コナミが初代『悪魔城ドラキュラ』のスマートフォン版を無料配信している。期間は2026年9月25日から10月24日23時59分まで、対応はiOS(App Store)とAndroid(Google Play)の両方だ。
重要なのはここ。期間中にダウンロードしておけば、10月25日以降もそのまま遊べる。遊ぶ時間を確保する必要はない。今すぐ落としておけばいい。
そしてもうひとつ、間違えやすい点がある。今回配信されるのは1986年のディスクシステム版ではなく、1993年に発売されたファミリーコンピュータ(ロムカセット)版だ。シリーズ40周年の起点は1986年9月26日のディスクシステム版だが、スマホに来るのは7年後に出たカセット版の方である。
オレは初代をディスクシステムで、兄貴の友達の家でやった口だ。ディスクを入れ替えるときのあの「カコン」という音と、書き換え屋の500円。あれを思い出しながら、今朝App Storeのボタンを押した。
『Castlevania』シリーズは2026年9月26日で40周年を迎える。無料配信はその記念施策のひとつに過ぎず、同時にセール・コンサート・アナログ盤・ポップアップストア・新作の発売日まで一気に動いている。
無料配信されるのはどのバージョン?いつまで?
1993年発売のファミリーコンピュータ(ロムカセット)版『悪魔城ドラキュラ』で、配信期間は2026年9月25日から10月24日23時59分までだ。
| 配信タイトル | 悪魔城ドラキュラ(ファミリーコンピュータ版) |
|---|---|
| 移植元 | 1993年のロムカセット版(1986年のディスクシステム版ではない) |
| 対応OS | iOS(App Store)/Android(Google Play) |
| 配信期間 | 2026年9月25日(金)〜10月24日(土)23:59 |
| 価格 | 無料 |
| 期間終了後 | 期間中にDLしていれば以降もプレイ可能 |
ディスクシステム版とロムカセット版は、同じ『悪魔城ドラキュラ』でも中身の手触りが違う。ディスク版は音源にディスクシステム独自の波形メモリ音源が乗っていて、あの独特の粘りのある低音が鳴る。カセット版はそこが載らない代わりに、ロード待ちがない。今回スマホで遊べるのは後者だ。オレのようにディスク版の音で記憶している人間は、最初の「Vampire Killer」で「あれ?」となるはずだが、それはバグでも劣化でもない。仕様である。
気になる点も書いておく。ステージクリア型のムチアクションを、ボタンのない画面で遊ぶことになる。初代の階段の上り下りと、着地点を戻せないジャンプは、仮想パッドと相性がいいとは言えない。実際に触った上での操作感は後日あらためて書きたいが、少なくとも「メディウサの頭で階段から落とされる」あの体験は、指の置き場が一段シビアになっていると覚悟しておいた方がいい。
40周年記念セールはどれを買うのが正解?
答えははっきりしている。『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』の80%オフだ。初期8タイトルが入って、Steam版なら3,300円が660円になる。
| タイトル | 割引率 | Steam価格(税込) |
|---|---|---|
| 悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション | 80%OFF | 3,300円 → 660円 |
| Castlevania Advance Collection | 70%OFF | 2,200円 → 660円 |
| Castlevania Dominus Collection | 50%OFF | 2,750円 → 1,375円 |
| 悪魔城ドラキュラX・セレクション 月下の夜想曲 & 血の輪廻 | 70%OFF | PS Storeのみ・653円 |
セール期間はストアごとに違う。PlayStation Storeが2026年9月23日〜10月7日23:59と最も早く始まり、ニンテンドーeショップが9月25日〜10月7日23:59、Steamが9月25日〜10月9日2:00まで。Steamだけ2日長い。
『月下の夜想曲 & 血の輪廻』の70%オフはPlayStation Store限定だ。『月下の夜想曲』を現行機で遊ぶ手段は限られるので、PS4/PS5を持っているなら653円のこれが今回の最大の掘り出し物だと思う。
逆に注意したいのがDominus Collectionの50%オフ。3本中で割引率が一番低く、1,375円と価格も高い。ただし収録はDS後期3作+『悪魔城ドラキュラ Revisited』で、探索型としての完成度は高い。「安いから」ではなく「遊びたいから」で選ぶべき1本だ。
40周年施策は他に何が発表された?
