名作RTSのリマスター『Company of Heroes – Definitive Edition』の発売が2027年初頭に延期された。当初は2026年秋の発売が予定されていた作品だ。
開発元は延期の理由について、「シリーズの歴史に恥じない最高の『Company of Heroes』体験を実現するため、さらに数か月の開発期間が必要」と説明している。
対応機種はPC(Windows/Steam)。価格は29.99米ドルで、オリジナル版をSteamで所有しているユーザーには3割引が適用される。日本語対応も予定されている。
この記事では延期の詳細と収録内容、そしてオリジナル版所有者向けの割引条件までを整理していく。情報はすべて2026年9月時点の発表に基づくものだ。
20年前のRTSが、いまの環境で蘇る。少し待たされることになったが、中身を見れば納得できるはずだ。
『Company of Heroes – Definitive Edition』はなぜ延期された?
まず発売時期の変更を整理しておこう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 当初の予定 | 2026年秋 |
| 新しい発売時期 | 2027年初頭 |
| 対応機種 | PC(Windows/Steam) |
| 開発元 | Relic Entertainment(Blackbird Interactiveと共同開発) |
延期の理由として示されたのは「さらに数か月の開発期間が必要」という説明だ。具体的な不具合や技術的課題が挙げられたわけではなく、あくまで完成度を高めるための判断とされている。
なお執筆時点では、Steamのストアページには「Fall 2026」(2026年秋)の表記が残っている。表記の更新にはもう少し時間がかかりそうだ。購入を検討している人は、最新の表示を確認してほしい。
この延期をどう受け止めるか
正直に言えば、数か月の延期は悪い話ばかりではない。リマスター作品で最も避けたいのは、不完全な状態で出して原作の評価まで傷つけることだからだ。
特に本作はシリーズ20周年を記念する位置づけにある。節目の作品を急いで出して失敗するくらいなら、数か月待つほうが健全だろう。もっとも、待たされる側としては素直に残念でもあるけど。
収録内容は?本編+拡張2本を1本にまとめた完全版
本作は単なる本編のリマスターではない。本編に加えて拡張パック2本を内包した完全版だ。
- Company of Heroes(本編)
- Opposing Fronts(拡張パック)
- Tales of Valor(拡張パック)
Steamストアページによれば、収録されるのは3つのシネマティックキャンペーン、4つの軍勢、そして50以上のマルチプレイ&スカーミッシュマップだ。
これは太っ腹な構成である。かつて本編と拡張を別々に買い揃える必要があったものが、1本にまとまる。いちど整理されたパッケージで入れるのは、新規プレイヤーにとって大きな利点だ。
64bit対応という地味に重要な改修
技術面で見逃せないのが、64bitプラットフォームへの対応だ。
オリジナル版は2006年のタイトルであり、当時の32bit環境を前提に作られている。現代のWindows環境では動作が不安定になったり、そもそも起動に手間がかかったりするケースが出てくる。64bit化は「いまのPCで普通に動く」ことを保証するための土台にあたる。
リマスターの価値は派手な見た目だけではない。20年前のゲームを何の苦労もなく起動できること自体が、十分な商品価値だと思う。
価格はいくら?オリジナル版所有者は3割引
価格面の情報を整理しておく。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 29.99米ドル |
| 欧州価格 | 28.99ユーロ |
| 日本円価格 | 未発表 |
| 既存所有者割引 | 3割引(Steamでオリジナル版を所有している場合) |
| 日本語対応 | 対応予定 |
29.99米ドルという設定は、本編+拡張2本+64bit対応という内容を踏まえれば妥当なところだ。日本円での価格は現時点で発表されていないため、正確な金額は今後の発表を待つことになる。
そして注目したいのがオリジナル版所有者への3割引だ。Steamで既にCompany of Heroesを持っているなら、この割引が適用される。20年来のファンにきちんと報いる設計になっている。
ロイヤリティ割引をちゃんと用意してくるパブリッシャーは信用できる。こういう細かい部分に姿勢が出るものだ。
何が良くなる?グラフィック刷新と新難易度
本作の改善点として告知されているのは、主に以下の要素だ。
- グラフィックスの大幅な改善
- UIの刷新
- 新難易度「無慈悲AI」の追加
- その他の快適性(QoL)向上
特に面白いのが「無慈悲AI」という新難易度だ。RTSにおけるAIの強さは、シングルプレイの寿命を大きく左右する。キャンペーンをクリアした後にスカーミッシュで遊び続けられるかは、AIの出来次第だからだ。
20年前の作品に新しい難易度を足すというのは、「昔の資産をそのまま並べるだけでは終わらせない」という意思表示でもある。単なる高解像度化に留まらない改修が入っているのは好材料だ。
気になる点も挙げておく
公平を期すなら、対応機種がPCのみである点は押さえておきたい。コンソール版に関するアナウンスは現時点でなく、家庭用ゲーム機で遊びたい人には選択肢がない。
また、2027年初頭という表現も幅が広い。具体的な発売日はまだ確定していないので、さらにずれ込む可能性がゼロとは言えない。ここは冷静に構えておくのが妥当だろう。
まとめ|発売は2027年初頭へ・既存所有者は3割引
要点を整理しておく。
- 発売時期:2026年秋 → 2027年初頭に延期
- 延期理由:「シリーズの歴史に恥じない体験の実現にさらに数か月必要」
- 対応機種:PC(Windows/Steam)のみ
- 開発元:Relic Entertainment(Blackbird Interactiveと共同開発)
- 価格:29.99米ドル/28.99ユーロ(日本円価格は未発表)
- 割引:Steamでオリジナル版を所有していれば3割引
- 収録内容:本編+『Opposing Fronts』+『Tales of Valor』/3キャンペーン・4軍勢・50以上のマップ
- 改善点:グラフィック刷新/UI刷新/新難易度「無慈悲AI」/64bit対応/日本語対応予定
具体的な発売日はまだ確定していない。続報が出たら追いかけていく。
数か月の延期はもちろん残念だが、本編+拡張2本を1パッケージにまとめ、64bit対応で現代環境での動作を保証し、さらに新難易度まで足してくる内容を見れば、29.99米ドルという値付けは良心的だ。既存所有者への3割引も含め、20周年タイトルとして筋の通った作りになっている。懸念はPC専用である点と、「2027年初頭」という幅のある表現のまま発売日が確定していない点の2つ。判断材料が揃うのは、日本円価格と正式な日付が出てからになる。
20年前のRTSを、いまのPCで何の苦労もなく起動できる。それだけで価値がある。
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小田のっこ













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