991年頃に「線が少なすぎると言われて驚いた」と語っているほどだ。泉さんはその線を減らした原画を起点に、「4mの実在する兵器だったらここはこうなるはず」という解釈を積み上げ、アニメにすら描かれなかったディテールを大量に追加した。肩のリベット配置、足裏のモールド、各関節の造形——宝のスコープドッグが持つディテールは、後の全メーカーの基準となった。
ブルーティッシュドッグに隠された秘密
一見するとスコープドッグのカラバリのように見えるブルーティッシュドッグだが、実はほぼすべての金型が新規で掘り直されたブランニューキットだ。スコープのレンズ縁のモールド・肩のサイズと形状・股間部の四角いセンサーモールドなど、細部にわたって別物として設計されている。当時のノウハウの常識ではバリエーションは共通金型で安く作るもの——それを全部掘り直したのが宝の凄さだ。
宝の撤退とウェーブへのバトンタッチ
1985年秋、宝はプラモデル事業から撤退する。その後の約40年間、スコープドッグというコンテンツを模型市場で生かし続けたのがウェーブだ。
| 年代 | ウェーブの動き |
|---|---|
| 1985年秋 | レジンキャスト製ターボカスタム改造パーツ発売(宝キット対応) |
| 1991年 | インジェクションプラ製ターボカスタムパーツをセットした1/24発売 |
| 1995年 | 新造の丸頭パーツ・ハンドパーツを追加セット(定番工作をパーツ化) |
| 2000年代 | ペールゼンファイルズ版など新規パーツで継続更新 |
| 2010年代 | 1/35シリーズ本格展開 |
| 2024〜2025年 | 完全新造の1/24スコープドッグ発売 |
特筆すべきは1995年に追加されたランナーだ。モデラーたちが長年「定番工作」と呼んでいた改造——頭を真球に近づける・腕を短くする・ハンドパーツを改良する——をウェーブがパーツ化して供給し始めた。モデラーがずっとやってきた改造を公式が吸収した瞬間だ。
業界関係者の言葉を借りれば、ウェーブはスコープドッグの「インフラ」だ。電気や水道のように、当たり前に供給され続ける存在。在庫が切れても待てば再販される信頼感がモデラーたちを長年支えてきた。
そして2024〜2025年、ウェーブは完全新造の1/24スコープドッグを発売。40年分のモデラーの声——バイザーの厚み・ターンピックのギミック・ダウンフォームポーズ対応——をすべて詰め込んだキットは、「宝の2代目」として完成した。このキットを初めて組んだモデラーから「説明書を見ていないまま6割完成していた」という声が挙がるほど、スコープドッグの文脈が体に染みついた設計になっている。
メーカー別 プラモデル完全ガイド
現在、ボトムズのプラモデルを手がける主要メーカーは3社。それぞれの特徴を把握することが、満足のいるキット選びの第一歩です。
【バンダイ】HGシリーズ── 現代技術の結晶
ガンプラで培った技術をボトムズに投入したのが、バンダイのHGシリーズです。2023年以降、40周年を機に本格的にラインナップを展開しています。
HGシリーズのラインナップ
| 商品名 | 価格 | 発売時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| HG スコープドッグ | ¥2,750 | 2023年 | ローラーダッシュ・降着・アームパンチ再現 |
| HG スコープドッグ ターボカスタム | ¥4,180 | 2025年9月 | ターボカスタム専用ギミック搭載 |
| HG バーグラリードッグ | ¥3,850 | 2024年5月 | ミッションパック付き、重武装型 |
| HG ブルーティッシュドッグ(仮) | 未定 | 2026年6月予定 | フィアナ機、降着・アームパンチ対応 |
| HG スコープドッグ用拡張パーツセット各種 | 各種 | 継続展開中 | 派生機体の武装や脚部を追加 |
HGシリーズの強みと弱み
強み:
- 入手しやすい価格帯(¥2,750〜¥4,180)
