「夢を持て」——そう言われ続けた少年が、悪魔と融合してチェンソーになる。その設定だけで「読む」と決めた人も、「え?」となった人も——どちらも正しい反応だ。
「チェンソーマン」は藤本タツキが手がけた漫画で、シリーズ累計3,500万部(2026年1月時点)を誇る現代漫画界のモンスタータイトルだ。週刊少年ジャンプで連載された第1部「公安編」(全11巻・2021年完結)と、少年ジャンプ+に移行して連載された第2部「学園編」(全24巻・2026年3月完結)を合わせた全35巻の壮大な物語が、ついに完全完結した。
劇場版「チェンソーマン レゼ篇」は2025年9月に公開され、日本国内興行収入107.9億円・観客動員655万人という大ヒットを記録。さらにアニメ第2期「刺客篇」の制作も2025年12月に発表されており、チェンソーマンという作品の熱量は今なお上昇し続けている。
第1部・第2部ともに完結した今こそ、全巻一気読みのベストタイミングだ。BOOK☆WALKERに無料登録すれば1巻から最新巻まで電子版で揃えられる。最終24巻は2026年6月4日発売予定——読み始めるなら今この瞬間だ。
「ジャンプらしくない」という評価が最高の褒め言葉になっている、その理由を今から解説する。
チェンソーマンとはどんな漫画?第1部・第2部のスペック一覧
| 項目 | 第1部「公安編」 | 第2部「学園編」 |
|---|---|---|
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | 少年ジャンプ+ |
| 連載期間 | 2019年〜2021年 | 2022年〜2026年3月 |
| 巻数 | 全11巻(完結) | 全13巻(12〜24巻・完結) |
| 最終巻発売 | 2021年3月(11巻) | 2026年6月4日(24巻・最終巻) |
| 価格(電子版) | 各約576円(税込) | 各543円(税込) |
共通情報として、作者は藤本タツキ、出版社は集英社だ。「このマンガがすごい!2021年オトコ編1位」を獲得し、シリーズ累計3,500万部(2026年1月時点)という実績は、ジャンプ作品の中でも群を抜いている。第1部・第2部を合わせた全24巻がすべて完結しており、今すぐ全巻読み通すことができる。
第1部から第2部で舞台・主人公・世界観が一部変化するが、根底にある「人間と悪魔が共存する世界」の設定と、藤本タツキ独自のコマ運びと演出は一貫している。第1部を読んでから第2部へ進むのが最もスムーズで、その順番で読むことを強くおすすめする。
第1部「公安編」全11巻の魅力|ジャンプを変えた11巻
| 作者 | 藤本タツキ |
|---|---|
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 2019年〜2021年 |
| 巻数 | 全11巻(完結) |
| 受賞 | このマンガがすごい!2021 オトコ編1位 |
| アニメ | MAPPA制作・2022年10月〜12月・全12話 |
第1部「公安編」の主人公・デンジは貧困の中で悪魔と融合して生きる少年だ。「普通の暮らし、食パンにジャム、女の子と付き合う」というあまりにもシンプルな夢が、公安のデビルハンターとして悪魔と戦う過激な物語の底流に流れ続ける。この「夢の卑近さと物語の壮絶さのギャップ」が、チェンソーマン第1部の最大の魅力だ。
藤本タツキの演出は独特だ。重要なシーンほど言葉を省き、コマの構成と余白で感情を語る。キャラクターが死ぬときも、涙を搾り取るような描写はしない——ただそこに「事実」として描かれる。この冷静さが、逆に読後の余韻を深くする。全11巻という短さで、ジャンプの連載漫画史上屈指の密度の物語を完成させた藤本タツキの力量は、漫画家として別格の域にある。
第2部「学園編」の見どころ|2026年完結・最終24巻がいよいよ発売
| 作者 | 藤本タツキ |
|---|---|
| 掲載誌 | 少年ジャンプ+(集英社) |
| 連載期間 | 2022年〜2026年3月25日(完結) |
| 最終巻 | 24巻(2026年6月4日発売・572円・税込) |
2022年7月に少年ジャンプ+で始まった第2部「学園編」は、第1部とは異なる新主人公・新設定で展開するシリーズだ。舞台は高校に移り、「チェンソーマン」が伝説として語られる世界での物語が描かれる。第1部を読んだ読者には「あの設定がこういう形で展開されるのか」という発見が随所にあり、新規読者には独立した物語として楽しめる構成になっている。
