宇宙貨物船を舞台にした一人称の心理ホラー Mouthwashing(マウスウォッシング)のコンソール版が、2026年10月29日(現地時間)に発売された。対応機種はPS5・PS4・Nintendo Switch・Xbox Series X|S・Xbox One・PC(Microsoft Store)で、国内価格は1,500円(税込)。Xbox Game Pass(Ultimate・Premium・PC)にも初日から入っている。
同じタイミングでパブリッシャーのCRITICAL REFLEXが長編映画化を発表した。製作はソニー・ピクチャーズ傘下のScreen Gems、監督はジェニファーズ・ボディとインビテーションのカリン・クサマ、脚本はクサマ作品の常連マット・マンフレディとフィル・ヘイ。キャスト・公開時期は未定だ。
2024年9月にSteamで出た2〜3時間の短編インディーホラーが、2年で家庭用機とGame Passと映画にたどり着いた。この記事ではコンソール版の仕様と価格、映画の制作陣、そしてMouthwashingがなぜこれほど評価されたのかを整理する。
まずはコンソール版の情報から。
Mouthwashingのコンソール版はどの機種でいくら?
対応機種はPS5・PS4・Nintendo Switch・Xbox Series X|S・Xbox One・PC(Microsoft Store)。国内ストア価格は1,500円(税込)で、Steam版の通常価格と同じだ。Xbox Game Pass Ultimate・Premium・PC Game Passの加入者は追加料金なしで遊べる。
発売日は海外発表で10月29日。日本のファミ通は10月30日付で「本日発売」と報じており、国内ストアへの反映は日本時間で10月30日と見ておけばいい。Steam版は11月3日まで40%オフの900円でセール中だ。
| 項目 | 内容(2026年10月31日時点) |
|---|---|
| 対応機種 | PS5 / PS4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Xbox One / PC(Microsoft Store) |
| 国内価格 | 1,500円(税込) |
| Game Pass | Ultimate・Premium・PC Game Passで配信 |
| Steam版 | 2024年9月26日発売。通常1,500円、11月3日まで900円 |
| 日本語 | インターフェース・字幕・音声すべて対応(Steam表記) |
| 開発 | Wrong Organ |
| パブリッシャー | CRITICAL REFLEX |
| プレイ時間 | 2〜3時間程度 |
気になる点は、Switch版の動作だ。本作はPS1風のローポリ描画で負荷は軽いので、まず問題ないと見ているが、編集部で実機確認はしていない。携帯機で遊ぶならSteam Deckという選択肢もある。わたしはSteam版をDeckに入れて遊んだが、あの船内を手元の小さい画面で見るのは、正直かなりキツかった。いい意味で。
Mouthwashingの映画化はどんな座組み?
CRITICAL REFLEXが2026年10月30日に発表した。製作はソニー・ピクチャーズ傘下のScreen Gems。監督はカリン・クサマ、脚本はマット・マンフレディとフィル・ヘイ。キャスト・撮影時期・公開時期は未発表で、脚本開発の段階と見られる。
| 役職 | 担当 | 主な作品 |
|---|---|---|
| 製作 | Screen Gems(ソニー・ピクチャーズ) | バイオハザード実写シリーズなど |
| 監督 | カリン・クサマ | ジェニファーズ・ボディ、インビテーション、イエロージャケッツ |
| 脚本 | マット・マンフレディ、フィル・ヘイ | インビテーション、Destroyer(クサマ監督作) |
| プロデューサー | スコット・デリクソン、C・ロバート・カーギル、ヴィンス・チェン | ドクター・ストレンジ、ブラック・フォン(デリクソン) |
クサマとマンフレディ&ヘイの組み合わせはインビテーション以来のチームで、密室で人間関係が崩れていく話を得意にしている。Mouthwashingは宇宙船という閉鎖空間で5人の乗組員が追い詰められる物語なので、人選としては筋が通っている。スコット・デリクソンがプロデューサーに入っているのも、ホラーの文脈で読めば自然だ。
