批評的には絶賛されたのに、レイオフの発表が来る。そんな残酷な現実を、ゲーム業界に長くいる人ほど何度も見てきたんじゃないだろうか。
2026年7月17日、『ディスコ エリジウム』の開発元として知られるZA/UM Studioが、公式Blueskyアカウントを通じてレイオフを発表した。対象は最大32名。理由として挙げられたのは、2026年5月に発売したばかりの最新作『ZERO PARADES: For Dead Spies』の商業的不振だ。
『ZERO PARADES』は批評家からは高い評価を得ていた作品だった。それだけに「評価と売上は別物」という業界の厳しさを改めて突きつけるニュースになっている。この記事では、発表の詳細とスタジオの声明内容を整理していく。
発売からわずか2ヶ月というスピード感も含めて、今のインディー・中規模スタジオが置かれている状況を象徴する一件だ。
ZA/UM Studioが最大32名のレイオフを発表
ZA/UM Studioは2026年7月17日、公式Blueskyアカウントで最大32名のスタッフに対し整理解雇通知、またはその予備段階にあたる「リスクあり」通知を送付したことを明らかにした。『ディスコ エリジウム』で一躍名を上げたスタジオだけに、このニュースは海外メディアでも大きく取り上げられている。
発表があったのは、最新作『ZERO PARADES: For Dead Spies』の発売からわずか2ヶ月というタイミングだった。ストーリー重視のスパイRPGとして評価された同作だが、発売直後にこれだけの規模の人員削減に踏み切らざるを得なかった事実は重い。
批評的には高評価、それでも「商業的不振」という現実
『ZERO PARADES: For Dead Spies』は、海外レビューサイトでも軒並み好意的な評価を集めていた作品だ。それにもかかわらず、ZA/UM Studioは「現在の規模のスタジオを維持できるだけの商業的成果が上がらなかった」とレイオフの理由を説明している。
批評家からの高評価と実売数が一致しないケースは、近年のRPGシーンで珍しくない。骨太なストーリーテリングを追求するスタジオほど、開発コストに見合う販売本数を確保するのが難しいという構造的な問題が透けて見える。『ディスコ エリジウム』のような伝説的タイトルを生んだスタジオですら例外ではないという事実に、正直かなりショックを受けた人も多いはずだ。
「目的は変わらない」とするスタジオの声明
ZA/UM Studioは声明の中で、レイオフの過程においてもスタッフの労働組合にあたる「ZA/UM Workers’ Alliance」の代表者と継続的に協議・連携してきたことを強調している。
This changes the shape of ZA/UM, but not its purpose. Our artistic standards remain unchanged: We will persist.
引用元:ZA/UM Studio公式声明
「ZA/UMの形は変わっても、目的は変わらない」という言葉には、苦渋の決断をしながらも創作activity自体は続けるという強い意志がにじむ。組織の規模を縮小してでも、作品作りの姿勢は崩さないという宣言と受け取っていいだろう。
ZA/UMのレイオフに関するよくある質問
ZA/UM Studioとはどんな会社?
『ディスコ エリジウム』の開発で知られるスタジオで、2026年5月に最新作『ZERO PARADES: For Dead Spies』を発売したばかりだった。
レイオフの規模はどれくらい?
最大32名のスタッフに整理解雇通知、またはその予備段階の通知が送付された。
ZA/UM Studioは今後も存続する?
公式声明では「目的は変わらない」「我々の芸術的基準は変わらない、我々は続ける」としており、スタジオとしての活動継続を表明している。
まとめ|評価と売上の間に横たわる、業界の厳しい現実
改めて整理すると、ZA/UM Studioは2026年7月17日、最新作『ZERO PARADES: For Dead Spies』発売からわずか2ヶ月というタイミングで、最大32名を対象にしたレイオフを発表した。理由は商業的不振で、批評的な評価の高さとは裏腹の結果となった。スタジオは労働組合との協議を継続しながら「目的は変わらない」との声明を発表している。
評価の高さだけでスタジオの存続が保証されないのは、正直つらい現実だ。それでも「目的は変わらない」と言い切った今回の声明には、規模を縮小してでも作品作りを続けるという覚悟が見える。次回作にどう向き合うのか、引き続き注視していきたい。
『ディスコ エリジウム』が好きだった身として、この先も応援していたいスタジオだ。
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小田のっこ











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