エンド オブ エタニティに8年越しの強化DLC。ネイティブ4KとHDR、120fps、2倍速を追加、Steamで10月30日配信

トライエースのRPGエンド オブ エタニティに、新しいDLCのRESONANCE OF FATE/END OF ETERNITY ENHANCED REMASTERが登場する。2018年発売のSteam版4K/HD EDITIONに追加する形で、ネイティブ4K出力、HDR、120fps、キャラクターと背景テクスチャの再アップスケール、2倍速機能が加わる。配信は2026年10月30日の予定で、本編4K/HD EDITIONの所持が必要だ。

Steamのストアページは10月29日に突然公開された。4K/HD EDITIONの発売からほぼ8年、告知もティザーもなしにDLCページだけが現れた形で、DLCの価格は10月30日時点でストアに表示されていない。PS4版の4K/HD EDITIONにも同じ強化が来るのか、PS5版が出るのかも公式発表はない。

この記事ではDLCで何が変わるのか、配信日と価格と対応機種の確定状況、そもそもエンド オブ エタニティがどんなRPGなのか、そして同じ日に8年ぶりに動いたリーンベルの公式Xアカウントの話を整理する。2010年のPS3とXbox 360で「銃撃多重奏RPG」を名乗った変わり者が、2026年にまた表に出てきた。

まずは何が変わるのかから。

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ENHANCED REMASTERのDLCで何が変わる?

グラフィック設定が大きく広がり、ネイティブ4K出力、HDR、120fpsに対応する。キャラクターと背景のテクスチャはAIで再アップスケールされ、ゲーム内ムービーの解像度も引き上げられる。新機能としてゲーム速度を2倍にする2倍速が加わり、対応言語に簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語が足される。

項目 4K/HD EDITION(2018年) ENHANCED REMASTER DLC(2026年)
出力解像度 4K対応(アップスケール) ネイティブ4K出力
HDR 非対応 対応
フレームレート 60fps 120fps対応
テクスチャ HD化。無料の高解像度テクスチャパックあり キャラクター・背景をAIで再アップスケール
ムービー 原作準拠 AIで高解像度化
ゲーム速度 等速 2倍速機能を追加
対応言語 日英仏伊独西の6言語 簡体字・繁体字中国語、韓国語を加えた9言語
必要動作環境 Windows 7以降 Windows 11、DirectX 12。推奨はCore i5-8600K、メモリ12GB、GTX 1070

一番効くのは2倍速だと思う。エンド オブ エタニティの戦闘は、3人のキャラクターが順番に動く半リアルタイム制で、ヒーローアクションと呼ばれる空中射撃の演出が毎回入る。初見は格好いいが、周回やレベル上げで同じ演出を何百回も見ることになる。2010年当時から「演出スキップがほしい」と言われ続けていた部分で、それが16年後にDLCで解決される。テクスチャの再アップスケールは、2018年のHD化でも荒さが残っていた背景の遠景に効くはずだ。

気になる点を2つ。必要動作環境がWindows 11とDirectX 12に引き上げられている。本編4K/HD EDITIONはWindows 7でも動いたので、古いPCでSteam版を持っている人はDLCを買う前に確認した方がいい。もう1つ、AIによるアップスケールは原作の絵作りをどこまで保つかが作品ごとに差が出る。ストアの比較画像を見る限りはテクスチャの輪郭が締まる方向だが、ムービーの顔の描き直しが不自然になるかどうかは配信後に実物で見るしかない。

DLCの配信日と価格は?PS4版にも来る?

配信日は2026年10月30日の予定だ。Steamのストアページでは米国時間の10月29日と表示されている。価格は2026年10月30日時点でストアに表示されておらず、無料か有料かも公式発表はない。PS4版4K/HD EDITIONへの配信、PS5版の有無についても、2026年10月時点で公式発表はない。

項目 状況(2026年10月30日時点)
DLC配信日 2026年10月30日予定(Steam表記は米国時間10月29日)
DLC価格 未表示
必要なもの Steam版 RESONANCE OF FATE/END OF ETERNITY 4K/HD EDITION(3,996円)
本編のセール 10月30日時点でセールなし
PS4版への配信 公式発表なし
PS5版 公式発表なし
開発・販売 tri-Ace

本編4K/HD EDITIONは3,996円で、Steamのユーザーレビューは988件中80%が肯定的の「非常に好評」。本編の発売元がトライエース自身であることは覚えておきたい。原作のPS3とXbox 360版はセガから発売されたが、2018年のリマスターからはトライエースが自社で出している。だから今回のDLCも、セガの決裁を待たずにトライエースの判断で動いたと見るのが自然だ。告知なしでページが出た唐突さも、小さな体制なら説明がつく。

PS4版への対応は、HDRと120fpsという機能の性質上、PS5で動かすことを前提にしないと意味が薄い。PS5版として改めて出すのか、PS4版のアップデートで済ませるのか、何も出さないのか。わたしはPS5版を待つ派だけど、Steam版の反応次第で決まるのが現実的なところだろう。

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エンド オブ エタニティとはどんなRPG?

