『忍者じゃじゃ丸くん』シリーズの完全新作『じゃじゃ丸の百鬼夜行伝』が正式発表され、2027年内に発売することが明らかになった。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 5/Nintendo Switch 2の3機種だ。
ジャンルは見下ろし型のハックアンドスラッシュアクション。攫われたさくら姫を救うため、じゃじゃ丸が妖怪ひしめく異界のダンジョンへ潜っていく——という、シリーズの伝統をハクスラの文法に翻訳した作りになっている。
正直、最初に「じゃじゃ丸がハクスラになる」と聞いたときはピンと来なかった。あの横スクロールで壁に張り付いて手裏剣を投げるゲームだぞ。だが公開された情報を追っていくと、これがなかなか理にかなっている。装備300種以上、忍法習得、拠点カスタマイズ——ファミコン時代の「忍法」という要素が、そのまま現代のビルド構築に化けているのだ。
本記事では、発売時期・プラットフォーム・ゲームシステム・開発体制を整理したうえで、当初の発売予定から変更された点、そしてシリーズ旧作が現行機でどこまで遊べるのかまで解説していく。
『じゃじゃ丸の百鬼夜行伝』の発売日はいつ?2027年内に変更されている
発売時期は2027年内だ。ここは注意が必要な点で、本作は当初「2026年内発売」として2025年12月に告知されていた。今回の正式発表にあたり、発売時期が1年ずれ込んだ形になる。
基本情報を整理すると以下のとおりだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | じゃじゃ丸の百鬼夜行伝 |
| 発売時期 | 2027年内(当初は2026年内予定) |
| 対応機種 | PC(Steam)/PS5/Nintendo Switch 2 |
| ジャンル | 見下ろし型ハックアンドスラッシュアクション |
| 開発・販売 | シティコネクション/アメージング共同プロジェクト |
| 価格 | 2026年8月時点で未発表 |
1年の延期をどう見るか。オレは悪くないと思っている。今回の正式発表で出てきたシステム情報の密度を見る限り、当初の想定よりゲームの骨格が太くなっている印象があるからだ。中途半端な状態で2026年に出すより、腰を据えて作ってもらったほうがいい。
ただし気になる点も書いておく。Nintendo Switch(初代)とXboxが対応機種に入っていない。じゃじゃ丸というシリーズの客層を考えると、旧Switchで遊びたい層は確実にいるはずだ。ここは今後の追加対応に期待したい。
ゲームシステムは?装備300種以上と「百鬼夜行パレード」
本作の核は、見下ろし型ダンジョンで妖怪を薙ぎ払いながら装備を集め、ビルドを組み上げていくハクスラのサイクルだ。発表された要素を整理する。
- 300種以上の装備——忍者刀、くさりがま、手裏剣など。武器種ごとに戦い方が変わる
- 忍法の習得——ダンジョンをクリアしていくと新たな忍法を覚え、大量の妖怪をまとめて処理できるようになる
- 拠点の家具カスタマイズ——じゃじゃ丸の部屋に家具を置くことでステータスを強化できる
- 百鬼夜行パレード——ダンジョン内の鳥居をくぐると特殊ルールのバトルが発生し、ヌシ妖怪と対峙する
最終目標は、妖怪総大将「ぬらりぴょこ」を倒してさくら姫を救出することだ。さくら姫が攫われる——この導入だけは、1985年のファミコン版から40年間まったく変わっていない。そこは安心していい。
「忍法」がハクスラのビルド要素に化けた
個人的にいちばん唸ったのがここだ。ファミコン版の『忍者じゃじゃ丸くん』における「忍法ガマパックン」——ガマガエルに乗って敵を丸呑みする、あの気持ちいいやつ——は、当時としては一発逆転の切り札だった。
それが本作では、ダンジョン攻略を通じて増えていく「習得可能なスキル」として再設計されている。一発ネタだった忍法が、繰り返し遊ぶための成長軸に置き換わっているわけだ。この翻訳の仕方は、シリーズを知っている人間ほど納得できるはずである。
拠点の家具でステータスを上げるという要素も、和風の世界観と噛み合っていて悪くない。ハクスラのやり込み要素として定番の「拠点強化」を、忍者屋敷の模様替えに落とし込んでいる。
開発はシティコネクション×アメージング|『妖怪大決戦』チームが再び
本作を手がけるのは、シティコネクションの開発チームとアメージングの共同プロジェクトだ。シティコネクションはジャレコのIPを引き継ぎ、旧作の復刻を数多く手がけてきた会社である。
注目すべきは、このチームが『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』を手がけた開発チームでもあるという点だ。『妖怪大決戦』は2019年発売の『忍者じゃじゃ丸 コレクション』に新作として収録されたタイトルで、旧作の作法を現代的に整理した意欲作だった。
つまり、いきなり新規チームが看板を借りて作っているわけではない。一度じゃじゃ丸で新作を作った実績のあるチームが、今度はハクスラという新しい土俵で挑む——という構図だ。ここは信用材料として大きい。
