Read this article in English →
NARUTOのゲームで「ナルトの世界そのものを味わえる一本」を選ぶなら、答えはXbox 360専用「Naruto: Rise of a Ninja」だ。木ノ葉隠れの里を自分の足で歩き、屋根を伝って駆け抜け、里の住民から依頼を受ける——この体験を最初に、そして最も濃く実現したのはこの一本である。日本では発売されなかったが、ファンが泣くのはバトルの派手さではなく「木ノ葉に住めること」だという事実を、20年近く前にすでに証明していた。
だからこの記事の採点軸は、格闘ゲームとしての強さを最優先にしていない。木ノ葉実現度・Naruto世界への愛・原作追体験・バトル爽快感の4軸で100点満点採点し、前の2軸——つまり「世界がどれだけ本物か」「作り手のナルト愛がどれだけ滲んでいるか」を重く見る構成にした。バトルの完成度だけで並べたランキングは、正直もう他所にいくらでもある。
とはいえ現実的な話もしておく。1位のRise of a Ninjaは日本未発売のXbox 360専用作で、遊ぶには実機と海外版ソフトが必要だ。今から1本目を買うなら、現行機で買える第2位「ナルティメットストーム4 ROAD TO BORUTO」か第3位「ナルティメットストームコネクションズ」で間違いない。この記事はその両方に答えを出す。
オレは2007年当時、この海外オンリーの怪作を買うために秋葉原のメッセサンオー カオス館まで出向いた人間だ。英語パッケージを棚から抜いたときの手の震えも、木ノ葉の里に降り立った瞬間に出た声も、まだ覚えている。その話も第1位の項で書く。
採点は「どれが偉いか」を決めるためのものじゃない。木ノ葉という土地に住みたいのか、原作の名場面を自分の手で動かしたいのか、それとも格闘ゲームとして殴り合いたいのか。自分の物差しに合う軸のスコアだけ見てくれればいい。
NARUTOおすすめゲーム全7作 採点比較一覧|「世界への愛」で並べ替えた
4つの観点で各作品を100点満点で採点した。「木ノ葉実現度」は里や世界をどれだけ歩き回れるか、「Naruto世界への愛」はキャラの日常・小ネタ・空気感の作り込み、「原作追体験」は原作・アニメの物語をどれだけ忠実に辿れるか、「バトル爽快感」は対戦アクションとしての手触りを指す。前2軸を重視したので、一般的な人気順とは順位が入れ替わっている。
| タイトル | 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 Naruto: Rise of a Ninja(Xbox 360/日本未発売) | 100 | 98 | 82 | 75 |
| 2位 ナルティメットストーム4 ROAD TO BORUTO | 70 | 88 | 98 | 95 |
| 3位 ナルティメットストームコネクションズ | 66 | 86 | 95 | 92 |
| 4位 ナルティメットストーム2 | 62 | 84 | 93 | 90 |
| 5位 NARUTO TO BORUTO シノビストライカー | 80 | 82 | 55 | 80 |
| 6位 激闘忍者大戦!4 | 40 | 70 | 85 | 94 |
| 7位 ナルティメットヒーロー3 | 45 | 76 | 84 | 82 |
注目してほしいのは、1位と2位の差がわずか4点しかないことだ。木ノ葉という土地への愛で選べば1位、原作の名場面を動かす快感で選べば2位——ここは価値観で正解が変わる。逆に「バトル爽快感」だけを縦に見ると、6位の激闘忍者大戦!4が94点で上位に食い込む。格闘ゲームとして遊びたいなら、順位は無視してそこを見てほしい。
【第1位】Naruto: Rise of a Ninja(Xbox 360)|ファン感涙の木ノ葉実現度、バトルではなく”世界への愛”で頂点
| 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 100 | 98 | 82 | 75 | 355 |
「Naruto: Rise of a Ninja」は2007年10月30日に北米、11月1日にオーストラリア、11月2日に欧州で発売されたXbox 360専用タイトルだ。日本では発売されていない。開発はUbisoft Montreal、発売はUbisoft。ナルトのゲームが日本以外の企業によって開発された初のケースであり、英語吹替版のアニメを前提に作られている。Metacriticのスコアは78/100で、好意的な評価を得た作品だ。
なぜ木ノ葉実現度が100点なのか