- ガンプラ品質の組みやすさ・色分け精度
- 降着機構・アームパンチ・ローラーダッシュなど主要ギミックを網羅
- 拡張パーツセットで派生機体を低コストで再現可能
- スナップフィットで接着剤不要
弱み:
- サイズが小さいため、ディテールの密度はやや控えめ
- モールドはウェーブの大スケール品より少ない
- コックピットの再現度はやや簡略化
HGスコープドッグは「ギリギリで成立している感が否めなく、クタつきポロつきが目立つ」という指摘もありますが、それを補って余りある価格とアクセスのしやすさがあります。
【ウェーブ】1/35シリーズ── 多機種展開の王者
ボトムズのプラモデルといえば、長年にわたってその中心にいるのがウェーブです。スコープドッグだけでなく、他のATも幅広くキット化しているのが最大の強み。
1/35シリーズのラインナップ(主要品)
| 商品名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| スコープドッグ | 基本型 | スナップフィット版・接着版あり |
| スコープドッグ ターボカスタム | 高機動型 | ジェットローラーダッシュ搭載 |
| スコープドッグ ラウンドムーバー(メルキア軍色) | 宇宙戦仕様 | 宇宙戦に対応した装備 |
| レッドショルダーカスタム | 精鋭仕様 | 特徴的な赤い肩装甲 |
| ブラッドサッカー | バラランド型 | 多脚型の異形シルエット |
| ダイビングビートル | 水中型 | 甲虫型フォルム |
| ストライクドッグ | 重武装型 | 後期主要AT |
| ラビドリードッグ | 最終型 | ストライクドッグの発展改修機 |
| マーシィドッグ | 泥沼型 | 湿地帯戦闘特化 |
| ツヴァーク | バラランド主力 | 対戦相手機体 |
1/35シリーズの強みと弱み
強み:
- スコープドッグ以外の機体も豊富にラインナップ
- 1/72スケール軍用プラモと組み合わせて戦場ジオラマが作れる
- 比較的リーズナブルな価格帯
- 「PS版(スナップフィット)」と「ST版(接着)」で選択可能
弱み:
- スケールが小さいためディテールには限界がある
- 古いキットはプロポーションに現代基準での甘さがある場合も
【注目新作】1/35 ストライクドッグ PS版
2026年現在、店頭で注目を集めているのがウェーブ1/35 ストライクドッグPS版だ。PS版はコックピット内部が再現されており、イプシロンフィギュア(着座・立ちの2種)が付属。立ちポーズのイプシロン(バイザー上、顔が見えるバージョン)は初回限定のため、見かけたら即確保を推奨する。頭部を接着しなければ両ポーズで使い回せる。
1/35シリーズはラビドリードッグから始まり、ストライクドッグで一つのシリーズが完結する形になっている。ランナーのタブには「RABIDLY DOG」の刻印が残っており、シリーズの系譜を受け継いでいることが分かる。宝の時代から「幻のキット」と呼ばれたストライクドッグが、いま誰でも手に入る状況になっている。
【ウェーブ】1/24シリーズ── リアルスケールの決定版
ウェーブが近年力を入れているのが、この1/24スケールシリーズです。かつてのタカラ製1/24キットを完全に刷新した新規金型で、現代の技術でスコープドッグを再解釈したラインナップです。
1/24シリーズのラインナップ
| 商品名 | 品番 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スコープドッグ | BK-180 | 要確認 | 1/24の基本キット、完全新規金型 |
| スコープドッグ レッドショルダーカスタム | BK-181 | 要確認 | 精鋭部隊仕様 |
| スコープドッグ ターボカスタム [キリコ機] | BK-182 | ¥14,080 | 全高約190mm・ギミック満載の最新作 |
BK-182の特筆すべき完成度
