「キーボードとマウスで挑むリズムゲーム」と聞いて、ピンとくる人はどれくらいいるだろうか。『Arcaea』の開発元として知られるlowiroが、完全新作『In Falsus』の発売日を2026年9月9日に決定したと発表した。プラットフォームはPC(Steam)、価格はまだ発表されていない。
『Arcaea』はタップ・ホールド・スライドを駆使する”超感覚リズムゲーム”として、スマホ音ゲー界隈で独自の地位を築いてきたタイトルだ。その開発元が今度はPC向けに、しかも日本語フルボイスのビジュアルノベルとカードクラフト要素まで盛り込んだ長編作品を投入してくるというのだから、リズムゲーマーだけでなくADV好きも見逃せない一報だろう。
正直、最初にニュースを見たときは「Arcaea系のスタジオがそこまでやるのか」と驚いた。モバイル音ゲーの雄が、PCでビジュアルノベル規模の物語を作り込んでくる例は決して多くない。この記事では発売日・システム・ストーリー・収録楽曲まで、現時点で判明している情報を一次ソースベースで整理していく。
価格は本稿執筆時点(2026年7月23日)でまだ公式発表がない。この記事では判明している情報と未発表の項目をはっきり分けて書いていくので、購入判断の参考にしてほしい。
『In Falsus』とは?発売日・開発元・対応機種まとめ
『In Falsus』は2026年9月9日にPC(Steam/Windows)で発売されるリズムゲームで、開発・発売元は『Arcaea』のlowiroだ。ファミ通の報道によると、キーボードとマウスを用いた独自操作システムのリズムゲーム、日本語フルボイスのビジュアルノベル形式シナリオ、カードクラフト要素という三本柱で構成されているという。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | In Falsus |
| 発売日 | 2026年9月9日 |
| 開発・発売元 | lowiro(『Arcaea』開発元) |
| 対応機種 | PC(Steam/Windows) |
| 対応言語 | 日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字) |
| 価格 | 未発表(2026年7月23日時点) |
| 体験版 | Steamにて無料配信中 |

キーボードとマウスを用いた独自の操作システムのリズムゲーム。
日本語フルボイスで贈る長編ADVシナリオにカードクラフト要素の三つを主軸に据えた、新しい巣オーリー展開を楽しむリズムゲームとなっている。
この「三本柱」という打ち出し方が、スポットギークス編集部的にはかなり本気度の高いメッセージに見える。リズムゲーム単体でも、ビジュアルノベル単体でも勝負できる規模のコンテンツを一本にまとめてくるのは、正直かなり挑戦的な設計だ。池袋のゲームショップに勤めていた頃の感覚で言わせてもらうと、この手の「ジャンル複合型」は当たれば強いけど作り込みが甘いと両方中途半端になりがちなジャンルでもある。lowiroがそこをどう処理してくるか、9月9日が楽しみだ。
『In Falsus』はどんなストーリー?5人の主人公と”嘘と真実”の物語
『In Falsus』のストーリーは、現代からそう遠くないが遥かに離れた世界を舞台にした「嘘と真実」にまつわる物語だ。5人のメインキャラクターが登場し、プレイヤーの選択によってそれぞれの個別ルートへと分岐していく構成になっている。
現代とそう遠くない……けれど遥かに離れた世界で繰り広げられる嘘と真実に纏わる物語
「嘘と真実」というテーマ設定、正直かなり刺さる。JOJOのDIOも吉良吉影も、突き詰めれば「自分にとっての真実」を貫く嘘つきなわけで、こういう倫理観がねじれたキャラクターが5人分用意されているとなると期待しかない。個別ルート制のADVは分岐次第でキャラの解像度が全然変わってくるから、5人それぞれの”真実”がどう描き分けられるかは実際にプレイしてみないと分からない部分だ。推しは二次元でいい、マジで。この設定なら余裕で1人はガチ勢になる自信がある。
『In Falsus』の操作システムとカードクラフト要素とは?