スケボー仲間に「じゃじゃ丸の新作がハクスラになる」と話したら、全員がポカンとしていた。まあそうだろうな。だが説明を続けたら「それ普通に面白そうじゃん」に変わった。このゲーム、企画としてちゃんと筋が通っている。
『忍者じゃじゃ丸くん』シリーズは現行機で遊べるか?プラットフォーム別完全ガイド
✅ 結論
ファミコン〜スーファミ期のじゃじゃ丸シリーズ主要5作は、『忍者じゃじゃ丸 コレクション』1本で現行機(Nintendo Switch)にまとめて収録済みだ。新作『百鬼夜行伝』を待つあいだの予習には、これを買えば足りる。
① サブスクリプション・無料で遊べるタイトル
| タイトル | プラットフォーム | 価格・備考 |
|---|---|---|
| ファミリーコンピュータ Nintendo Classics 収録作 | Switch 2 / Switch | Nintendo Switch Online加入者は追加費用なし。ラインナップは不定期更新のため公式で要確認 |
② 単体購入で遊べるタイトル
| タイトル | プラットフォーム | 価格・備考 |
|---|---|---|
| 忍者じゃじゃ丸 コレクション | Nintendo Switch | パッケージ版4,200円(税別)/DL版3,980円(税込)。2019年12月12日発売 |
③ リマスター・リメイク版で遊べるタイトル
『忍者じゃじゃ丸 コレクション』には旧作5本に加えて、完全新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』が収録されている。収録内容は以下のとおりだ。
| 収録タイトル | オリジナル発売年 | 備考 |
|---|---|---|
| じゃじゃ丸の妖怪大決戦 | — | コレクション用の完全新作 |
| 忍者じゃじゃ丸くん | 1985年(FC) | シリーズ第1作 |
| じゃじゃ丸の大冒険 | 1986年(FC) | 横スクロールアクション化 |
| じゃじゃ丸忍法帳 | 1989年(FC) | RPG要素を導入 |
| じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城 | 1990年(FC) | アクションRPG路線 |
| 忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦 | 1991年(FC) | 舞台を宇宙に移した異色作 |
さらにコレクション版には「ジャレコイン」というやり込み要素があり、貯めると楽曲や設定資料ギャラリーが解放される。BGMは新曲・新アレンジとオリジナル音源を切り替えられる仕様だ。この手のコレクションとしては丁寧な作りで、3,980円なら十分に元は取れる。
④ 現行機では入手困難なタイトル
| タイトル | 状況 | 代替・後継作 |
|---|---|---|
| おいらじゃじゃ丸!〜世界大冒険〜(1990年・GB) | コレクション未収録 | 同時期のFC作品はコレクションで網羅されている |
| 忍者じゃじゃ丸くん 鬼斬忍法帖(1997年・SS/PS) | コレクション未収録 | 3D期の異色作。系譜としては『百鬼夜行伝』が最新形 |
サターン/PS版の『鬼斬忍法帖』が現行機で拾えていないのは、正直もったいない。あれをやったことがある人間は少ないが、シリーズの振れ幅を知るには面白い一本だ。シティコネクションには、いつか手を付けてほしい。
まずは『忍者じゃじゃ丸 コレクション』で40年ぶんの助走をつけておこう。2027年の『百鬼夜行伝』が、その先にある。
『じゃじゃ丸の百鬼夜行伝』最新情報まとめ
最後に、2026年8月時点で判明している情報を再掲する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売時期 | 2027年内(当初2026年内予定から変更) |
| 対応機種 | PC(Steam)/PS5/Nintendo Switch 2 |
| ジャンル | 見下ろし型ハックアンドスラッシュアクション |
| 装備数 | 300種以上(忍者刀・くさりがま・手裏剣ほか) |
| 主な要素 | 忍法習得/拠点の家具カスタマイズ/百鬼夜行パレード |
| 目的 | 妖怪総大将「ぬらりぴょこ」を倒し、さくら姫を救出する |
| 開発体制 | シティコネクション×アメージング共同プロジェクト |
スポットギークス編集部の評価は「懐古で終わらせない企画として筋が通っている」だ。ファミコン期の「忍法」を成長軸に、「さくら姫救出」を目的に据えたうえで、装備300種というハクスラの現代的な骨格を通す——旧作の記号を残したまま中身を入れ替える翻訳が的確である。1年の延期と、旧Switch・Xbox非対応という点は気になるが、『妖怪大決戦』を作ったチームである以上、方向を見誤ることはないはずだ。
40年経っても、さくら姫はやっぱり攫われる。そこがいい。
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スニッカー北村














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