The Blood of Dawnwalkerが日本語Steam版の流血規制を撤廃。来週のアップデート1.1で、1,100件超の修正も同時に

Rebel Wolvesは2026年10月16日、吸血鬼ダークファンタジーARPG、The Blood of Dawnwalkerのアップデート1.1を来週配信すると発表した。目玉は、Steamの日本語版で流血とゴア表現の規制をなくすこと。発売直後から日本のプレイヤーが不満を上げていた「血の出ない吸血鬼ゲーム」が、PC版に限って海外と同じ表現になる。

アップデート1.1にはほかに、習得したアビリティを振り直せるDraught of Mind Rebirth、犬と猫をなでる機能、ストーリー系難度の再編、字幕の拡張、フレーム生成の更新、そして1,100件を超える改善と修正が含まれる。PS5版とXbox Series X|S版の日本語表現については、今回の発表に記載がない。

この記事では、規制撤廃の範囲、9月の発売から今回までの経緯、1.1の新要素、そしてまだ分からないことを整理した。9月3日の発売日にSteamで買って、最初の戦闘で「あれ?」と思った人に向けて書いている。

まずは撤廃される範囲から。

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The Blood of Dawnwalkerの日本語版で何が撤廃される?

撤廃されるのは、Steam版の日本語版における流血とゴア表現の規制だ。パッチノートの日本語版に関する項目は、Steam PC版での血とゴアの検閲をなくす、という1文で、対象プラットフォームをSteamと明記している。

Japanese version update: Blood and gore will no longer be censored in the Japanese version of the game on Steam.

引用元:Game*Spark(Rebel Wolvesのパッチノートより)

これまでの日本語版では、戦闘での出血がほぼ描かれず、物語上重要なオープニングのシーンが丸ごとカットされていた。吸血鬼が主人公のゲームで血が見えないのだから、不満が出るのは当然だ。1.1以降、Steam版の日本語設定では戦闘の出血、死亡シーン、切断面や内臓の描写が海外版と同じになる見込みだ。

項目 アップデート1.1後(Steam日本語版)
戦闘の流血 規制撤廃
過激な暴力、残虐、死亡シーン 規制撤廃(ゴア表現として)
切断面、露出した内臓の描写 規制撤廃(ゴア表現として)
カットされていたオープニングの場面 復活の見込み(流血規制が理由だったため)
裸体への下着着用、一部の性表現 今回の発表に記載なし
PS5版、Xbox Series X|S版の日本語表現 今回の発表に記載なし

なぜ規制されていた?発売から撤廃までの経緯

日本語版の表現変更は発売前から告知されていた。公式は2026年5月18日に日本語版と海外版の差異を公表し、戦闘を含む流血表現、過激な暴力、残虐、死亡シーンの変更、一部キャラクターのグロテスクな外見や切断面と内臓の描写の変更、裸体の女性キャラクターへの下着着用と一部の性表現の変更を予告していた。

2026年9月3日の発売後、Steamには日本語ユーザーの不評レビューが集まった。AUTOMATONの報道によると、理由は吸血鬼作品なのに流血が規制されたこと、CERO Z指定なのに過剰ではないかという疑問、PC版にまで規制が及んだこと、そして日本語設定に固定されて他言語に切り替えられないことだった。Rebel Wolvesは発売翌日の9月4日に、流血表現の制限の撤廃と他言語の追加を検討していると表明した。

日付 出来事
2026年5月18日 日本語版と海外版の表現の差異を公式が告知
2026年9月2日 Steam版発売(日本では9月3日)
2026年9月3日 PS5版、Xbox Series X|S版発売。発売3日で全世界100万本
2026年9月4日 Rebel Wolvesが流血規制の撤廃と他言語追加の検討を表明
2026年10月16日 アップデート1.1の概要を発表。Steam日本語版の流血とゴアの規制撤廃を明記
2026年10月19日の週 アップデート1.1配信予定

告知から撤廃まで5か月、発売からは1か月半。海外のスタジオが日本市場の声に対してここまで早く動いた例は多くない。発売元のバンダイナムコエンターテインメントと規制の判断をどう分担していたのかは公表されていないが、結果として開発元が自分の名前で撤廃を発表した。

アップデート1.1の新機能と改善点は?

