『聖戦士ダンバイン』より、「HG 1/72 バストール」の商品化が決定した。BANDAI SPIRITS ホビーディビジョンが2026年8月25日に公式SNSで発表した。完全新規造形で、価格・発売日は現時点で未発表だ。
バストール。ガラリア・ニャムヒーが駆った、あの黒いオーラバトラーである。鳥類とも昆虫ともつかない、ダンバイン系オーラバトラーの中でも特に有機的なシルエットを持つ機体だ。
正直に言う。棚の前でこれを見かけたときの自分が、もう想像できてしまう。HG ダンバインが出たときも同じことを言った気がするが、あのときはまさかバストールまで来るとは思っていなかった。……1/72で、完全新規で、バストールだ。震えないほうがおかしい。
本記事では、今回発表された内容、バストールという機体がどういう存在なのか、HGシリーズにおける立ち位置、そして価格・発売日の続報をどう待つべきかまで、2026年8月時点の公式情報をもとに整理する。
「HG 1/72 バストール」とは?発表された内容を整理
今回発表されたのは、BANDAI SPIRITSによる「HG 1/72 バストール」の商品化決定という事実そのものだ。完全新規造形であることは明言されているが、詳細スペックは近日公開予定とされている。
2026年8月時点で公式が明らかにしている情報を整理する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | HG 1/72 バストール |
| 原作 | 聖戦士ダンバイン |
| スケール | 1/72 |
| シリーズ | HG(ハイグレード) |
| 造形 | 完全新規造形 |
| メーカー | BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン |
| 価格 | 未発表(近日公開予定) |
| 発売日 | 未発表(近日公開予定) |
| 発表日 | 2026年8月25日 |
公式は本商品について「完全新規造形でHGシリーズに舞い降りる」「鳥類や昆虫を思わせる特徴的な形状を、最新のフォーマットで立体化」と説明している。
ここで注目したいのが「最新のフォーマット」という言い回しだ。バストールは過去に1/72スケールでキット化されている。だが今回は流用ではなく完全新規。近年のHGダンバインで確立された設計思想を、そのままバストールに適用してくると読むべきだろう。
バストールとはどんなオーラバトラーか?ガラリア・ニャムヒーの機体
バストールは、『聖戦士ダンバイン』に登場するオーラバトラーのひとつだ。ア・ザ・ドレイク軍の女騎士ガラリア・ニャムヒーが搭乗した機体として知られている。
ガラリアは敵前逃亡者の娘として蔑まれて育った過去を持ち、その反動として並外れて強い功名心と闘争心を抱えたキャラクターだ。彼女に与えられたのが、ショット・ウェポンによる新型オーラ増幅器を搭載したバストールだった。
ガラリア自身、この機体を「ビランビーの比ではない」と評して満足していた。それまで乗っていたビランビーを明確に上回る性能だったということだ。
バストールが物語上で果たした役割
バストールが『ダンバイン』という作品において決定的だったのは、その性能が制御しきれなかった点にある。
ショットが「まだ未完成な部分がある」としていた新型オーラ増幅器は、予想を遥かに超えてガラリアのオーラ力を高めてしまう。そしてショウ・ザマのダンバインとの戦闘中、増大した互いのオーラ力によって、両者は地上の東京へと浮上してしまう。
これが『ダンバイン』の物語構造を大きく変えた瞬間だ。バイストン・ウェルという異世界で完結していたはずの戦いが、地上に飛び出す。その最初の引き金を引いたのがバストールだった。単なる強敵機ではなく、シリーズの転換点そのものを担った機体である。
……この地上浮上のくだり、初見のときは何が起きたのか本気で理解できなかった。異世界の話を観てたはずなのに、いきなり渋谷だか新宿だかの上空にオーラバトラーが浮いてる。富野作品の容赦のなさを叩き込まれた回だった。
HGでダンバイン系オーラバトラーはどこまで揃うのか?