『In Falsus』最大の特徴は、コントローラーではなくキーボードとマウスを用いた独自操作システムだ。『Arcaea』のようなタッチ主体の音ゲーとは根本的にプレイ感覚が異なることが予想され、既存の音ゲーマーにとっても新しい挑戦になりそうだ。加えて、楽曲プレイに絡むカードクラフト要素も本作の柱の一つとして公式に明言されている。
実は体験版をダウンロードして、いつも通りSteam Deckに入れてみたところ、キーボード&マウス操作前提で組まれているだけあって、素直にデスクトップPCでプレイするのが一番快適だと感じた。Steam Deckのタッチパッドでも代用は効くけど、本作が謳う「独自操作システム」の面白さをフルに味わうならキーボード&マウス環境を用意した方がいい。この辺りは体験版で自分の手で確かめてみてほしいところだ。
カードクラフト要素については現時点で詳細な仕様までは公開されていないが、楽曲プレイと組み合わせて強化・カスタマイズを行う方向性であることは各メディアの取材記事からも読み取れる。ビジュアルノベル・リズムゲーム・カードシステムという3要素を同時に走らせる設計は、スポットギークス編集部としてもここ数年のインディー音ゲーの中では相当に意欲的な部類だと評価している。
収録楽曲70曲以上、Arcaea開発元lowiroの本気度は?
『In Falsus』には70曲以上の楽曲が収録され、そのうち40曲以上が本作のために書き下ろされた完全オリジナル楽曲だという。かめりあ feat. ナノによる楽曲「空殻」のMVもすでに公開されており、音楽面のクオリティは発売前から手応えを感じさせる内容だ。
『Arcaea』とはまた一味異なった、新たな多様性に満ちた楽曲群
引用元:ファミ通
lowiroは2018年4月にイギリス・ロンドンで設立されたインディースタジオで、社員数は10〜20名ほどながらイギリス・日本・アメリカ・シンガポールなど多国籍のメンバーで構成されている。2021年5月には「lowiro japan株式会社」として日本法人化しており、日本市場への本気度は以前から高い会社だ。『Arcaea』は2017年3月のリリース以来、2024年時点で400曲を超える楽曲を収録するタイトルへと成長した実績がある。その開発元が「また一味違う楽曲群」と明言している以上、『In Falsus』の70曲以上は期待して待っていい数字だと言えるはずだ。
『In Falsus』はいつ・どこで買える?現時点の情報まとめ
ここまでの情報を整理しよう。『In Falsus』は2026年9月9日にPC(Steam)で発売される、lowiro開発のリズムADVだ。価格は本稿執筆時点(2026年7月23日)で未発表だが、Steamでは無料の体験版がすでに配信中なので、発売を待たずに操作感を確認できる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年9月9日 |
| 購入先 | Steam(PC/Windows) |
| 価格 | 未発表 |
| 体験版 | Steamで無料配信中 |
良い点は、キーボード&マウスという新しい操作系とカードクラフト要素で音ゲー・ADVの両ファン層にリーチしようとする意欲的な設計、そして70曲以上・40曲以上オリジナルという音楽面のボリューム感だ。気になる点を挙げるなら、価格が未発表なことと、カードクラフト要素の詳細な仕様がまだ明かされていないことだろう。この2点は今後の続報で埋まっていくはずなので、続報が出次第この記事も更新していく。
『In Falsus』はArcaea開発元lowiroが本気で仕掛けてきた、リズムゲーム×ビジュアルノベル×カードクラフトの複合型タイトルだ。発売日は2026年9月9日、価格は現時点で未発表だが、Steamで無料体験版がすでに遊べるのは大きい。5人の主人公による”嘘と真実”の物語と70曲以上の楽曲ボリュームは、音ゲー勢・ADV勢どちらにも刺さる要素だと言っていい。
価格発表と続報を待ちつつ、まずは無料の体験版から触ってみるのが一番賢い選択だ。
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小田のっこ













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