コトブキヤが『ドールズフロントライン2:エクシリウム』の「ヴェクター タクティカルバニーVer.」1/7スケールフィギュアを予約受付中だ。価格は23,100円(税込)、全高は台座込みで約270mm、発売は2027年5月を予定している。原型はSHINKAI CREATE、製作協力はKOTOBUKIYA(2026年9月時点・コトブキヤ公式ショップ確認)。
バニー衣装のフィギュアなんて今どき珍しくもない。オレも秋葉原の棚で毎週のように見ている。だが本製品は一点だけ、他とはっきり違う仕掛けを持っている。
ウサ耳カチューシャが、外せる。しかもこのウサ耳、ゲーム内のスキンには存在しない。立体物のために足された要素だ。つまりこのフィギュアは「ゲームの再現」と「フィギュアとしての盛り」を、買った側が選べる設計になっている。
商品化が告知されたのは2025年8月12日。彩色原型の公開と同時に各店で予約が始まったのが2026年9月8日だから、発表から1年以上寝かされていた企画ということになる。
ヴェクター タクティカルバニーVer.はいくら?スペック一覧


税込23,100円。1/7スケールの美少女フィギュアとしては上から数えた方が早い価格帯だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ドールズフロントライン2:エクシリウム 「ヴェクター タクティカルバニーVer.」 1/7スケール 塗装済み完成品フィギュア |
| メーカー | コトブキヤ(品番 PV371) |
| 原型・製作 | 原型/設計:SHINKAI CREATE 製作協力:KOTOBUKIYA |
| 価格 | 23,100円(税込) |
| スケール・全高 | 1/7/約270mm(台座含む) |
| 素材 | PVC・ABS・アクリル・金属棒 |
| 発売予定 | 2027年5月 |
注目したいのは素材欄の「アクリル・金属棒」だ。PVCとABSだけで組まれた製品と違い、支柱に金属を使っているということは、それだけ荷重のかかるポーズだという裏返しでもある。全高270mmは1/7としても大柄で、飾る棚の高さは先に測っておいた方がいい。オレは過去にこれで一度やらかしている。
ウサ耳は外せる?差し替え仕様の中身
外せる。髪パーツを付け替えることで、「ウサ耳カチューシャ装着状態」と「ゲーム同様のウサ耳なし状態」を選べる。
前述のとおり、このウサ耳はゲーム内スキンには存在しない。コトブキヤ側がフィギュアのために足した要素だ。原作再現を優先する派は外せばいいし、バニーらしさを取るなら付ければいい——この二択を用意した判断は素直に上手いと思う。
造形面では、サブマシンガン・ナイフ・ポーチ類といった装備が省略されずに乗っている。バニースーツの光沢と、肌、そして装備のマットな質感を塗り分けているのが彩色原型の写真からも分かる。表情は普段のクールなヴェクターとは違う、恥ずかしげな顔。公式の商品コピーが「指揮官……いったい、この服はどんな作戦のために準備したの?」なのだから、そういう顔にもなる。
ガンプラは全塗装・無改造派のオレが完成品フィギュアに金を出す基準は、「自分で塗ってもここまで質感を分けられない」と思えるかどうかだ。バニースーツのテカリと装備のザラつきの落差は、手塗りだと相当厳しい。ここは素直に負けを認める部分だと思う。
ヴェクターとはどんなキャラクターか
ヴェクターは『ドールズフロントライン2:エクシリウム』に登場する限定SSR人形で、H.I.D.E.404の2番隊隊長を務める。武器クラスはSMG、戦闘では火属性のサポート兼デバッファーとして機能する。
公式が挙げている「人形キーワード」が3つある。H.I.D.E.404の2番隊隊長として最後まで部下と戦い抜くこと。相手の目を見て話せないコミュ障であること。そして、独特すぎて何を描いたか分かりづらいお絵描き。隊長でありながらこの属性を背負わされているあたり、キャラ設計として明確に狙っている。
名前の元になっているのは実銃のKRISS Vector。反動を下方向に逃がす「Kriss Super V」システムを積んだ、見た目からして異形のサブマシンガンだ。ドールズフロントラインシリーズは銃器の擬人化が根幹にあるから、この由来を知っているとフィギュアの装備の形状も違って見えてくる。
なお前作『ドールズフロントライン』にもNo.020の★5 SMGとして登場済みの続投キャラだ。『2:エクシリウム』は日本版が2024年12月5日にリリースされた3DタクティカルRPGで、舞台は前作の約10年後。開発はサンボーン(上海散爆網絡科技有限公司)。前作からの指揮官ほど、この立体化には思うところがあるはずだ。
予約はいつまで?締切と限定特典
コトブキヤショップでは「2026年11月10日までの予約で確実に用意する」と案内されている。それ以降は上限に達し次第の受付終了で、明確な最終締切日は設けられていない。つまり11月10日が実質的な安全圏だ。
そしてコトブキヤショップ(直営およびオンライン)で予約した場合のみ、限定特典として「表情替えパーツ」が付く。予約は1人3個まで。あみあみ・楽天ブックス・Amazon・DMM.comなどでも予約できる一般流通品だが、この表情パーツだけは直営でしか手に入らない。
表情替えパーツの有無は、飾ったときの印象を一番変える要素だ。23,100円を出すなら、ここは直営を選んでおくのが無難だろう。他店の個別の予約締切日は2026年9月時点で公表されていない。
気になる点も書いておく。発売は2027年5月で、予約から実に8か月先。フィギュアの延期は珍しくないし、その間ずっと資金を拘束されるわけではないとはいえ、記憶から消えた頃に着弾する類の買い物だ。台座のデザインとキャストオフの可否は現時点で未公表——ここを重視する人は、続報を待ってからでも遅くはない。
23,100円は安くない。だが全高270mm、PVC・ABSに加えてアクリルと金属棒まで使った構成で、装備一式を省略せずに作り込んでいることを考えれば、価格なりの物量はある。決め手はウサ耳カチューシャの着脱だ。原作再現とフィギュアとしての誇張を、買った側が切り替えられる。予約はコトブキヤショップなら11月10日までが安全圏で、直営限定の表情替えパーツも付く。一方で発売は2027年5月とかなり先、台座デザインとキャストオフの可否は未公表。ここが気になるなら続報待ちでいい。
ウサ耳を外せる設計に、作り手の誠実さが出ている。この一点だけで、オレはこの製品を信用する。
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スニッカー北村












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