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スーパーファミコンの名作RPG『エストポリス伝記』と『エストポリス伝記II』が、2027年に現行機向けで復活する。タイトルは『エストポリス伝記 I&II』、対応機種はNintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam)の4プラットフォーム。発売元は株式会社タイトーで、ネバーランドカンパニーとClear River Gamesが協力に名を連ねている。
ドット絵はそのまま。そのうえで「様々な機能の追加で遊びやすく」なるという。そしてこの復活でいちばん効いてくるのが、シナリオの全面漢字化だ。SFC版は容量の都合でひらがなだらけだった。あの読みづらさを覚えている人ほど、この一文の重みがわかるはずだ。
しかも作業に携わっているのは、シリーズ企画者の宮田正英氏本人。全会話を読み直したうえでの漢字化だと明言されている。外注で機械的に変換しました、という話ではないのだ。
発表を知った瞬間、思わず「エスト2が来るの!?」と声が出た。31年待った人がいるタイトルだ。この記事では2026年9月21日時点で確定している情報と、まだ未発表の部分をはっきり線引きしておく。
まずは確定している情報から順に整理する。価格だけは、まだ出ていない。
『エストポリス伝記 I&II』の発売日はいつ?対応機種と価格まとめ
発売時期は2027年発売予定。具体的な月日は2026年9月21日時点で未発表だ。対応機種はNintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam)の4つ。
価格も未定。CERO区分は「審査予定」と表記されており、こちらもまだ確定していない。ジャンルはロールプレイング、プレイ人数は1人。オンライン要素が付くといった話は現時点で一切出ていない。
タイトー公式サイトの製品ページはすでに開設されており、そこに載っている情報が現時点の一次情報のすべてだと思っていい。逆に言えば、まだ出せる情報が少ない段階での「電撃発表」だったということだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | エストポリス伝記 I&II(海外名:Lufia I & II The Sinistrals Saga) |
| 発売時期 | 2027年発売予定(月日未発表) |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam) |
| ジャンル | ロールプレイング |
| プレイ人数 | 1人 |
| 発売元 | 株式会社タイトー(協力:ネバーランドカンパニー、Clear River Games) |
| 価格 | 未定(2026年9月21日時点) |
| CERO | 審査予定 |
気になる点を先に挙げておくと、PS4とXbox、そしてパッケージ版の有無が未発表だ。Switch 2とSwitchが両方対応しているのはありがたいが、「PS4しか持ってない」という層は続報待ちになる。ここは正直、現時点では何も言えない。
収録されるのはどの2作品?『I』と『II』の時系列を整理
収録されるのは、1993年6月にスーパーファミコンで発売された『エストポリス伝記』と、1995年2月に同じくSFCで発売された『エストポリス伝記II』の2本だ。いずれも開発はネバーランドカンパニー、発売はタイトー。
ここでややこしいのが時系列である。ナンバリングは「I→II」だが、物語としては『II』が『I』の過去編にあたる。『II』の主人公マキシムたちの戦いが100年の時を経て伝説となり、その末裔が『I』の主人公として動き出す、という構造だ。
1993年に発売されたRPG「エストポリス伝記」と、その過去編として1995年に発売されたRPG「エストポリス伝記II」を一部リニューアルのうえ移植! 今、多くのプレイヤーを涙させたドラマチックなストーリーが甦る!
引用元:Steam ストアページ
公式が「過去編」と明記しているとおり、どちらから遊ぶかで体験がまるっきり変わるタイトルだ。当時の順番どおり『I』から入れば伏線の回収に震えるし、時系列順に『II』から入れば物語として素直に呑み込める。2本同時収録という形は、この「どっちから?」問題に対する最高の回答になっている。
ちなみにわたしのおすすめは『II』から。理由は単純で、システムが圧倒的に洗練されているからだ。『II』は謎解きダンジョンとIP(アイテム特殊能力)まわりの作り込みが異常で、今遊んでも普通に面白い。元オタクショップ店員として言うと、中古棚で『II』だけ妙に回転が速かったのはそういうことだと思っている。
シリーズにはGBC版とDS版もあるが、今回は非収録
エストポリス伝記シリーズには、2001年9月発売のゲームボーイカラー用『エストポリス伝記 よみがえる伝説』、そして2010年2月発売のニンテンドーDS用『エストポリス』(発売はスクウェア・エニックス)もある。ただし今回の『I&II』はタイトルどおりSFCの2作品のみの収録で、この2本は含まれない。
なお幻の『エストポリス伝記III ルーインチェイサーズ』は、PlayStation向けとして開発されていたものの、権利を持っていた販売会社の倒産により開発が中断され、未完成のまま世に出ていない。今回の復活で「IIIはどうなる」と期待する声が出るのは当然だが、現時点でその話は一切ない。
追加・変更される要素は?シナリオ全面漢字化が最大の目玉
今回の移植で最大の変更点は、シナリオの全面漢字化だ。ドットグラフィックは原作のまま維持したうえで、テキストだけを現代的に読みやすくする方向に舵を切っている。
SFC時代のRPGは、ROM容量の制約から漢字を使えず「まちのひとに はなしかけてみよう」みたいなひらがな表記が基本だった。雰囲気としては味があるが、長文のシリアスな場面になると途端に読みづらくなる。エストポリスは泣かせにくるタイプのシナリオだけに、ここが改善される意味は大きい。