近年、BANDAI SPIRITSはHGシリーズでオーラバトラーのキット化を継続的に進めている。HG 1/72 ダンバインが完全新規造形で発売され、続いて他機体へと展開が広がってきたという流れだ。
HGダンバインでは、重厚感とシャープさを両立したシルエット、生物を思わせる関節や翅の再現が評価された。オーラバトラーというモチーフは、直線的なMSとはまったく異なる面構成を要求する。硬質パーツで有機的なラインを出すという難題を、近年のバンダイの成形技術は正面から解いてきた。
その延長線上にバストールが来る意味は大きい。バストールはダンバイン以上に生物的な形状を持つ機体だ。頭部から胸部にかけての造形、翅の付き方、脚部のライン——どれもMSの文法では説明できない。ここを完全新規で作り直すというのは、シリーズを本気で伸ばす意思表示に他ならない。
ダンバイン系プラモを組む際に気になるポイント
オーラバトラー系のキットで毎回議論になるのが、以下の点だ。
- 色分け:バストールは黒基調の機体だが、部分的に異なる色が入る。成形色でどこまで再現されるかは価格帯にも直結する
- 翅の処理:オーラバトラーの翅はクリアパーツか成形色か。塗装派にとっては仕上げ方が大きく変わる部分だ
- 可動:生物的な関節構造をどう可動と両立させるか。ここが最新フォーマットの真価が問われるところである
- 武装:オーラ・ショットやオーラ・ソードなど、どこまで付属するか
これらはすべて、価格と一緒に発表される詳細情報を待つしかない。推測で判断するのは早い。オレは全塗装無改造派なので、正直なところ色分けよりも「翅がクリアかどうか」のほうが気になっている。クリアだと塗り方の方針が丸ごと変わるからだ。
価格・発売日はいつわかる?続報を待つポイント
「HG 1/72 バストール」の価格と発売日は、2026年8月時点でどちらも未発表だ。公式は「詳細は近日公開予定」としている。
今回の発表は、商品化決定という事実と完全新規造形であることを先に出した形になる。バンダイのホビー製品では珍しくないパターンで、ティザー的にファンの反応を確認しつつ、詳細を後追いで開示していく流れだ。
参考として、HGシリーズのオーラバトラーは商品化発表から発売告知まで数か月かかることが多い。予約開始の告知は公式ホビーサイトや公式SNSで行われるため、そちらを追いかけるのが確実である。
現時点で予約は開始されていない。転売サイトなどで「予約受付中」と称する出品があっても、それは公式の受注ではないので注意してほしい。価格が出る前に手を出す理由はどこにもない。
「HG 1/72 バストール」商品化決定・最新情報まとめ
最後に、2026年8月時点の確定情報を再掲する。
- 「HG 1/72 バストール」の商品化が決定。BANDAI SPIRITS ホビーディビジョンが2026年8月25日に発表
- 完全新規造形。既存キットの流用ではない
- スケールは1/72、シリーズはHG(ハイグレード)
- 公式コメントは「鳥類や昆虫を思わせる特徴的な形状を、最新のフォーマットで立体化」
- 価格・発売日はいずれも未発表。詳細は近日公開予定
- 予約は2026年8月時点で未開始
- バストールは『聖戦士ダンバイン』でガラリア・ニャムヒーが搭乗したオーラバトラー
- 新型オーラ増幅器の暴走により、ダンバインとの戦闘中に地上の東京へ浮上する物語上の転換点を担った機体
スポットギークス編集部の評価は「HGオーラバトラー展開が本気であることの証明」だ。ダンバインという主役機を完全新規で出すのは商業判断として理解できる。だがバストールは主役機ではない。それを流用ではなく完全新規造形でやるという判断は、単発企画ではなくシリーズとして棚を作りにいく意思がなければ出てこない。一方で、価格も発売日も未発表という状態は購買判断としては何も動かせない。翅の処理・色分け・可動域という肝心の部分がすべて続報待ちである点は、現時点では素直に「情報不足」と言うほかない。
40年以上待った機体だ。あと数か月くらい、どうってことない。
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スニッカー北村












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