Read this article in English →
ナナイロ・エンタープライズが新作『LitGirls 文学迷宮と少女』を発表した。4人パーティーのダンジョン探索RPGで、2027年上半期にPC(Steam)で発売予定だ。
開発元は『タレットと少女』を手がけたスタジオ。今作は“Girls World”シリーズの第2弾という位置づけになる。パブリッシングはDANGEN Entertainment、開発にはGIANTYも参加する。
特徴は2つある。ひとつは文学作品をモチーフにしたキャラクター。全8人のうちアリス、ジュリエット、ダンテ、レイヴンの4人が公開済みだ。もうひとつはHPとは別に用意された“メンタル”というパラメータだ。
そしてBGMは弘田佳孝。『シャドウハーツ』の音楽を手がけた人物だ。Steam Deckが相棒のわたしとしては、この布陣だけで警戒レベルが上がる。ここでは発表された情報を整理する。
『LitGirls 文学迷宮と少女』とはどんなゲーム?
『LitGirls 文学迷宮と少女』は、4人パーティーを編成してダンジョンを探索するRPGだ。文学作品をモチーフにした少女たちを率いて迷宮に挑む。
開発はナナイロ・エンタープライズ。2024年に『タレットと少女』を出したスタジオで、今作はその流れを継ぐ“Girls World”シリーズの第2弾にあたる。英題は『LitGirls: Bookbound Dungeons』。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | LitGirls 文学迷宮と少女(LitGirls: Bookbound Dungeons) |
| ジャンル | ダンジョン探索RPG(4人パーティー) |
| 開発 | ナナイロ・エンタープライズ(GIANTY参加) |
| パブリッシング | DANGEN Entertainment |
| 対応機種 | PC(Steam) |
| 発売時期 | 2027年上半期 |
| 音楽 | 弘田佳孝(『シャドウハーツ』) |
価格は現時点で未発表だ。Steamストアページは既に公開されているので、気になるならウィッシュリストに入れておくのが確実だろう。
登場キャラクターは誰?文学モチーフ8人の内訳
登場する少女は全8人。現時点で公開されているのはアリス、ジュリエット、ダンテ、レイヴンの4人だ。
- アリス — ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
- ジュリエット — シェイクスピア『ロミオとジュリエット』
- ダンテ — ダンテ・アリギエーリ『神曲』
- レイヴン — エドガー・アラン・ポー『大鴉』
残り4人は未公開。この4人の並びを見ると、イギリス・イタリア・アメリカと出自がばらけていて、しかも時代も14世紀から19世紀まで散っている。選定の幅が広い。
元オタクショップ店員として言うと、文学モチーフのキャラゲーは「名前だけ借りて中身は無関係」になりがちだ。『神曲』のダンテが地獄めぐりの案内役として機能するのか、それとも名前だけなのか。ここが作品の格を決める。公開情報だけでは、まだそこまで読めない。
“メンタル”とは何か?HPとは別のパラメータの意味
本作にはHPとは別に“メンタル”というパラメータが用意されている。公式発表によると、探索中の精神状態を管理する要素だ。
そして開発側は『ダーケストダンジョン』からの影響を挙げている。あの作品は「ストレス」という数値でキャラの精神を削り、限界を超えると狂乱・被虐・絶望といった性格異常を起こす設計だった。パーティーが全滅する原因が敵の攻撃力ではなく、味方の心だった。
“メンタル”がどこまで『ダーケストダンジョン』的に機能するのかは、現時点では明言されていない。だが名前を出して影響を認めている以上、ただの第2ゲージでは済まないはずだ。
文学モチーフと“メンタル”はなぜ噛み合うのか
ここは個人的に一番面白いと思った点だ。文学作品の主人公は、だいたい精神的に追い詰められている。
『大鴉』は亡き恋人を悼む男が鴉に「Nevermore」と繰り返される詩だ。『神曲』は地獄を下り続ける旅だ。『ロミオとジュリエット』の結末も言うまでもない。精神を削る数値と文学のモチーフは、相性がいいどころか必然に近い。
推しは二次元でいい、とわたしはいつも言ってる。けど二次元の推しのメンタルが数値で削られていくのを眺めるのは、また別の覚悟が要る。
あわせて読みたい
『LitGirls 文学迷宮と少女』情報まとめ
改めて整理する。『LitGirls 文学迷宮と少女』はナナイロ・エンタープライズの新作ダンジョン探索RPG。4人パーティー編成で、2027年上半期にPC(Steam)で発売予定。パブリッシングはDANGEN Entertainment、開発にGIANTYが参加する。
キャラクターは文学モチーフの全8人で、アリス・ジュリエット・ダンテ・レイヴンの4人が公開済み。HPとは別に“メンタル”というパラメータがあり、『ダーケストダンジョン』の影響が語られている。BGMは『シャドウハーツ』の弘田佳孝。価格は未発表だ(2026年10月時点)。
『タレットと少女』のスタジオが“Girls World”第2弾に選んだのが文学モチーフのダンジョンRPG、という座組みがまず面白い。そこに『シャドウハーツ』の弘田佳孝と『ダーケストダンジョン』の影響が乗る。狙っている層がはっきり見える。気になるのは、文学モチーフが名前の借用で終わるかどうかと、“メンタル”が実際にどれだけプレイに干渉するか。発売は2027年上半期なので、判断材料が出てくるまでにはまだ時間がある。
Steamのウィッシュリストに入れて、続報を待つ案件だ。
小田のっこ














コメントを残す