そしてこの漢字化に携わったのが、シリーズ企画者の宮田正英氏だ。タイトー公式サイトに寄せられたコメントを読むと、単なる変換作業ではなかったことがわかる。
四半世紀以上前に作ったゲームに、未だに多くのファンの方々の声援が届いているという事実は、ただただ「ゲーム制作者冥利に尽きる」の一言です。スーパーファミコンでは容量の関係からひらがなが多かったシナリオを、今回全面的に漢字化できる機会を頂き、エスト1、エスト2の全会話を読み直しました。正直「若いな」と気恥ずかしくなるような会話も多かったですが、当時の制作中の記憶が甦ってきて、とても楽しい時間でした。
引用元:タイトー公式サイト
「全会話を読み直しました」。この一文が全部だと思う。作った本人が30年前の自分のテキストと向き合い直したうえでの漢字化なら、語尾やニュアンスが原作から浮くこともないはずだ。復刻もので一番こわいのは「知らない人が触った感」なので、この人選は素直に信頼していい。
気になる点:追加機能の中身はまだ非公開
一方で、「様々な機能の追加で遊びやすく」とされている部分の具体的な中身は、2026年9月21日時点で未発表だ。巻き戻しなのか、どこでもセーブなのか、倍速モードなのか、現時点では何も確定していない。
この手の復刻タイトルでは巻き戻し・クイックセーブ・エンカウント調整あたりが定番だが、推測で語れる段階ではない。続報を待つしかない。ここは期待しすぎず、発表を待つのが正解だ。
なぜClear River Gamesが関わる?『天地創造』に続くSFC名作復活の流れ
今回の協力に名を連ねているClear River Gamesは、スウェーデンを拠点とするパブリッシャーで、レトロタイトルの現行機復活を立て続けに手がけている会社だ。
記憶に新しいのが『天地創造』の復活である。1995年発売のSFC用アクションRPGが31年ぶりに移植されることが2026年8月に発表され、9月には発売日が2027年1月14日に確定した。クインテットの主要スタッフや、原作でキャラクターデザインを務めた藤原カムイ氏まで参加する本格的な内容で、レトロRPGファンを大きく沸かせた案件だ。
その流れのすぐあとに、今度はタイトーの『エストポリス伝記』が来た。SFC後期の「泣けるRPG」枠を代表する2タイトルが、ほぼ連続で現行機に戻ってくることになる。2027年はちょっと異常な年になりそうだ。
ただし体制は『天地創造』とは違う。今回の発売元はあくまで株式会社タイトーで、Clear River Gamesはネバーランドカンパニーとともに「協力」の立場だ。海外パブリッシャー主導の復刻ではなく、権利元のタイトー自身が旗を振っている案件だという点は押さえておきたい。
タイトーは「コンソールアーカイブス」シリーズでも旧作の現行機展開を進めており、レトロIPの掘り起こしに本腰を入れている。エストポリスがそこに乗ったと考えると、今回の発表は単発の思いつきではなく、ちゃんと線でつながった動きに見えてくる。
日本語・英語以外の対応言語は?版ごとの違いを整理
対応言語は版ごとに異なる。ここは輸入版を検討している人には地味に重要なポイントだ。
| 版 | 対応言語 |
|---|---|
| 日本版 | 日本語・英語 |
| アジア版 | 日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字/繁体字) |
| 欧米版 | 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語 |
| Steam版 | 全言語対応 |
注目したいのは、どの版にも日本語が入っていることだ。欧米版を輸入しても日本語で遊べる。海外版限定のパッケージが出た場合でも、言語の心配をしなくていいのは大きい。
そしてSteam版は全言語対応。1本で全部入るので、言語切り替えで遊びたい人や、海外の友人と同じ画面を見たい人にはSteam版が最適解になる。英語版タイトルは『Lufia I & II The Sinistrals Saga』で、海外では「Lufia」名義で長年親しまれてきたシリーズだ。
Steam Deckに入れて寝る前に1時間だけ……という遊び方を想定しているわたしとしては、ここはもうSteam版一択かなと思っている。まあ、Switch 2版の携帯モードも捨てがたいのだけど。
まとめ|『エストポリス伝記 I&II』の現時点での確定情報
『エストポリス伝記 I&II』は2027年発売予定。対応機種はNintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam)の4プラットフォームで、発売元は株式会社タイトー、協力にネバーランドカンパニーとClear River Gamesが入る。
収録されるのは1993年6月の『エストポリス伝記』と1995年2月の『エストポリス伝記II』の2本。ドット絵は維持したまま、シナリオを全面漢字化し、遊びやすさのための機能追加が行われる。漢字化にはシリーズ企画者の宮田正英氏が携わり、全会話を読み直したうえで作業したとコメントしている。
一方で未発表なのが、発売月日・価格・CERO区分・追加機能の具体的な中身・PS4/Xbox対応の有無・パッケージ版の有無だ。2026年9月21日時点で確定しているのはここまで。予約が始まる段階ではない。
価格も日付も出ていない段階での発表だが、この案件の評価は「漢字化を企画者本人がやった」の一点でほぼ決まっている。ドット絵を守りつつ、当時ひらがなに潰されていたテキストの情報量を取り戻す——復刻としてこれ以上に的を射た改修はそうない。SFC後期の泣けるRPGを、今の目で読み直せるということだ。
2027年は『天地創造』と『エストポリス伝記』が並ぶ年になる。積みゲー消化、間に合う気がしない。
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小田のっこ
















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