注意点は、映画化は発表されたが「製作決定」ではないこと。ハリウッドでは権利取得と脚本開発の段階で発表され、そのまま企画が止まる例が珍しくない。公開時期が出るまでは、まだ「企画が動いている」という段階だと考えておきたい。
Mouthwashingとはどんなゲーム?なぜ評価されたのか
Mouthwashingは、航路を外れて漂流する宇宙貨物船タルパ号の乗組員5人を描く一人称の心理ホラーだ。船長カーリーが船を事故に見せかけて全員を道連れにしようとし、失敗する。残された乗組員は、救助の見込みがない船内で、尽きていく物資と互いの不信に向き合う。
物語は時系列を行き来しながら進む。事故の前と後が交互に描かれ、誰が何をしたのか、乗組員の関係がどう壊れていったのかが少しずつ見えてくる構成だ。Steamのレビューは24,999件で95%が好評の「圧倒的に好評」。PC版は50万本を超え、ファミ通によれば累計100万本に迫っている。The Horror Game Awards 2024ではBest NarrativeとPlayers’ Choiceを受賞した。
評価された理由は、怖がらせ方が「驚かせる」ではなく「追い詰める」ことにある。ジャンプスケアに頼らず、乗組員の会話と船内の変化だけで息苦しさを積み上げる。2〜3時間で終わる短さも、この密度を保つための設計だ。PS1風のローポリ描画は懐古趣味ではなく、顔の表情を省いて想像させるための手法になっている。
気になる点は、人を選ぶことだ。アクションはなく、ホラーとしての「ゲーム的な楽しさ」は薄い。暴力と精神的に重い描写があり、遊んだあとに気分が沈む。「怖い話を体験したい」人には刺さるが、「ホラーゲームで遊びたい」人には物足りないかもしれない。
どの機種で遊ぶべき?Game Passと買い切りの選び方
Game Passに入っているならXboxかPCで追加料金なしが最安だ。買い切りで遊ぶなら、Steam版が11月3日まで900円で、コンソール版の1,500円より安い。手持ちの機種で遊べる人は1,500円で問題ない。
| 遊び方 | 費用 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Xbox Game Pass | 加入料のみ | すでに加入している人 |
| Steamセール | 900円(11月3日まで) | PC・Steam Deckがある人 |
| PS5 / PS4 | 1,500円 | 据え置きで腰を据えて遊びたい人 |
| Nintendo Switch | 1,500円 | 携帯機で手軽に。動作は未確認 |
| Xbox(買い切り) | 1,500円 | Game Passに入っていない人 |
映画が公開される前にゲームを遊んでおくべきかというと、迷わず遊ぶ方をすすめる。映画は時系列をいじる構成をそのまま持ち込むのが難しいはずで、ゲームの「順番に知っていく」体験は、映像ではたぶん再現できない。
まとめ。Mouthwashingはコンソール1,500円、映画はカリン・クサマ監督
Mouthwashingのコンソール版(PS5・PS4・Switch・Xbox Series X|S・Xbox One・PC)は2026年10月29日に発売され、国内価格は1,500円(税込)、Xbox Game Passにも対応する。Steam版は11月3日まで900円。映画化はScreen Gems製作、カリン・クサマ監督、マット・マンフレディとフィル・ヘイ脚本で、公開時期・キャストは未定だ。開発はWrong Organ、パブリッシャーはCRITICAL REFLEX。
2年前にSteamで静かに出た2時間のホラーが、PS5とSwitchとGame Passに並んで、映画にまでなった。小さいスタジオが作った短い作品でも、語り方が正しければここまで届く。コンソール版の1,500円は、その語り方を買う値段としては安い。映画は企画段階なので、公開時期が出るまでは期待値を上げすぎないこと。
遊ぶなら夜。できれば一人で。あとで後悔するタイプの名作。













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