理由はひとつ。この作品では木ノ葉隠れの里を3Dアクションアドベンチャーとして探索できる。屋根を伝って里を駆け抜け、チェックポイントを通過していくレース、住民から受けるお使い、そして戦闘になると2D格闘に切り替わる——このハイブリッド構造は、当時のキャラゲーとして明確に異質だった。ナルティメット系が「原作の名場面を動かす」方向に進化したのに対し、こちらは「原作の世界に住む」方向へ振り切っていたのだ。
そして、ここが本作を1位にした核心だ。ファンが感涙するのはバトルの派手さではない。ナルトとして木ノ葉の路地を走り、屋根から里を見下ろし、通りかかった住民に冷たい目で見られる——アニメを観ていた人間が「あの里に自分がいる」と錯覚する瞬間にこそ、涙が出る。Ubisoft Montrealが作ったこのゲームは、忍術の演出やコンボの気持ちよさでナルトを語ろうとせず、木ノ葉という土地とそこに生きる人々への愛だけで勝負している。バトル爽快感は75点にとどまるが、それでも総得点で頂点に立つのはそういう理屈だ。
メッセサンオー カオス館まで買いに行った話
で、ここからは完全にオレの私事だ。2007年当時、ナルトのオープンな里探索ゲームが海外版だけで出るという情報が回ってきた。日本語版の発売予定はない。Xbox 360派だったオレは、その週末に秋葉原へ出た。向かったのはメッセサンオー カオス館——輸入ゲーム専門の、あの独特の匂いがする店だ。国内では箱すら見かけないタイトルが、平然と棚に並んでいる場所だった。
棚から英語パッケージの「Naruto: Rise of a Ninja」を抜いたとき、正直ちょっと手が震えた。ナルトなのに全部英語。Narutoの声が知らないおじさん……いや、知らない少年の声。それでも木ノ葉の里に降り立った瞬間、「これだよ」と声が出た。そのカオス館は2010年5月31日に旧店舗を閉め、同年6月7日にメッセサンオー本店2階へ移転。さらにメッセサンオー自体が2012年1月16日にトレーダーへ吸収合併され、メッセサンオーの看板はもう秋葉原にない。今でも秋葉原には週1で行くが、あの棚の前に立った日のことは忘れられない。
なお本作は発売後、Ubisoftから日本語音声を選べるようにする無料ダウンロード(約60MB)が配信された。海外版でも日本語ボイスで遊ぶ道は用意されていたわけだ。そして翌2008年には続編「Naruto: The Broken Bond」が発売されている。あの里をもう一度歩きたくて、オレは続編もカオス館の棚で探した。
- 木ノ葉の里を探索する3Dアクションアドベンチャー+2D格闘というシリーズ唯一の構造
- バトルの派手さではなく「木ノ葉に住む」体験で勝負した、愛の濃さが別格の一本
- Metacritic 78/100、ナルト初の非日本企業(Ubisoft Montreal)開発作品/無料DLで日本語音声に切替可(約60MB)
- 日本未発売のXbox 360専用作品で、入手は海外版の中古が前提
- Xbox One/Xbox Series X|Sの後方互換に対応していないため、遊ぶにはXbox 360実機が必要
【第2位】NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4 ROAD TO BORUTO|原作追体験の到達点
| 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 70 | 88 | 98 | 95 | 351 |
「NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4」は2016年2月4日にPlayStation 4向けとして発売された、ナルティメットストームシリーズの完結作だ。開発はサイバーコネクトツー、発売はバンダイナムコエンターテインメント。PlayStation 4のほか、Xbox One、Windows(PC)でも展開されている。第四次忍界大戦の決着までを描き切った、シリーズの総決算である。
この作品の評価は数字にも出ている。バンダイナムコエンターテインメントの発表によると、本作の初回出荷本数は世界累計130万本を突破した(2016年2月8日時点)。さらに追加ストーリー「ROAD TO BORUTO」を含めた累計出荷本数は、2022年12月時点で1188万本に達している。現行機で買える1本目としては、この作品が最適解だ。
原作追体験98点の理由
ストーム4のバトルシステムは、リーダーを交代させながら3人で戦う連携バトルを軸に、装備破壊による攻防ステータスの変動、地形や属性による忍術の相性、複数キャラによる連携奥義、ストームゲージを溜めて発動するチームの覚醒同調——と、原作の「連携」という概念をそのまま遊びに変換している。カカシと二人でコンビ技を撃つあの瞬間、コントローラーを握る手に変な力が入るはずだ。