2026年3月25日に連載が完結し、最終巻24巻が2026年6月4日に発売予定だ。第1部の11巻と合わせた全24巻(シリーズ合計)が、今まさに完全完結を迎えている。全部読み通してからラストを迎える体験は、今この瞬間にしかできない。第2部を読んだ読者の声を紹介しよう。
「ジャンプマンガは友情・努力・勝利だけどこの漫画はいい意味でジャンプ漫画ではない。個人的には鬼滅の刃よりも好き」
(かちさん)引用元:ブックライブ
「いい意味でジャンプ漫画ではない」——この評価が全てを言い表している。友情・努力・勝利を否定するのではなく、それとは全く異なる軸で「少年漫画として成立している」点がチェンソーマンの革新性だ。デンジの「本能で生きている感じ」は従来の少年漫画主人公像を刷新した。第2部の新主人公も同様に、既存のジャンプ的価値観とは一線を画したキャラクター設計がなされている。
劇場版「レゼ篇」・アニメ2期「刺客篇」|映画興収107億円の快挙
2025年9月19日に公開された劇場版「チェンソーマン レゼ篇」は、日本国内興行収入107.9億円・観客動員数655万人という大ヒットを記録した。アニメ第1期(MAPPA・2022年10月〜12月・全12話)の熱狂が4年を経ても冷めていないどころか、映画によってさらに新規ファンを獲得したことを示す数字だ。世界興収を含めると総計は68億円超(円換算以外の数字)にのぼり、チェンソーマンが完全にグローバルIPとして定着したことがわかる。
さらに2025年12月のジャンプフェスタ2026では、アニメ第2期「刺客篇」の制作が発表された。放送・配信の時期・形態は現時点で未発表だが(2026年5月時点)、映画の成功を受けての制作決定だけに、期待値は非常に高い。アニメ展開に乗り遅れたくないなら、今のうちに原作全巻を読んでおくことを強くすすめる。
読者が語るチェンソーマンの面白さ|ブックライブ400件超の声
ブックライブで400件超のレビューが集まる作品——読者の熱量が数字に出ている。実際の声を見ていこう。
「最初の見開き2ページだけで主人公たちがどのような状況なのかを説明し、そして読者をがっつり掴む。結構ショッキングな絵が多々あります」
(にるにるさん)引用元:ブックライブ
「最初の見開き2ページだけで掴む」——これはチェンソーマンの演出力の核心だ。藤本タツキは情報を詰め込まない。1コマで状況を把握させ、1ページで感情を動かす。この圧縮された演出が、読者を「次が気になる」という状態に引きずり込む。「ショッキングな絵が多々ある」という正直な注記も、人を選ぶ作品であることを正確に示している。チェンソーマンはグロ・暴力の描写が率直なため、苦手な人には向かない。だがそれが物語のリアリティを支えているとも言える。
「主人公のデンジの性格が最高。ジャンプらしくないというか、ぶっ飛んでいて本能で生きている感じがダークヒーローみたい」
(めがねさん)引用元:ブックライブ
デンジの「本能で生きている感じ」——これがチェンソーマンをユニークたらしめる最大の要素だ。ヒーローなのに高尚な動機を持たず、美少女に会いたい・ご飯を食べたいという欲求で動く。その素直さが「どうなるのかわからない」という予測不能な展開を生み、3,500万部という圧倒的な支持を獲得した。
まとめ|チェンソーマンはこんな人におすすめ
3,500万部・映画107億円・アニメ2期制作決定・第1部&第2部完全完結——チェンソーマンはすべての要素が揃った今こそ読むべき作品だ。最終24巻の発売(2026年6月4日)を控えた今、1巻から読み始めれば完結まで一気に追いかけられる。
こんな人には特におすすめだ:
- 従来の少年漫画とは違う体験がしたい
- 劇場版・アニメを見て原作が気になった
- 完結済み漫画を一気読みしたい
- ダークで予測不能な展開が好き
- 藤本タツキという作家に興味がある
※グロテスクな表現・暴力描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。
チェンソーマンは「ジャンプ漫画の常識を壊した作品」として語られるが、本質はもっとシンプルだ——「本能で生きる少年の話」を、藤本タツキという天才が誰にも真似できない演出で描いた。映画107億円・アニメ2期制作決定・第1部&第2部完全完結という今が、全巻読み通す史上最高のタイミングである。
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スニッカー北村












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