機動新世紀ガンダムXのフロスト兄弟の兄、シャギア・フロストが駆るガンダムヴァサーゴが、HG 1/144として2026年10月31日(土)に発売された。価格は3,190円(税込)、対象年齢は8歳以上。両腕のストライククローの延伸、メガソニック砲発射時の腹部展開、ストライクシューターの連結という3つのギミックを最新のHGフォーマットで再現した完全新規キットだ。
弟オルバ・フロストのガンダムアシュタロンも11月28日に3,960円(税込)で続く。8月8日のHG ガンダムレオパルドから数えて、ガンダムXの新規HGが3か月連続で店頭に並ぶことになる。1996年の放送当時に出た旧1/144以来、ヴァサーゴが単体のプラモデルになるのは30年ぶりだ。
肩に折りたたまれた腕が伸び、腹が開いて砲口が出る。あの不気味なシルエットを、差し替えなしでどこまで手の中で動かせるのか。この記事では公式の仕様と付属品、ギミックの中身、旧キットとの違い、そしてガンダムXのHGがどこまで揃ったのかを整理する。
まずは公式の商品情報から。
HG ガンダムヴァサーゴの価格と発売日は?付属品も確認
HG 1/144 ガンダムヴァサーゴは2026年10月31日(土)発売、価格は3,190円(税込)、対象年齢8歳以上。一般販売のキットで、量販店とホビーショップの店頭、各オンラインストアで扱われる。
『機動新世紀ガンダムX』より、フロスト兄弟の兄、「シャギア・フロスト」が搭乗するガンダムヴァサーゴが最新のHGフォーマットで登場! ■ストライククローの延伸ギミックを再現。 ■メガソニック砲発射時の腹部展開ギミックを再現。 ■ストライクシューターの連結ギミックを再現。
引用元:バンダイ ホビーサイト
公式の商品説明は3行のギミックと付属品リストだけで、ランナー数や成形色の内訳は書かれていない。付属品はストライクシューター2丁とその合体用パーツ、ビームサーベル1本、ハンドパーツ1式、ホイルシール1枚。シールが「ホイルシール」なので、センサー類の金属感をシールで補う設計だと分かる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | HG 1/144 ガンダムヴァサーゴ |
| 作品 | 機動新世紀ガンダムX |
| 機体 | NRX-0013 ガンダムヴァサーゴ(パイロット:シャギア・フロスト) |
| 発売日 | 2026年10月31日(土) |
| 価格 | 3,190円(税込) |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| 付属品 | ストライクシューター×2、ストライクシューター合体用パーツ×1、ビームサーベル×1、ハンドパーツ×1式、ホイルシール×1 |
| 販売形態 | 一般販売 |
3,190円という価格は、8月のHG ガンダムレオパルド(2,420円)より770円高い。両腕の延伸機構と腹部のスライド機構で可動パーツが増えているぶんの上乗せだと見ていい。11月のアシュタロンは変形機構を抱えてさらに高い3,960円なので、フロスト兄弟を2機そろえると7,150円になる。
ストライククローの延伸と腹部展開はどう動く?3つのギミック
このキットの核は、肩アーマーに収納された腕を引き出すストライククローの延伸、胴体が上にスライドしてメガソニック砲が露出する腹部展開、そして2丁のストライクシューターを専用パーツで1つに連結する3点だ。いずれも差し替えではなく、組んだ状態のまま動かす設計になっている。
ストライククローの延伸
ヴァサーゴの両腕は肩アーマーの中に折りたたまれていて、戦闘時に前方へ伸びる。キットではこの腕を肩から引き出して延伸状態にできる。電撃ホビーウェブの紹介によれば、アクションベース(別売り)を使えば、伸びた腕を振り回すポーズが取れるとのことだ。劇中では伸ばした腕を地面に突き立て、メガソニック砲の反動を受け止めるアンカーにしていた。この「クローで地面を掴んで撃つ」姿勢が、キットの見せ場として想定されている。
メガソニック砲の腹部展開
メガソニック砲はヴァサーゴの腹部に内蔵された主砲で、設定上は戦艦を一撃で貫く威力を持つ。キットでは胴体が上方にスライドし、内部に収納された砲口が露出する仕組みだ。腹部が開き、両腕を地面に突き立て、翼を広げる。この3つを同時にやった状態が、HOBBY Watchのサンプル撮影で「悪魔を思わせるシルエット」と書かれた発射形態になる。
ストライクシューターの連結
ストライクシューターは3連ビーム砲を2丁セットにした射撃武装で、付属の合体用パーツを介して1つに連結できる。連結した状態をストライククローと一緒に構えさせることもできる。ヴァサーゴは格闘機のイメージが強いが、劇中では射撃武装も使っていたので、両方の顔を作れるのはありがたい。
| ギミック | 仕組み | 差し替え |
|---|---|---|
| ストライククロー延伸 | 肩アーマー内の腕を引き出す | なし |
| メガソニック砲展開 | 胴体を上にスライドさせ腹部の砲口を露出 | なし |
| ストライクシューター連結 | 2丁を合体用パーツで1つに | 合体用パーツを使用 |
| ビームサーベル | 1本付属(HOBBY Watchによれば腰部に収納可能) | — |