そしてボス戦だ。アニメの名場面がQTE(クイックタイムイベント)込みの巨大スケールで再構成されており、「観る」ではなく「動かす」で通過できる。オレはこれまでナルト系のゲームをPS2の時代から追ってきたが、原作の最終局面を自分の手で殴り合える作品はこれ以外にない。木ノ葉実現度が70点なのは、里を歩く体験が第1位ほど徹底していないからであって、物語の再現という一点では本作が頂点だ。
今から買うなら「ROAD TO BORUTO」版を選べ
重要なのはここだ。現在この作品を買うなら、追加要素をまとめた「ROAD TO BORUTO」版を選ぶべきだ。PlayStation 4向けの「ROAD TO BORUTO」は2017年2月2日に発売され、劇場版『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』を軸にした新章が追加されている。さらにNintendo Switch版の「ROAD TO BORUTO」が2020年4月23日に発売されており、こちらは携帯モードで布団の中から第四次忍界大戦をやれる。バツ2で夜が静かなオレにはこれが効いた。
- 第四次忍界大戦の決着までを1本で追体験できるシリーズ完結作
- ROAD TO BORUTO含む累計出荷1188万本(2022年12月時点)という実績
- PS4・Xbox One・PC・Switch(ROAD TO BORUTO版)と選択肢が広く、1本目に最適
- 物語が原作終盤前提なので、未読・未視聴だとネタバレを踏む
- 無印版とROAD TO BORUTO版が併売されており、買い間違えに注意
【第3位】NARUTO X BORUTO ナルティメットストームコネクションズ|130名というシリーズ最多の物量
| 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 66 | 86 | 95 | 92 | 339 |
「NARUTO X BORUTO ナルティメットストームコネクションズ」は2023年11月16日発売。アニメ『NARUTO -ナルト-』20周年記念作品として作られた、シリーズの最新作だ。開発はサイバーコネクトツー、発売はバンダイナムコエンターテインメント。対応機種はPlayStation 5、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox Oneと現行機をほぼ網羅しており、通常版の価格は7,600円(税別)、デラックスエディションが9,800円(税別)、サウンドアルティメットエディションが11,500円(税別)となっている。
「今どの機種を持っているか」で悩まないのが最大の強み
ストーム4はPS4世代の作品だが、コネクションズはPS5とXbox Series X|Sにネイティブ対応している。加えてプレイアブルキャラクターはシリーズ最多の130名。歴代シリーズの物語を再構築して収録しており、さらにナルトとサスケの新たな闘いを描くスペシャルストーリーが用意されている。「ナルト系のゲームを一本だけ買って長く遊びたい」という人には、最も合理的な選択だ。
初心者への配慮も明確だ。本作では操作モード「シンプル」が追加されており、コマンドを覚える前に忍術と奥義の気持ちよさだけを味わえる。ナルティメット系は歴代通してボタン数が少ない設計だが、それでも空中コンボや置き忍術のタイミングは慣れが要る。息子さん・娘さんと一緒にやるなら、このモードは素直にありがたいはずだ。
- プレイアブル130名というシリーズ最多のキャラクター数
- PS5・PS4・Switch・Xbox Series X|S・Xbox Oneに対応(通常版7,600円/税別)
- 操作モード「シンプル」搭載で、初心者・親子プレイに強い
- 歴代の物語を再構築して収録する構成のため、1作分の物語密度ではストーム4に譲る
- エディションが3種類あり、収録内容と価格差を確認してから買う必要がある
【第4位】NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム2|疾風伝の「あの戦い」を動かせる一本
| 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 62 | 84 | 93 | 90 | 329 |
「NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム2」は2010年10月21日、PlayStation 3とXbox 360向けに発売された。開発はサイバーコネクトツー。疾風伝の序盤から”暁”との激闘までを描く一作で、ナルティメットストームシリーズがボス演出という武器を完全に手に入れた作品だ。
この作品を今から遊ぶ方法は明確にある。Nintendo Switch向けの「NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム トリロジー」が2018年4月26日に6,800円+税で発売されており、ここに「ナルティメットストーム」「ナルティメットストーム2」「ナルティメットストーム3」の3作が収録されている。ナルトの少年時代から忍界大戦の勃発までをこの1本で追える構成だ。2作目単体を探すより、トリロジーを買うほうが圧倒的に早い。
オレは当時Xbox 360版で遊んだが、あの巨大なボス戦の画面を初めて見たときの「これ本当に家庭用機で動いてるのか」という感覚は今でも覚えている。ドリキャスでアニメ調の3Dに驚いていた人間が、10年後にここまで連れてこられたわけだ。
- 疾風伝序盤〜”暁”との激闘を濃密に追える物語構成
- Switch「ナルティメットストーム トリロジー」(2018年4月26日/6,800円+税)に収録済み
- トリロジーならストーム1・2・3を一気に遊べてコスパが高い
- PS3/Xbox 360版は旧世代機専用で、単体を今から探すのは非効率
- 対戦の駆け引きとやり込み要素はストーム4・コネクションズに劣る
【第5位】NARUTO TO BORUTO シノビストライカー|自分の忍を作って木ノ葉に”住む”もう一つの答え
| 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 80 | 82 | 55 | 80 | 297 |
「NARUTO TO BORUTO シノビストライカー」は2018年8月30日にPlayStation 4向けとして発売された。ジャンルは公式表記で「オンラインアクロバティック忍者対戦アクション」、開発はソレイユ、発売はバンダイナムコエンターテインメント。パッケージ通常版の価格は7,200円+税だ。Xbox One版・PC(Steam)版も展開されている。
本作の肝は、既存キャラを操作するのではなく自分のアバターを作ることだ。豊富なアバターパーツを組み合わせてオリジナルの忍を仕立て、オンラインで戦う。プレイ人数は1人(オンライン時は1〜8人)で、PlayStation 4版のオンラインプレイにはインターネット環境とPlayStation Plusへの加入が必須となる。壁を走り、鉤縄で跳び回るあの立体機動は、ナルト系ゲームの中でも独特の手触りだ。
木ノ葉実現度80点をつけたのは、この作品が第1位と同じ欲望に応えているからだ。「ナルトの世界の住人になりたい」——アバターを作ってオンラインロビーに立つという形で、シノビストライカーはその願いを別のやり方で叶えている。原作追体験が55点と低いのは物語を追う設計ではないからで、欠点というより性質の違いだ。
- アバターパーツを組み合わせて自分だけの忍を作れる唯一のシリーズ作
- オンライン時は最大8人が入り乱れる立体機動バトル
- PS4のほかXbox One・PC(Steam)でも展開
- オンライン専用のため、原作をソロで追体験したい人には不向き
- PS4でのオンラインプレイにはインターネット環境とPlayStation Plus加入が必須
【第6位】NARUTO -ナルト- 激闘忍者大戦!4|GCコンで殴り合う、対戦格闘としての最高到達点
| 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 40 | 70 | 85 | 94 | 289 |
「NARUTO -ナルト- 激闘忍者大戦!4」は2005年11月21日、ニンテンドーゲームキューブ向けに発売された。開発はエイティング、発売はトミー。ゲームキューブ版「激闘忍者大戦!」シリーズの最終作であり、原作のサスケ奪還編までを収録している。30体以上のキャラクターが登場し、1対1だけでなく最大4人同時対戦にも対応する。
ナルティメット系が「原作の再現装置」なら、こちらは純粋な対戦格闘だ。ガード、投げ、空中コンボ、そして特定キャラの組み合わせで発動する合体技——格闘ゲームとしての骨格がしっかり組まれており、20年前のソフトなのに今でも成立する。スケボー仲間の家に持ち込んで4人でやったとき、全員が「これ格ゲーとしてちゃんと強い」と言い出した。あれは狙ってやっていた設計だと思う。