2025年12月発売のBK-182は、現時点でウェーブ1/24シリーズの最高傑作と評されています。
- ジェットローラーダッシュのブースターノズル展開が差し替えなしでスムーズに再現
- 降着機構を完全再現(「バンダイですら実現できなかった」と評価される)
- アームパンチ、コックピット開閉、ターンピック展開も搭載
- 大河原邦男氏の描き起こし画稿を元にした精密なディテール追加
- 全高約190mmという大型サイズを活かした密度感
- スナップフィットで接着剤不要
足首の関節軸が内外両方向に大きく傾けられるため、接地ポーズが抜群に決まります。「プロポーション・可動・ディテール、すべてが見事に構成されている」とホビージャパンも絶賛した一品です。
旧作BK-094との比較
ザ・ラストレッドショルダー版として2006年に発売されたBK-094(¥5,280)は、4機体分の武装を一箱に収めたコンバーチブルキット。今でも根強い人気を誇り、品切れになるほどの需要があります。
BK-182は最新技術の粋を集めた現行最高峰、BK-094は4機体コンプリートという唯一の価値。どちらも存在意義が異なるため、コレクターは両方を手に入れることをすすめます。
【マックスファクトリー】PLAMAXシリーズ── 1/24の頂点を競う
バニーガーデンの系譜とは異なる、マックスファクトリーの本格プラモブランド「PLAMAX」がボトムズに参入。ストライクドッグ・ラビドリードッグという後期の主役機を1/24で立体化しました。
PLAMAXシリーズ ボトムズラインナップ
| 商品名 | 品番 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ストライクドッグ | SV-01 | ¥8,800 | 全プラ仕様・ポリキャップ不使用・1/24 |
| ラビドリードッグ | SV-04 | ¥8,800 | キリコフィギュア付き・ミッションパック開閉 |
PLAMAXシリーズの特徴
PLAMAXが特筆すべきは全プラ仕様(ABS・ポリキャップ不使用)という設計思想。関節精度が高く、シャープなディテールが全高175mmというサイズに凝縮されています。
ラビドリードッグ(SV-04)は8色成型・水転写デカール付きという豪華仕様。ミッションパック開閉ギミック、アイアンクロー可動を搭載し、キリコ・キュービィーフィギュア(表情2種)も同梱されています。
ストライクドッグ(SV-01)との並べ飾りは圧巻。「ストライクドッグから始まり、ラビドリードッグへ」という物語の流れをそのまま棚の上で再現できます。
スケール別 徹底比較──どのサイズを選ぶべきか
ボトムズのプラモデルには複数のスケールが存在します。それぞれの特徴を把握して、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
| スケール | 全高目安 | 代表メーカー | 価格帯 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| HG(バンダイ) | 約130mm前後 | バンダイ | ¥2,750〜¥4,180 | 初心者・コレクター入門・予算重視 |
| 1/35 | 約110mm | ウェーブ | ¥2,000〜¥5,000 | 多機種を揃えたい・ジオラマ派 |
| 1/24(PLAMAX) | 約175mm | マックスファクトリー | ¥8,800 | 大スケール・後期機体ファン |
| 1/24(ウェーブ) | 約165〜190mm | ウェーブ | ¥5,280〜¥14,080 | 最高峰のスコープドッグが欲しい人 |
| 1/20(バンダイ旧) | 約190mm | バンダイ(旧) | 中古市場で変動 | レトロキット好き・コレクター |
「最初の一体」に最適なのはどれか
ズバリ、バンダイ HGスコープドッグ(¥2,750)がおすすめです。
理由は3つ。①リーズナブルで試しやすい、②組みやすいスナップフィット、③降着・アームパンチなどのギミックで「ボトムズらしさ」をしっかり体験できる。
