「ブラッドボーンの続きを、ずっと待っていた。」——そう思っている人間が世界中にいる。ソニーとの権利問題で宙ぶらりんになった、あの血みどろのゴシックアクションの後継を。
2025年4月、フロム・ソフトウェアが発表したのは「The Duskbloods(ダスクブラッド)」。Nintendo Switch 2専用タイトル、任天堂との共同販売、そして最大8人のPvPvEマルチプレイアクション——聞いた瞬間、「あれとは違う」と思ったプレイヤーも多いはずだ。だが映像を見た瞬間に確信する。「血の匂いがする。」
フロムが完全新IPでマルチプレイを作る。宮崎英高が指揮する。ゴシック&ビクトリア調の世界観に、「血族」という概念を軸に据えた物語——これはブラッドボーンの後継じゃないかもしれない。だが、あの感触を愛した人間が反応するものが確実にある。
2026年発売に向けた現時点の情報を、できる限り詳しく整理する。
基本情報
| タイトル | The Duskbloods(ダスクブラッド) |
| 開発 | フロム・ソフトウェア |
| 販売 | フロム・ソフトウェア / 任天堂 |
| 対応ハード | Nintendo Switch 2(専用タイトル) |
| 発売予定 | 2026年(世界同時発売) |
| ジャンル | マルチプレイアクション(PvPvE) |
| プレイ人数 | 最大8人(オンライン) |
| 必要環境 | Nintendo Switch Online加入必須 |
| ディレクター | 宮崎英高 |
PvPvEの仕組み——最大8人が入り乱れる「血の争奪戦」
本作のコアは「PvPvE(プレイヤー対プレイヤー対環境)」だ。8人のプレイヤーが同じフィールドに放り込まれ、互いを倒しながらCPU敵とも戦う。勝者を決めるのは「Victory Points(勝利ポイント)」の量だ。
ポイントの取り方は直接戦闘だけではない——これが重要な点だ。宮崎英高が明言している。「直接戦闘が重要だが、唯一の手段ではない。回避や奇襲による日和見的な行動でポイントを得る戦法もある」。つまりバトルロワイヤルの純粋な強さゲーではない。立ち回り、タイミング、状況判断——フロムらしい設計思想が透けて見える。
⚔️ マッチの仕組みポイント
- Victory Pointsで勝敗決定(直接戦闘以外でも取得可)
- 「イベントシステム」が試合中に動的変化を起こす(特殊敵の出現・追加目標)
- 各Bloodswornが固有の「召喚エンティティ」を持ち戦闘をサポート
- 試合後は拠点に戻り、キャラクターをカスタマイズして再挑戦
Bloodsworn(黄昏の血族)——世界観と舞台設定
プレイヤーキャラクターは「Bloodsworn(黄昏の血族)」と呼ばれる存在だ。特殊な血の力によって人間を超える力を得た者たちが、「始まりの血(ファーストブラッド)」を巡って争う——それがこのゲームの根幹にある構図だ。
舞台は「人類の黄昏(Twilight of Humanity)」と呼ばれる終末的な時代。しかし場所も時代も固定されていない。ゴシック様式の大聖堂、ビクトリア朝風の街並み、蒸気機関車が走る19世紀末の光景——複数の時間軸・空間が混在した世界が広がるらしい。ロンドン的な時計塔や路地も映像に登場している。
「吸血鬼もの」のホラー的描写とは違う、と宮崎英高は強調している。「血」が表すのは恐怖ではなく、歴史・力・運命という概念的な象徴だ、と。その言葉の重さは、ブラッドボーンを経験した人間には刺さるはずだ。
キャラクターカスタマイズ——12体以上のBloodswornを選ぶ
プレイヤーは12体以上用意されたBloodswornから1体を選んでマッチに挑む。各キャラクターは固有の武器・能力を持ち、外見・能力値だけでなく、そのキャラクターの世界内での役割・関係性・バックストーリーまでカスタマイズできる設計になっているという。
フロムのゲームが持つ「断片的なストーリーテリング」——アイテム説明や環境描写で語られる世界——がマルチプレイ形式でどう機能するのか。この部分は現時点で最も謎が多く、発売前の最大の関心ポイントでもある。
宮崎英高が語る設計思想——「PvPvEへの挑戦」
宮崎英高はインタビューで明確に述べている。「Nintendo Switch 2のオンライン機能があったからこそ、このビジョンを実現できた」。任天堂とのタッグは偶発的ではなく、Switch 2のアーキテクチャに対してフロムが本気でコミットした結果だということだ。
同時に「フロムは今後もシングルプレイゲームの開発を継続する」とも明言している。The Duskbloodsはあくまで「新しい挑戦」であり、エルデンリングやダークソウルの後継路線が消えるわけではない。ファンへの重要なメッセージだろう。
💬 宮崎英高のコメント(要約)
「超人的なプレイヤーアクション、自由形式の戦闘アプローチ、ダイナミックでドラマチックなゲームプレイ、Bloodswornのロマンチックな美学、深いキャラクターカスタマイズ、断片的なストーリーテリング——これらすべてが本作の新しいアイデアだ」
スポットギークス的まとめ
SPOTGEEKS VIEW
「The Duskbloods」はブラッドボーン2ではない。でも、あの血の感触を愛した人間が反応するDNAは確実にある。PvPvEというジャンルでフロムらしさをどこまで表現できるか——それが2026年最大の問いになるはずだ。Switch 2独占という判断は大きな賭けだが、任天堂との共同販売という体制を見ると、両社が本気でこのタイトルを育てようとしているのは伝わる。発売まで続報を見逃すな。
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スニッカー北村









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