この記事の採点軸だと木ノ葉実現度40点で総合6位になるが、バトル爽快感は全7作中で最高の94点だ。「世界に住みたい」ではなく「友達を殴りたい」なら、迷わずこれを選んでいい。ちなみに海外ではWii向けに「Revolution」が展開されたが、これは海外のみのリリースだった。日本のプレイヤーにとって激闘忍者大戦!シリーズの最終到達点は、今でもこの4作目のままだ。
- バトル爽快感94点=全7作中トップの対戦格闘としての完成度
- 最大4人同時対戦に対応、宅飲みパーティー用途で今でも通用する
- ゲームキューブ版シリーズの最終作=シリーズの集大成
- ゲームキューブ専用で現行機への移植がなく、遊ぶには実機かWii(GC互換モデル)が必要
- 収録範囲がサスケ奪還編まで=疾風伝以降のキャラは出ない
【第7位】NARUTO -ナルト- ナルティメットヒーロー3|PS2時代の原作第一部・完全版
| 木ノ葉実現度 | Naruto世界への愛 | 原作追体験 | バトル爽快感 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 45 | 76 | 84 | 82 | 287 |
「NARUTO -ナルト- ナルティメットヒーロー3」は2005年12月22日、PlayStation 2向けに発売された。開発はサイバーコネクトツー、発売はバンダイナムコゲームス。シリーズ第1作「ナルティメットヒーロー」(2003年10月23日/PS2)から数えて3作目にあたり、収録キャラクターは約42体。ストーリーモードでは原作第一部の主要な戦いを追体験できる構成になっている。
今のナルティメットストーム系の「派手さ」に慣れた目で見ると、ヒーロー3のバトルは驚くほど素直だ。2.5D寄りの間合い管理、忍具の投げ合い、そして奥義発動時のボタン連打。この連打があの時代の熱だった。原作第一部で止まっているからこそ、中忍試験編や木ノ葉崩しの空気が濃い一本でもある。オレはこれをPS2の時代に一番遊んだナルトゲーとして挙げる。総得点は最下位だが、それは20年前の設計が今の基準で測られているからに過ぎない。
- 約42体を収録し、原作第一部の主要な戦いを追体験できる
- 奥義の連打勝負など、PS2時代のナルティメット特有の熱がそのまま残る
- 中忍試験編〜木ノ葉崩しの空気が濃く、第一部好きに刺さる
- PlayStation 2専用で現行機への移植がなく、実機と中古ソフトが必要
- 疾風伝以降の展開・キャラは収録されていない
NARUTO名作ゲーム7本は現行機で遊べるか?プラットフォーム別完全ガイド
本記事で紹介した7本のうち、4本が現行機で遊べる。第1位のNaruto: Rise of a Ninjaを含む3本(Rise of a Ninja/激闘忍者大戦!4/ナルティメットヒーロー3)は移植・後方互換がなく、当時の実機が必要だ。
① サブスクリプション・無料で遊べるタイトル
本記事の7作について、調査時点(2026年9月)でサブスクリプションサービスでの配信は確認できなかった。ナルト系ゲームは基本的に単体購入と考えてよい。ただしサブスクのラインナップは入れ替わるため、加入者は各サービス内で「NARUTO」で検索してみてほしい。
| タイトル | サブスク配信状況(2026年9月時点) |
|---|---|
| 本記事の全7作 | 確認できず(単体購入が基本) |
② 単体購入で遊べるタイトル
現行機で今すぐ買えるのはこの4本だ。特にストーム4 ROAD TO BORUTOとコネクションズは、現行機ネイティブ対応なので迷う要素がない。
| タイトル | 対応機種 | 備考 |
|---|---|---|
| ナルティメットストーム4 ROAD TO BORUTO | PS4/Xbox One/PC/Switch | Switch版は2020年4月23日発売 |
| ナルティメットストームコネクションズ | PS5/PS4/Switch/Xbox Series X|S/Xbox One | 通常版7,600円(税別) |
| ナルティメットストーム トリロジー | Switch | 6,800円+税/ストーム1・2・3収録 |
| シノビストライカー | PS4/Xbox One/PC(Steam) | オンライン専用・PS4版はPS Plus必須 |
③ リマスター・リメイク版で遊べるタイトル
旧世代機のナルティメットストームシリーズは、移植・再構築という形で現行機に残っている。ここが今のナルトゲー環境で一番ありがたいポイントだ。
