ウルティマI〜IXとアンダーワールド2作がSteamに登場。各700円が11月19日まで半額の350円、11本セットは3,465円

Ultima VII: The Complete Edition(Steam)

エレクトロニック・アーツが、ウルティマのナンバリングI〜IXとウルティマ アンダーワールド1・2の計11作品を、日本時間2026年11月6日からSteamで配信している。価格は各700円(税込)で、発売記念セールとして11月19日まで半額の350円。11本をまとめたバンドルは55%オフの3,465円だ(2026年11月6日時点、Steam確認)。

対応言語は全作とも英語のみで、日本語には対応していない。それでも1981年に始まり、コンピューターRPGの原型をつくったシリーズが、1本350円で現行のWindows 10環境に並んだ意味は大きい。ファミコンで恐怖のエクソダスや聖者への道を遊んだ世代なら、名前を見ただけで指が動くはずだ。

今回のウルティマはEAが同時に放流したクラシック25本の一部で、Wing CommanderやRoad Rashも同じタイミングで配信が始まった。11本の中身と価格、日本語の有無と動作環境、そしてどれから手を付けるべきかを整理する。

価格とセール期限はSteamの表示に基づく。Steamの英語表記では「11月19日まで」だが、日本の報道では11月20日までと案内されており、日本時間では20日の未明に終わる計算になる。ギリギリを狙わず19日中に買っておくのが安全だ。

Ultima VII: The Complete Edition(2)
画像:Steam ©Electronic Arts Inc.

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Steamに並んだウルティマ11作品の内訳は?発売年と収録内容

配信されたのはナンバリング9本と、一人称3DダンジョンRPGのアンダーワールド2本だ。開発はいずれもOrigin Systems、販売はエレクトロニック・アーツで、Steamの配信開始日は2026年11月5日(日本時間6日)と表示されている。各作品の原作発売年と収録内容を一覧にした。

タイトル(Steam表記)原作ひとこと
Ultima I: The First Age of Darkness1981年リチャード・ギャリオットの原点。宇宙船まで出てくる何でもありの1作目
Ultima II: The Revenge of the Enchantress1982年時間旅行がテーマ。地球が舞台になる異色作
Ultima III: Exodus1983年ファミコン版ウルティマ 恐怖のエクソダスの原作。パーティ制RPGの型を作った
Ultima IV: Quest of the Avatar1985年ファミコン版 聖者への道の原作。魔王を倒さず八つの徳を極める、シリーズ最高峰の評価
Ultima V: Warriors of Destiny1988年徳の強制がもたらす圧政を描く。IVの続編として重い
Ultima VI: The False Prophet1990年256色VGAと継ぎ目のない1枚マップ。敵と思っていた種族の事情を知る物語
Ultima VII: The Complete Edition1992〜93年The Black GateとPart 2のSerpent Isleを収録。生活感のあるブリタニアで評価が高い
Ultima VIII Gold Edition1994年アクション寄りに振った賛否両論作のパッチ適用版
Ultima IX: Ascension1999年フル3Dで完結したナンバリング最終作。当時は動作の重さで苦労した
Ultima Underworld 11992年一人称視点3Dダンジョンの始祖。PS版ウルティマ アンダーワールドの原作
Ultima Underworld II1993年城から8つの世界へ渡る続編。1作目より規模が大きい

Ultima VIIのSteamページにある収録説明は、本編のThe Black GateとPart 2のSerpent Isleの2本までで、追加シナリオのForge of VirtueとSilver Seedについては記載がない。過去のコレクション版では両方入っていたので入っている可能性は高いが、2026年11月6日時点で公式の明記はない。気になる人は購入後にメニューで確認してほしい。

You are the Avatar, noblest of heroes. In your day, you have beheld many wonders and proved yourself master of many dungeons. But nothing in your experience prepared you for this – the terror-filled passages of Britannia’s underworld. 引用元:Steam(Ultima Underworld 1)

アンダーワールド1の紹介文は当時のパッケージ裏そのままの熱量だ。約25マイルぶんの通路、オートマッピング、256色VGAと、1992年のスペック自慢が並ぶ。DOOM以前に自由に見回せる3Dダンジョンを作った作品で、後のSystem ShockやDeus Exの系譜につながる。350円でこの歴史に触れられるのは素直にありがたい。

ウルティマのSteam版はいくら?単品700円、セール350円、バンドル3,465円

単品は各700円(税込)で、発売記念セール中は50%オフの350円だ。11本すべてを含むバンドルは通常7,700円のところ55%オフの3,465円で、単品を11本セールで買うより385円安い。セールの終了はSteamの英語表記で11月19日、日本の報道では11月20日までとされている。

EAの発表によると、同じ11本はGOGとEA appでも配信されている。ただし日本円の価格と割引率はストアごとに異なるため、本記事ではSteamの価格だけを確認済みの数字として扱う。Steam以外で買うなら、各ストアの表示を見てから決めてほしい。