まずHGで入門して、気に入ったら1/24へのステップアップを検討するのが賢明です。
初心者向けおすすめキット TOP3
第1位:バンダイ HG スコープドッグ(¥2,750)
ボトムズ初心者の「最初の一体」として文句なしの選択。ガンプラ品質の組みやすさで、2時間程度でサクッと完成します。降着姿勢・アームパンチ・ローラーダッシュといったスコープドッグの必須ギミックをすべて体験できます。拡張パーツセットを後から追加購入することで、バーグラリードッグやブルーティッシュドッグの要素も加えられる拡張性も魅力です。
第2位:ウェーブ 1/35スコープドッグ(PS版)
「1/35という軍用プラモのスケール感でボトムズを楽しみたい」という人向け。1/72スケールのAFV(装甲車両)や兵士フィギュアと組み合わせてジオラマを作る楽しみが生まれます。接着剤不要のPS版を選べば初心者でも安心。価格もリーズナブルで複数機体を揃えやすい点も◎。
第3位:PLAMAXシリーズ ストライクドッグ(¥8,800)
「ちょっと奮発して最初から本格的なものが欲しい」という人向け。全プラ仕様の高い精度と、大スケールならではの存在感。「最初の一体がこれなら十分すぎる」という声も多いキットです。後からラビドリードッグを追加すれば、ストーリーの核心を飾るATが2体揃います。
ベテランモデラー・コレクター向けおすすめキット
ウェーブ BK-182 スコープドッグ ターボカスタム [キリコ機](¥14,080)
現時点で「1/24スコープドッグの最高峰」と評価される、最新鋭のキットです。大河原邦男氏の描き起こし画稿を元にしたディテール、差し替えなしのブースターノズル展開、完全再現の降着機構。これが2025年時点での「スコープドッグプラモの頂点」です。
購入のタイミングを逃すと入手困難になる可能性もあるため、気になっているなら早めの確保を。
PLAMAX SV-04 ラビドリードッグ(¥8,800)
「ストライクドッグと並べた時の満足感は格別」と語られる、コレクション完成の一手。キリコ最終搭乗機という特別な地位に加え、8色成型・水転写デカール・キリコフィギュア同梱と付属内容が充実。物語のフィナーレを飾る機体を手元に置く、それがこのキットの意味です。
ウェーブ 1/35 ブラッドサッカー+ダイビングビートル
スコープドッグ系だけじゃつまらない、という人向けの異色コレクション。クモ型の異形シルエットのブラッドサッカーと、甲虫型のダイビングビートルを並べると、ボトムズの世界観の幅広さが一気に広がります。ジオラマ制作にも映える2機体です。
2025〜2026年 最新リリース情報
ボトムズプラモ市場は今まさに活況です。注目の最新・近日発売キットをまとめます。
バンダイ HGシリーズ
- HG スコープドッグ用拡張パーツセット(継続展開):バーグラリードッグ脚部ユニット、ブルーティッシュドッグ脚部ユニットなど、HGスコープドッグをベースに様々な派生機体が再現できる拡張セットが定期的にリリースされています。
- HG ブルーティッシュドッグ(仮):2026年6月発売予定。フィアナ搭乗機がついにHGでキット化。降着ポーズ・アームパンチ再現対応。
- HGスコープドッグ プレバン再登場:プレミアムバンダイにて、HGスコープドッグと拡張パーツセットが継続的に再販されています。
ウェーブシリーズ
- BK-182 スコープドッグ ターボカスタム [キリコ機]:2025年12月上旬発売済み。現行最高峰の1/24スコープドッグ。
- スコープドッグ ターボカスタム [ザ・ラストレッドショルダー版] 4機セット(BK-200):4機体分の武装が揃う豪華版も展開中。
マックスファクトリー PLAMAXシリーズ
- PLAMAX SV-04 ラビドリードッグ:販売中。キリコ最終機として人気。在庫状況は変動するため早めの購入を推奨。
よくある質問(FAQ)
Q:ボトムズに興味があるけど、アニメを見ていなくても楽しめる?