オーケストラコンサート、アナログ盤、サブスク配信、ポップアップストア、そして新作の発売日。無料配信はその一部でしかない。
「Castlevania 40th Anniversary An Orchestral Concert」が2027年春、東京・ロンドン・ロサンゼルスの3都市で開催される。悪魔城の曲をフルオーケストラで、しかも世界3都市というのは初代ファンとしては素直に胸が熱い。日程・会場・チケット情報は続報待ちだ。
音楽まわりではもうひとつ、サウンドトラック「ミュージック フロム 悪魔城ドラキュラ 黒・赤」のサブスク配信が2026年9月26日からスタートする。さらに『悪魔城ドラキュラ』と『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』のアナログレコード盤の発売も決定した。こちらは発売日も価格も未発表である。
リアルイベントでは「墓場の画廊」での悪魔城ドラキュラ POP UP STORE開催と、「ホラー&ミステリーフェス in 大丸」への参加が発表されている。
そして本命。シリーズ最新作『Castlevania: Belmont’s Curse』が2026年10月15日に発売される。対応はPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC、Nintendo Switch。開発はKONAMIと、『Dead Cells』のEvil Empire/Motion Twinによる共同体制だ。舞台は1499年のパリ、主人公はトレバー・ベルモンドの娘ローズ・ベルモンド。体験版が10月1日から順次配信され、レベルなどのセーブデータは製品版に引き継げる。
つまり今回の無料配信は、単体の懐古企画ではない。10月1日に体験版、10月15日に新作発売という流れの手前に置かれた導線だ。9月25日に初代を無料で配り、10月24日まで遊ばせ、その間に新作が出る。設計としてはかなり綺麗に組まれている。
40年の歴史を、正しく整理しておく
ここは誤情報が出回りやすい部分なので、時系列で押さえておきたい。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1986年9月26日 | 『悪魔城ドラキュラ』ディスクシステム版発売=シリーズの起点 |
| 1993年 | ファミコン(ロムカセット)版発売=今回の無料配信の移植元 |
| 1993年 | PCエンジン『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』=「ドラキュラX」が単体で指す作品 |
| 1997年 | PS『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』=探索型の起点。2Dである |
| 1999年 | NINTENDO64『悪魔城ドラキュラ黙示録』=シリーズ初の3D作品 |
| 2026年10月15日 | 『Castlevania: Belmont’s Curse』発売 |
よく混同されるが、『月下の夜想曲』は2Dだ。3D化はその2年後、NINTENDO64の『黙示録』から始まっている。そして「ドラキュラX」という呼び名は、単体では1993年のPCエンジン版『血の輪廻』を指すのが本来だ。『月下の夜想曲』の正式名称に「悪魔城ドラキュラX」が付くせいで混ざりやすいが、別物である。
もうひとつ。初代が「ホラーというジャンルをゲーム業界に確立させた」という言い方をたまに見るが、これは言い過ぎだ。ホラーゲームの祖として名前が挙がるのは『Alone in the Dark』(1992年)や『スウィートホーム』(1989年)、そしてジャンルを定着させたという意味では『バイオハザード』(1996年)であって、初代『悪魔城ドラキュラ』はそのどれより前に出ているが、担っていたのは別の役割だ。
初代が発明したのは、「間合い」のアクションである。ムチは出が遅く、出したら止まれない。だから敵の位置を見て振る前に決める。この「先に決めて後から当てる」設計が、マリオ的な「走って飛ぶ」の対極として成立していた。40年経って触っても古びていないのは、ホラーだからではなく、この一点があるからだと思う。
悪魔城ドラキュラ主要作は現行機で遊べるか?プラットフォーム別ガイド
✅ 結論
セール対象の3コレクションと『月下の夜想曲 & 血の輪廻』を揃えれば、初代から DS 期までの主要16タイトルが現行機で遊べる。しかもいま買えば合計3,000円台に収まる。スマホの無料配信と合わせれば、シリーズの背骨はほぼ埋まると考えていい。