買い方通常価格セール価格
単品(11作品とも共通)700円350円(50%オフ)
単品11本をセール中に揃える7,700円3,850円
Ultimaバンドル(11本)7,700円3,465円(55%オフ)

ウルティマのSteam版は日本語に対応している?動作環境と注意点

日本語には対応していない。Steamの対応言語はインターフェース、音声、字幕とも英語のみで、11本すべて共通だ。動作環境はWindows 10、1.8GHzのCPU、メモリ2GB、DirectX 9.0c対応GPU、空き容量2GBと軽く、最小と推奨が同じ数字になっている。

注意したいのは、Steamで買ってもEAアカウントとの連携と利用規約への同意が求められる点だ。初回起動時にEAのログインを挟むので、EA appのアカウントを持っていない人は先に作っておくと止まらずに済む。コントローラー対応やDOSBoxの有無についてはSteamページに記載がなく、2026年11月6日時点では確認できていない。

英語についてはシリーズごとに重さが違う。IVやVは街の住人との会話で単語を打ち込む方式なので、ある程度の読み書きが要る。VIIやアンダーワールドはマウス操作が中心で、画面を見ながら進めれば何とかなる。ファミコン版の記憶がある人なら、IIIとIVは地形と展開を体が覚えているはずだ。

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同時配信されたEAクラシック25本とは?復刻されたのはWing CommanderとRoad Rash

今回のウルティマは、EAが11月5日にSteam、GOG、EA appへ一斉に出したクラシック25本の一部だ。内訳はウルティマ11本のほか、Wing Commanderシリーズ8本、Road Rash、Strike Commander、Crusader: No RemorseとNo Regret、Theme Hospitalなどで、こちらも11月19日まで50%オフになっている。

25本のうち7本は「Anniversary Edition」として手が入った復刻版だ。Road Rash: 30th Anniversary Editionは当時の楽曲を再許諾し、実写ムービーを原盤から修復して60fpsとコントローラーに対応した。Wing Commander III・IVはムービー数百カットをマスターテープから直し、ワイド画面に対応している。コミュニティ製パッチを公式版に取り込んだ例もある。

一方でウルティマ11本はこの7本に入っていない。つまり今回のウルティマは、現行PCで動くように調整した「そのまま版」であって、画質や操作を作り直した復刻版ではないと見るのが妥当だ。350円という価格もそれを裏付けている。期待値はそこに合わせておこう。

ファミコン世代はウルティマをどれから遊ぶべきか?

日本でウルティマといえば、ポニーキャニオンがファミコンに移植した恐怖のエクソダス(1987年10月9日、5,900円)と聖者への道(1989年9月20日、5,900円)、そしてEAがPS向けに日本語で再構築したウルティマ アンダーワールド(1997年3月14日)の3本が入口だった。パソコン版の原作に触れた人は、当時は多くなかったはずだ。

スポットギークス編集部の見立てでは、入口は3通りある。ファミコン版の記憶で進みたいならIII(Exodus)かIV。英語の会話入力を避けてRPGの進化を味わうならVII: The Complete Edition。ダンジョンを歩き回る体験が欲しいならアンダーワールド1だ。逆にIとIIは資料として買う覚悟がないと厳しい。秋葉原で中古のファミコン版 聖者への道を見かけるたびに手が止まるオレとしては、まずIVを350円で押さえるのが一番安い供養だと思っている。

良い点は、11本が1本350円、まとめて3,465円という価格と、ようやく正規の現行PC版が買えるようになったことだ。気になる点は、日本語非対応、EAアカウント連携の手間、そして復刻版ではないので画面や操作は当時のままという3つ。この条件を飲めるなら、セール期間中に買う価値は十分にある。

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ウルティマ11作品のSteam配信まとめ

エレクトロニック・アーツはウルティマI〜IX、アンダーワールド1・2の11本を日本時間2026年11月6日からSteamで配信し、GOGとEA appでも販売している。単品は各700円で11月19日まで350円、11本バンドルは3,465円。対応言語は英語のみで、動作環境はWindows 10とメモリ2GBと軽い。EAクラシック25本の同時配信の一環で、復刻版として手が入ったのはWing CommanderとRoad Rashなどの7本、ウルティマは当時のままの移植だ。

SPOTGEEKS VERDICT

英語のままとはいえ、コンピューターRPGの教科書が1本350円で手に入る機会は二度と来ないかもしれない。IVとVII、アンダーワールド1の3本だけでも1,050円。ファミコン版で止まっていた人ほど、原作の深さに驚くはずだ。

迷ったらバンドル3,465円。19日を過ぎると倍になる。

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アイキャッチ・本文の画像はSteamの公式ページより。©Electronic Arts Inc.

WRITER スニッカー北村

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