Epic GamesがUnreal Fest Chicago 2026において、次世代ゲームエンジン「Unreal Engine 6(UE6)」のロードマップを公開した。アーリーアクセス版のリリースは2027年末を予定。正式リリースはその12〜18ヶ月後、2028年後半から2029年の見通しだ。
UE6はUE5とFortnite向けエディタ「UEFN(Unreal Editor for Fortnite)」の技術を統合した次世代エンジンとなる。新プログラミング言語「Verse」の採用、Blueprintの非推奨化、ClaudeやGeminiなどAIのエディタ統合など、開発者に大きな影響を与える変更が目白押しだ。同日UE5の最後のメジャーリリースとなる「Unreal Engine 5.8」も発表されている(2026年6月18日時点の情報)。
Unreal Engine 6の主要変更点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アーリーアクセス | 2027年末 |
| 正式リリース | 2028年後半〜2029年(EA後12〜18ヶ月) |
| 新言語 | Verse(C++を置き換える新プログラミング言語) |
| Blueprint | 非推奨化へ(段階的移行サポートあり) |
| AI統合 | Claude・GeminiをMCPプロトコル経由でエディタ内利用可能 |
| 統合 | UE5 + UEFN(Fortnite向けエディタ)を統合 |
| 対象 | PC・コンソール・モバイル・Fortniteエコシステム全対応 |
開発者が最も注目すべき点はBlueprintの非推奨化だ
UE6の最大の変革はVerse言語への移行だろう。現行のBlueprintはビジュアルスクリプティングとして多くのインディー・中小デベロッパーが依存してきたが、UE6ではVerseが中心となりBlueprintは段階的に非推奨となっていく。既存のUE5プロジェクトに対する移行サポートは提供されるが、全ての開発者がVerse習得を迫られることになる。
一方でAI統合は純粋な追い風だ。ClaudeやGeminiをエディタ内でアシスタントとして呼び出せる機能はMCPプロトコルを通じて実装され、開発効率の大幅向上が期待できる。「Robloxへの対抗」も意識されたオープンな開発エコシステムを目指す方向性もあり、個人・小規模スタジオにとってはチャンスとなる可能性がある。
同日発表のUnreal Engine 5.8とは?
UE6ロードマップと同じ日に発表されたUE5.8は、UE5における最後のメジャーリリースとなる。プロシージャルコンテンツ生成(PCG)フレームワークの強化による高度なオープンワールド編集や、エディタ内での植生オーサリング効率化が特徴だ。UE6に備えながら現行プロジェクトを最新環境で仕上げられる実用的なアップデートとなっている。
まとめ│Unreal Engine 6は2027年末アーリーアクセス──Verse習得が次世代の必須スキルに
UE6は2027年末にアーリーアクセス開始予定。Verse言語への移行・Blueprintの非推奨化・AI統合という3つの大変革を伴う次世代エンジンだ。UE5.8が同日発表され、こちらがUE5最後のメジャーリリースとなる(2026年6月18日時点の情報)。
Blueprintが非推奨になるインパクトは相当大きい。多くのインディー開発者がC++を避けるためにBlueprintを選んできたわけで、Verseへの移行コストは無視できない。ただしAI統合の充実度次第では「Verseを書かなくてもAIが補完してくれる」世界が来るかもしれない。UE6が本番になる2028〜2029年をどう準備するかが今後の焦点だ。
Verseを学ぶか、AIに任せるか——それが問われる2年間が始まった。
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小田のっこ













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