2010年1月にPS3とXbox 360で発売された、トライエース開発、セガ発売のRPGだ。荒廃した地球で巨大な塔バーゼルに暮らす人々の、銃と絆の物語を描く。戦闘は3人のパーティが銃だけで戦う「銃撃多重奏RPG」で、空中を跳びながら撃つヒーローアクションと、銃をパーツで魔改造するカスタマイズが特徴だ。

主人公はヴァシュロン、ゼファー、リーンベルの3人。バーゼルの下層で便利屋として生きる彼らが、塔の上層の枢機卿たちの思惑に巻き込まれていく。トライエースはスターオーシャンとヴァルキリープロファイルで知られるが、エンド オブ エタニティはその2シリーズとまったく違う方向に振り切った作品で、剣も魔法も出てこない。

戦闘の独自性は今も色あせていない。マシンガンで「スクラッチダメージ」を蓄積し、ハンドガンで「ダイレクトダメージ」に変換するという2段階の仕組みがあり、何も考えずに撃っても敵が倒れない。3人の移動ラインを三角形に組むとトライアタックが発動し、空中で跳びながら全弾を叩き込む。この理屈を飲み込むまでが壁で、飲み込んだ後は他のRPGに戻れなくなる。2倍速が付くことで、この「飲み込むまで」の試行錯誤が軽くなるのは大きい。

銃のカスタマイズは、グリップやバレルやスコープをテトリスのようにはめ込んで性能を上げる方式で、パーツの形が噛み合わないと付けられない。ここに何時間も吸われた人は多いはずだ。4K/HD EDITIONではこのカスタマイズ画面もHD化されていて、DLCのテクスチャ再アップスケールでパーツの質感がさらに上がる可能性がある。

8年ぶりに投稿したリーンベルの公式アカウントとは?

DLCのストアページ公開と同じ10月29日、ヒロインのリーンベルの公式Xアカウントが8年以上ぶりに投稿した。4K/HD EDITIONの宣伝にからめた、キャラクター口調の投稿だ。

「4K/HD EDITION」だって、すごい技術が投入されてるらしいけど、上手にアピールできないんだからね!

引用元:AUTOMATON(リーンベル公式Xアカウントの投稿)

2010年の発売当時、エンド オブ エタニティはキャラクターのX(当時はTwitter)アカウントで宣伝する手法を採っていた。中でもリーンベルのアカウントは、ゲーム本編の内気な設定とは別人のように自由な発言で知られ、公式が公式を茶化す芸風でファンに愛された。その彼女が「上手にアピールできない」と自虐してくるのは、まさにあの頃の芸風そのものだ。

これが意味するのは、DLCが「ストアページをこっそり置いただけ」ではなく、トライエースが宣伝する気で動いているということだ。8年黙っていたアカウントを、わざわざDLC公開の日に起こしてきた。告知の順番がストア先行だっただけで、この後にムービー比較や価格の発表が続くと見ていい。わたしとしては、ヴァシュロンのアカウントも起きてくれると嬉しい。

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まとめ。エンド オブ エタニティのDLCは10月30日、価格とPS4版は続報待ち

トライエースのエンド オブ エタニティ 4K/HD EDITIONに、ネイティブ4K、HDR、120fps、テクスチャとムービーのAI再アップスケール、2倍速、中国語と韓国語を追加するDLCのENHANCED REMASTERが2026年10月30日にSteamで配信予定だ。本編(3,996円)の所持が必要で、必要動作環境はWindows 11とDirectX 12に上がる。DLCの価格、PS4版への配信、PS5版の有無は2026年10月30日時点で公式発表がない。同じ日にリーンベルの公式Xアカウントが8年ぶりに投稿した。

SPOTGEEKS VERDICT

発売から16年、リマスターから8年のRPGに、開発元が自分の判断でDLCを足してくる例はほとんどない。中身も「2倍速」という、当時から言われ続けた不満に正面から答えるもので、ファン向けの誠実な一手だ。価格が出ていないことと、Windows 11必須に上がったことだけは、買う前に確認を。PS4版の人は、PS5版か続報を待つしかない。

16年前の銃撃多重奏が、2倍速で帰ってくる。リーンベルが起きたなら、本気だ。

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WRITER小田のっこ

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