| 原作タイトル | 今遊べる形 | 機種 |
|---|---|---|
| ナルティメットストーム2(PS3/Xbox 360) | ナルティメットストーム トリロジー(2018年4月26日) | Switch |
| 歴代ナルティメットストームシリーズの物語 | ナルティメットストームコネクションズ(再構築収録・130名) | PS5/PS4/Switch/Xbox |
④ 現行機では入手困難なタイトル
問題はこの3本だ。いずれも移植がなく、当時の実機とソフトを揃えるしかない。1位のRise of a Ninjaがここに入ってしまうのがこの記事の泣きどころでもある。代わりになるタイトルも併記しておく。
| タイトル | 必要な環境 | 代替タイトル |
|---|---|---|
| Naruto: Rise of a Ninja(日本未発売・第1位) | Xbox 360実機+海外版ソフト(後方互換非対応) | 続編Naruto: The Broken Bond(2008/同じくXbox 360)/自分の忍で里に住むならシノビストライカー |
| 激闘忍者大戦!4 | ゲームキューブ実機(またはGC互換のWii) | 対戦目的ならコネクションズ |
| ナルティメットヒーロー3 | PlayStation 2実機 | 第一部の追体験ならトリロジー収録のストーム1 |
結論としては、これから1本目を買う人は現行機で買える4本から選ぶべきだ。逆に「もう一通り遊んだ」という人にとっては、残る3本こそが掘る価値のある山になる。特に第1位のRise of a Ninjaは日本の中古市場に出てくる数が限られるため、見つけたら押さえておく判断でいいと思う。
NARUTOおすすめゲームランキングまとめ|結局どれを買うべきか
最後に結論を再掲する。第1位「Naruto: Rise of a Ninja」(2007年10月30日北米発売/Xbox 360専用/日本未発売/開発Ubisoft Montreal・発売Ubisoft/Metacritic 78/無料DLで日本語音声対応)は、バトルの完成度で選ばれた1位ではない。木ノ葉隠れの里を自分の足で歩けるという体験——つまりナルトの世界そのものへの愛の濃さで頂点に立った一本だ。ファンが感涙するのは奥義の派手さではなく、あの里に自分がいるという事実のほうだという話である。
ただし入手難度は高い。現行機で買える現実的な1本目は第2位「NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4 ROAD TO BORUTO」(2016年2月4日発売/開発サイバーコネクトツー/PS4・Xbox One・PC、ROAD TO BORUTO版のSwitchは2020年4月23日/累計1188万本)と第3位「NARUTO X BORUTO ナルティメットストームコネクションズ」(2023年11月16日発売/通常版7,600円・税別/PS5・PS4・Switch・Xbox Series X|S・Xbox One/プレイアブル130名)だ。
疾風伝の”暁”編を濃く味わうなら第4位「ナルティメットストーム2」(2010年10月21日/Switchのトリロジー6,800円+税に収録)、自分の忍を作って里に住みたいなら第5位「シノビストライカー」(2018年8月30日/7,200円+税/オンライン専用)、格闘ゲームとして殴り合いたいなら第6位「激闘忍者大戦!4」(2005年11月21日/ゲームキューブ/開発エイティング・発売トミー/バトル爽快感94点で全作トップ)、原作第一部の空気に浸りたいなら第7位「ナルティメットヒーロー3」(2005年12月22日/PS2/約42体収録)。順位は「世界への愛」基準の結果であって、あなたの目的が違うなら遠慮なく下位から選んでほしい。
スポットギークス編集部の結論は明快だ。NARUTOのゲームを「バトルの出来」で並べると必ずナルティメットストーム系が上に来る。だが20年以上シリーズを追ってきた立場で言わせてもらえば、ファンの記憶に一番長く残るのは木ノ葉の里を歩いた時間だ。だからこの記事は第1位にNaruto: Rise of a Ninjaを置いた。日本未発売、Xbox 360専用、後方互換なし——条件はすべて最悪だ。それでも「あの里に住めた」という一点で、この作品は今も勝っている。
……海外版の箱を抱えて秋葉原から帰る電車のあの高揚感を一度でも味わうと、人はまた輸入ゲームの棚を覗きに行くようになる。まあ、バツ2のオレが言えた義理じゃないけどな。
あわせて読みたい
スニッカー北村
















コメントを残す