アップデート1.1は、日本語版の規制撤廃を含めて4つの新機能と、1,100件を超える改善と修正で構成される。doope!がまとめた概要を表にした。

区分 内容
新機能 Draught of Mind Rebirth。習得済みの剣術、魔術、ヴァンパイア能力をリセットし、別のアビリティに振り直せる
新機能 犬と猫をなでる機能
新機能 ストーリー系難度の再編。旧Storyを「Forgiving」に改名し、さらに戦闘アシストが付く新しいストーリーモードを追加
新機能 字幕設定の拡張。フォントサイズの拡大と、すべての台詞への字幕表示
改善 フレーム生成技術の更新(専用設定を含む)
改善 戦闘中のアニメーションとカメラの調整
改善 敵のターゲティングとロックオンの改善
改善 ShadowstepとPlaneshift使用時のターゲティングの反応性向上
日本語版 Steam日本語版で流血とゴアの規制を撤廃
その他 1,100件を超える改善と修正

スキルの振り直しは、昼は人間、夜は吸血鬼という主人公コーエンの二面性を、途中から別のビルドで試せるという意味で大きい。発売から1か月半で「振り直し」を入れてくるのは、プレイヤーが育成で詰まっていた証拠でもある。犬と猫をなでる機能は、血みどろのゲームにこれが入るギャップがいい。わたしは真っ先に猫を探す。

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PS5版とXbox版、性表現の扱いはどうなる?

2026年10月18日時点で、PS5版とXbox Series X|S版の日本語表現の変更、および下着着用などの性表現の規制解除については、公式の発表はない。パッチノートの日本語版に関する記述は「Steam上の日本語版」に限定されている。

アップデート1.1自体は全プラットフォームに配信される見込みだが、コンソール版の表現が変わるとは書かれていない。CEROの審査を受けたパッケージとして流通しているコンソール版と、Steamで配信されるPC版では、表現変更の手続きが異なるのが通例だ。コンソール版で同じ対応を期待するなら、別途の発表を待つしかない。

また、9月4日に検討を表明していた「日本語版への他言語追加」についても、今回公開された1.1の概要には項目が見当たらない。日本語設定に固定されている問題が1.1で解消されるかは、配信後のパッチノート全文を確認する必要がある。

項目 2026年10月18日時点
Steam日本語版の流血とゴア 1.1で規制撤廃(公式発表)
PS5版、Xbox版の日本語表現 公式発表なし
性表現(下着着用など)の規制 公式発表なし
日本語設定の固定解除、他言語追加 1.1の概要に記載なし。配信後のパッチノートで要確認

The Blood of Dawnwalkerとは?

The Blood of Dawnwalkerは、ウィッチャー3のディレクターを務めたKonrad Tomaszkiewicz氏が率いるポーランドのRebel Wolvesが開発し、バンダイナムコエンターテインメントが発売するオープンワールドのダークファンタジーARPGだ。14世紀の東欧を舞台に、昼は人間、夜は吸血鬼として生きる主人公コーエンが、家族を救うために30日という期限の中で動く。

項目 内容
開発 Rebel Wolves
発売 バンダイナムコエンターテインメント
発売日 Steam 2026年9月2日(日本9月3日)、PS5とXbox Series X|S 2026年9月3日
Steam価格 9,790円(2026年10月18日時点)
追加コンテンツ Eclipse Edition コンテンツ 1,980円(Steam)
セールス 発売3日で全世界100万本
レーティング CERO Z

発売3日で100万本、批評家の評価はウィッチャー3との比較で語られるほど高かった。その作品の日本語版だけが血を見られなかったのだから、今回の撤廃で、ようやく日本のプレイヤーも同じゲームを遊べることになる。

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まとめ。The Blood of Dawnwalker アップデート1.1の要点

Rebel Wolvesは2026年10月16日、The Blood of Dawnwalkerのアップデート1.1を来週(10月19日の週)配信すると発表した。Steam日本語版の流血とゴア表現の規制が撤廃され、戦闘の出血やカットされていたオープニングの場面が海外版と同じになる見込み。あわせてアビリティ振り直しのDraught of Mind Rebirth、犬と猫をなでる機能、ストーリー系難度の再編、字幕の拡張、フレーム生成の更新、1,100件超の改善と修正が入る。PS5版とXbox版の日本語表現、性表現の規制、日本語設定の固定解除は2026年10月18日時点で発表がない。Steam価格は9,790円。

SPOTGEEKS VERDICT

発売1か月半で、開発元が自分の名前で規制撤廃を発表した。日本のPCゲーマーの声が海外スタジオを動かした、珍しい成功例だ。ただし撤廃はSteamだけで、コンソール版と性表現と言語固定は宿題のまま残っている。Steamで買った人は来週から本来の吸血鬼ゲームになる。PS5で買った人は、もう一度声を上げる番だ。

猫をなでてから血を浴びる。1.1はそういうアップデートになる。

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WRITER
小田のっこ

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