気になる点は、ホイルシールの貼り場所と、肩アーマー内に腕を収納した時の見た目がまだ公式画像だけでは判断しきれないことだ。延伸機構を仕込んだ腕は、収納時に肩が大きくなりがちなので、ここは実物を組んだ人のレポートを待ちたい。サンプルはガンダムベース東京に展示されている。
1996年の旧キットと何が違う?30年ぶりの単体キット化
ヴァサーゴの1/144キットは、放送当時の1996年に旧HGシリーズとして発売されたものが1つあるだけだ。それ以来30年間、単体の新規キットは出ていない。今回のHGは完全新規造形で、旧キットとは設計の世代がまるごと違う。
旧1/144は、当時としては意欲的なキットだった。差し替えなしで上半身を引き上げてメガソニック砲発射形態にでき、肩の中の腕も伸縮し、翼も横と上に展開した。つまりギミックの考え方は30年前にすでに完成していた。ただし色分けは圧倒的に足りず、アンテナ・顔・胸をシールで補う前提で、膝立ちもできない可動だった。オレは当時、あの白い成形色のままでは納得できず、結局筆で塗って仕上げた口だ。
新HGが変えるのは、ギミックそのものではなく「色分けと可動の土台」だ。最新HGフォーマットは多色成形とポリキャップレスの関節が標準で、レオパルドでもガトリングの合体ギミックを塗装なしで成立させていた。ヴァサーゴも成形色でほぼ劇中の配色になり、膝立ちや上半身のひねりが普通にできるはずだ。30年前と同じギミックを、素組みで動かせる。これが一番の違いになる。
| 項目 | 旧1/144(1996年) | HG 1/144(2026年) |
|---|---|---|
| メガソニック砲展開 | 上半身引き上げで再現 | 胴体スライドで再現 |
| 腕の延伸 | 肩内の腕が伸縮 | 肩内の腕を引き出す |
| 色分け | シール多数・塗装前提 | 多色成形(公式画像による) |
| 可動 | 膝立ち不可・腰の回転限定 | 最新HGフォーマット |
| 価格 | 当時価格(省略) | 3,190円(税込) |
旧キットは2026年11月にプレミアムバンダイでの再販が告知されているので、新旧を並べて組む遊びもできる。あの時代のヴァサーゴを知らない世代には、新HGを素組みして「30年前はこれをシールと筆で何とかしてたんだぞ」と語りたくなる。まあ、誰も聞いてくれないだろうけど。
ガンダムXのHGは今どこまで揃う?アシュタロンは11月28日
2026年10月31日時点で、ガンダムXの機体のHGは主役機ガンダムXとダブルエックス、エアマスター系、8月のレオパルド、今回のヴァサーゴが店頭またはプレバンで揃い、11月28日のアシュタロンで主要なガンダムタイプが出そろう。
| キット | 発売 | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| HG ガンダムレオパルド | 2026年8月8日 | 2,420円 | 一般販売。インナーアームガトリング合体 |
| HG ガンダムヴァサーゴ | 2026年10月31日 | 3,190円 | 一般販売。本記事 |
| HG ガンダムアシュタロン | 2026年11月28日 | 3,960円 | 一般販売。MA形態へ一部差し替え変形、アトミックシザース展開 |
| HG ガンダムエアマスターバースト | 2020年10月(プレバン) | 2,750円 | プレバン再販。2027年3月発送分あり |
| HG ガンダムダブルエックス[クリアカラー] | 2026年5月23日 | 2,530円 | ガンダムベース限定 |
アシュタロンの商品説明では、ヴァサーゴ(別売り)をモビルアーマー形態の上に乗せる劇中の連携が再現できるとされている。フロスト兄弟は2機で1セットの機体なので、ヴァサーゴを買った人はほぼ確実に11月末にもう一度財布を開くことになる。合計7,150円。ここは最初から予算に入れておきたい。
気になるのは、ヴァサーゴの強化型であるヴァサーゴ・チェストブレイクが今回のラインナップに含まれていないことだ。胸部に2門追加したトリプルメガソニック砲の機体で、旧キットには存在した。新HGのバリエーション展開は2026年10月31日時点で公式発表がない。腹部展開の機構を胸にも仕込む必要があるので、単純な部品追加では済まないはずだ。
まとめ。フロスト兄弟の兄が3,190円で店頭に、弟は11月28日
HG 1/144 ガンダムヴァサーゴは2026年10月31日(土)発売、3,190円(税込)、対象年齢8歳以上。ストライククローの延伸、メガソニック砲発射時の腹部展開、ストライクシューターの連結を差し替えなしで再現する完全新規キットだ。付属品はストライクシューター2丁と合体用パーツ、ビームサーベル、ハンドパーツ、ホイルシール。1996年の旧1/144以来30年ぶりの単体キットで、弟機のHG ガンダムアシュタロンは11月28日に3,960円で発売される。
ギミックの発想は30年前の旧キットですでに完成していた。新HGがやったのは、それを多色成形と現代の関節で「素組みで動く」ものにしたことだ。派手な新技術はないが、ヴァサーゴに必要だったのはまさにそれで、3,190円は妥当な線。11月のアシュタロンまで待って2機並べる前提で買うのが正解だと思う。
肩から腕が伸びて、腹が開く。30年待った甲斐はある。















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