A:楽しめます。スコープドッグのシルエットは「プラモデルとしての完成形」とも言われるほど美しく、ボトムズを知らなくても造形物として十分に魅力があります。ただ、アニメを見てからキットを手に取ると、愛着が100倍になります。本編全52話+OVA複数作と長いですが、まずは本編1クール(ウド編)だけでも見てみることをすすめます。
Q:バンダイHGとウェーブ1/35、プロポーションはどちらが良い?
A:これは好みが分かれます。バンダイHGはガンプラ的な現代的解釈で整った印象。ウェーブ1/35は原作設定に忠実なプロポーションが魅力です。「現代的な見栄え」ならHG、「設定画の再現度」ならウェーブという傾向があります。
Q:1/24のウェーブとPLAMAX、どちらがいい?
A:機体で選ぶべきです。スコープドッグ・ターボカスタム・レッドショルダーはウェーブ一択。ストライクドッグ・ラビドリードッグはPLAMAX一択です。両社ともに高水準なキットを作っているため、「どちらが上か」ではなく「どの機体が欲しいか」で決めましょう。
Q:接着剤は必要?
A:バンダイHGはスナップフィットで不要。ウェーブはPS版(スナップフィット)とST版(接着剤使用)が存在するので選択時に確認を。PLAMAXはスナップフィット主体ですが一部パーツに接着剤が必要な場合があります。
Q:アシェットの「スコープドッグをつくる」は?
A:2024年9月から発売された分冊百科シリーズで、全高51cmの1/8スケールというとんでもない大きさのスコープドッグが完成します。大河原邦男氏設計のメンテナンスベース付きという豪華版。ただし全巻購入すると相応の費用がかかるため、覚悟が必要です。究極の「スコープドッグ」を求めるコレクターには最高の選択肢。
✅ スポットギークス的まとめ
ボトムズのプラモデルには「歴史が詰まっている」という言葉が一番しっくりくる。宝(タカラ)が1983年に生み出し、1985年に撤退した後もウェーブが40年にわたって脈々と継承してきた。その総決算が今店頭に並んでいる。
スポットギークス編集部のイチ推しは「ウェーブ BK-182 スコープドッグ ターボカスタム」。現行最高峰の1/24スコープドッグで、40年分のモデラーの声が詰まった一体。さらに今すぐ手に入れるべきは「1/35 ストライクドッグPS版(初回版)」——立ちポーズのイプシロンフィギュアは初回限定のため、見かけたら即買いを推薦する。
こんな人に刺さる
- 「ガンダム以外のリアルロボット」の入り口を探している人
- ミリタリー感・サバイバル感のあるアニメが好きな人
- プラモデルの歴史的背景や文脈を楽しめるモデラー
- 同じ機体を何体も作って塗装・改造で差別化したい人
向かないかも
- ド派手なスーパーロボットや最新アニメ機体が動機の人
- 「作りやすさ最優先」な入門者(ウェーブ大スケール品は組み応えあり)
- 全高4mという「地味に小さいロボット」に萌えられない人
まとめ──今すぐ買うべきボトムズキット
最後に、ズバリまとめます。
初めてボトムズのプラモを作るなら:バンダイ HG スコープドッグ(¥2,750)
1/35でコレクションを広げるなら:ウェーブの1/35シリーズで好きな機体を
最高のスコープドッグが欲しいなら:ウェーブ BK-182(¥14,080)
物語後半の機体を1/24で揃えるなら:PLAMAX SV-01 ストライクドッグ+SV-04 ラビドリードッグのセットで
最強のコレクションを目指すなら:上記すべてを揃えて完成
ボトムズのプラモデルは、2024〜2026年にかけてかつてないほど充実した時代を迎えています。各メーカーが競い合うようにして名機体たちを立体化し、どのキットもクオリティが高い。
迷う時間がもったいない。まず一体、手に取ってみてください。
棚の上にスコープドッグが立った瞬間、あなたはきっと「次の一体」を探し始めるはずです。





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