① 期間限定・無料で遊べるタイトル
| タイトル | プラットフォーム | 価格・備考 |
|---|---|---|
| 悪魔城ドラキュラ(FC版) | iOS / Android | 無料。10月24日23:59までにDLすれば以降も可 |
② 単体購入で遊べるタイトル(セール中)
| 収録パック | 主な収録作 | 価格・備考 |
|---|---|---|
| アニバーサリーコレクション(8作) | 悪魔城ドラキュラ/悪魔城伝説/ドラキュラ伝説I・II/VAMPIRE KILLER/ぼくドラキュラくん ほか | Switch / PS4 / Steam。Steam 660円(80%OFF) |
| Advance Collection(4作) | サークルオブザムーン/白夜の協奏曲/暁月の円舞曲/悪魔城ドラキュラXX | Switch / PS4 / Steam。Steam 660円(70%OFF) |
| Dominus Collection(4作) | 蒼月の十字架/ギャラリーオブラビリンス/奪われた刻印/アーケード版悪魔城ドラキュラ | Switch / PS4 / Steam。Steam 1,375円(50%OFF) |
| ドラキュラX・セレクション(2作) | 月下の夜想曲/血の輪廻 | PS4。PS Store 653円(70%OFF) |
③ リマスター・アレンジ版で遊べるタイトル
| タイトル | プラットフォーム | 価格・備考 |
|---|---|---|
| 悪魔城ドラキュラ Revisited | Switch / PS4 / Steam | アーケード版のアレンジ版。Dominus Collectionに収録 |
| Castlevania: Belmont’s Curse | PS5 / Xbox Series X|S / PC / Switch | 2026年10月15日発売の完全新作。体験版10月1日から |
④ コレクション未収録で入手手段が確認できないタイトル
NINTENDO64の『黙示録』『黙示録外伝』、PlayStation 2の『キャッスルヴァニア』系列といった3D期の作品は、今回の3コレクションのいずれにも収録されていない。『Lords of Shadow』シリーズはSteamにストアページが残っているが、2026年9月時点で日本向けの販売価格は表示されない。
代替としては、3Dの重い手応えを求めるなら10月15日の『Belmont’s Curse』を待つのが現実的だ。探索型の飢えを埋めたいなら、Advance CollectionとDominus Collectionの計8作で当面は足りる。こればかりは配信の復活を待つしかない。
結論として、いま動くべきはこの順番だ。まずスマホ版を無料でDLして確保する(10月24日まで)。次にPS Storeとニンテンドーeショップのセールを10月7日23:59までに拾う。Steamなら10月9日2:00まで猶予がある。そのうえで10月1日の体験版を触り、10月15日の新作に備える。
『悪魔城ドラキュラ』シリーズは2026年9月26日で40周年。無料配信されるのは1993年のファミコン(ロムカセット)版で、iOS/Android向けに2026年9月25日〜10月24日23:59まで配布され、期間中にDLすれば以降も遊べる。同時に記念セールも進行中で、アニバーサリーコレクションが80%OFF(Steam 660円)、Advance Collectionが70%OFF(同660円)、Dominus Collectionが50%OFF(同1,375円)、PS Store限定で『月下の夜想曲 & 血の輪廻』が70%OFFの653円。期限はPS Storeとニンテンドーeショップが10月7日23:59、Steamが10月9日2:00まで。さらに2027年春に東京・ロンドン・LAでオーケストラコンサート、9月26日からサントラのサブスク配信、そして新作『Castlevania: Belmont’s Curse』が10月15日に発売される(体験版10月1日配信・セーブ引き継ぎ可)。
まず無料版を確保する。話はそれからだ。40年前のムチの間合いは、いまだに誰にも真似されていない。
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スニッカー北村











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