あの悪魔城ドラキュラが、ついに本格的に帰ってくる。コナミとEvil Empireが共同開発する新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』の新映像が公開され、舞台・ストーリー・ゲームプレイの概要が明らかになった。2026年予定、対応プラットフォームはPS5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch・Steamだ。
開発を手掛けるEvil Empireは、フランスのスタジオ。Dead Cellsの生みの親であるMotion Twinの姉妹スタジオで、DLC「Return to Castlevania」でコナミとの初コラボを果たした実績を持つ。「あのトリビュートがあまりにも出来が良かったから、また一緒にやらないわけにはいかなかった」——コナミ田口さんのこの一言が、今作の誕生を物語っている。
シリーズ40周年(2026年9月)を祝う第1弾プロジェクトとして発表された本作。新映像では、1499年のパリを舞台に、ベルモンド一族がドラキュラ軍と戦う姿が初公開された。ジャンヌ・ダルク、ノートルダム大聖堂、パリのカタコンブ——フランス史の暗部を悪魔城流に染め上げた、前代未聞の設定だ。
悪魔城ドラキュラがフランス・パリに降り立つ——その一文だけで胸が高まるシリーズファンも、Dead Cellsから入ったEvil Empireファンも、両方が注目すべき作品だ。以下で判明している情報をすべてまとめる。
📋 目次
新映像で判明したこと|パリ侵攻・ジャンヌ・ダルク・そしてあの城が
今回公開された映像では、Evil EmpireのMattとコナミの田口さんが直接登壇してゲームを紹介。以下の内容が明らかになった。
| 判明した情報 | 詳細 |
|---|---|
| 舞台 | 1499年のパリ(フランス) |
| 主人公 | ベルモンド一族の吸血鬼ハンター |
| 探索エリア① | ノートルダム大聖堂の尖塔(神聖な尖塔を登る) |
| 探索エリア② | 骸骨に囲まれたパリのカタコンブ(地下へ降りる) |
| ボスキャラクター | ジャンヌ・ダルク(「腐敗した伝説」として登場) |
| 最大の謎 | ドラキュラ城がパリに出現する——その詳細は続報待ち |
なかでも衝撃的なのがジャンヌ・ダルクのボス化だ。フランスの国民的英雄が「腐敗した伝説」として敵に回るという設定は、Evil Empireがフランスのスタジオであることと無関係ではないだろう。「フランスチームなので、ゲームの舞台をフランスに設定するくらいの傲慢さはある」とMattが映像内で笑いながら語った場面は、このスタジオの自信と愛着を象徴している。
そして映像のラスト——「ドラキュラ城がパリに出現したとき、パリはどうなるのか? それはもう少し待ってもらう必要がある」というナレーションで締めくくられた。ドラキュラ城の出現がゲームの核心であることは間違いなく、続報への期待が高まる引きだ。
Evil Empire × コナミ——なぜこの組み合わせが実現したのか?
Dead Cellsというローグライクの金字塔を作ったEvil Empireが、なぜ悪魔城ドラキュラを作るのか。その答えはシンプルだ——前回のコラボが「あまりにも良すぎた」からである。
2023年、Dead CellsにDLC「Return to Castlevania」が追加された。悪魔城ドラキュラの世界観をDead Cellsに持ち込んだこのコラボは、両シリーズのファンから高い評価を受けた。コナミ側の田口さんはその出来栄えに惚れ込み、「また一緒にやらないわけにはいかなかった」と今回の映像で明言している。
Evil Empireとコナミの協力関係
- 2023年:Dead Cells DLC「Return to Castlevania」でコラボ。高評価を獲得
- 2026年:シリーズ40周年に合わせ、完全新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』を発表
- 今作でEvil EmpireはDead Cellsのローグライク路線を離れ、探索型2Dアクションへ転換
「ローグライクのルーツから離れ、全く新しい2Dアクションアドベンチャーを構築してきた」とMattは語る。Dead Cells的なランダム性・死亡即リスタートの構造ではなく、悪魔城ドラキュラシリーズが本来持つ探索型のゲームデザインに回帰するということだ。Evil EmpireがDead CellsからCastlevaniaへと本気で舵を切った、その覚悟が伝わってくる発言だった。
舞台は1499年パリ——『悪魔城伝説』から23年後の物語
本作の時代設定は1499年。ファミコン時代の名作『悪魔城伝説』(1989年)の23年後という位置づけだ。トレバー・ベルモンドとシャーラ・ベルナンデスの活躍から数十年——その血を引くベルモンド一族の新たな吸血鬼ハンターが主人公となる。
舞台がパリというのは、シリーズ史上初めてのヨーロッパ・フランス設定だ。ドラキュラ軍がパリに侵攻し、街はモンスターに蹂躙される。プレイヤーはベルモンドとして街全体を狩場にし、以下のエリアを探索する。
| エリア | 特徴・見どころ |
|---|---|
| ノートルダム大聖堂の尖塔 | 神聖な尖塔を登る縦スクロール探索。高所の絶景と危険が同居 |
| パリのカタコンブ | 骸骨に埋め尽くされた地下迷宮。悪魔城ドラキュラらしい陰鬱な美しさ |
| パリ市街(詳細未公開) | ドラキュラ軍に侵攻された15世紀パリの街並み |
| ドラキュラ城(詳細未公開) | パリに出現するドラキュラ城——本作最大の謎 |
「腐敗した伝説と戦う」という表現も印象的だ。ジャンヌ・ダルクが確認されているが、フランス史の有名人物がさらに登場する可能性は高い。歴史上の英雄や聖人がドラキュラの呪いで堕ちた存在として立ちはだかる——そのコンセプトは、悪魔城シリーズが得意とする「神話・伝説の歪曲」の系譜に連なるものだ。
ゲームシステム——Dead Cellsではなく「悪魔城」型の探索アクション
本作は探索型2Dアクション、いわゆるメトロイドヴァニアスタイルだ。Dead Cellsのローグライク要素(死んだら最初から・ランダム生成マップ)は持ち込まれない。シンフォニー・オブ・ザ・ナイト以降の悪魔城シリーズが育ててきた、広大なマップを探索しながら能力を解放していくあの感覚が戻ってくる。
現時点で判明しているゲームシステム
- ジャンル:探索型2Dアクションアドベンチャー(メトロイドヴァニア)
- ローグライク要素なし——Dead Cellsとは別の体験
- 複数の武器・呪文を習得して敵に備える
- 広大なパリの街を探索するマップ設計
- ジャンヌ・ダルクをはじめとする「腐敗した伝説」がボスとして登場
Evil Empireはデッドセルズを通じてアクションゲームとしての高い水準を証明済みだ。そのスタジオが悪魔城の探索設計を本気でやる——ファンが期待するのは当然だろう。シリーズの正統後継者として認めてもらうだけのクオリティを持ってくるはずだという確信が、映像からにじみ出ていた。
発売時期・対応プラットフォーム
2026年発売予定。具体的な発売日は2026年4月時点では未発表だ。対応プラットフォームは以下の通り。
| プラットフォーム | 備考 |
|---|---|
| PlayStation 5 | State of Playで発表。PS5向けに注力 |
| Xbox Series X|S | 同時発売 |
| Nintendo Switch | 同時発売 |
| Steam(PC) | Steamストアページ公開済み・ウィッシュリスト登録可能 |
価格は未発表。シリーズ40周年(2026年9月)に合わせた第1弾プロジェクトとして位置づけられており、周年前後のリリースが予想される。現時点ではSteamページでのウィッシュリスト登録が可能だ。
まとめ
『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』は、シリーズ40周年を飾る本格的な新作だ。Evil Empireという信頼のおけるスタジオが、ローグライクではなく悪魔城本来の探索アクションに全力投球する。1499年のパリ、ノートルダムの尖塔、カタコンブ、ジャンヌ・ダルク——設定だけで語れる情報量がすでに異常だ。
発売時期・価格の詳細はまだ明らかになっていないが、続報が出次第このページを更新する。ウィッシュリスト登録はSteamストアページから今すぐできる。
Dead Cellsでローグライクを極めたEvil Empireが、今度は悪魔城ドラキュラの探索型2Dアクションに挑む。このコンビネーションに不安を感じる理由が見当たらない。「Return to Castlevania」DLCの出来栄えを見れば、このスタジオが悪魔城の文法をどれだけ深く理解しているかは明白だ。1499年パリという舞台設定も、シリーズに新風を吹き込む最高の選択だと思う。ジャンヌ・ダルクがボスというだけで、もう勝ちが見えている。
40周年を飾るにふさわしい一作になる予感しかない。続報を待て。
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スニッカー北村








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